ゴールドリヴァー
ゴールドリヴァー(欧字名:Gold River、1977年 - 1986年)はフランスの競走馬、繁殖牝馬。1981年の凱旋門賞などに勝利した。同年のフランス最優秀古牝馬に選出された。
ゴールドリヴァー | |
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欧字表記 | Gold River |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牝 |
毛色 | 栗毛 |
生誕 | 1977年1月11日 |
死没 | 1986年 |
父 | Riverman |
母 | Glaneuse |
母の父 | Snob |
生国 | フランス |
生産者 | Jacques G. Wertheimer |
馬主 | Jacques G. Wertheimer |
調教師 | Alec Head(フランス) |
競走成績 | |
生涯成績 | 14戦7勝 |
獲得賞金 | 3,441,000フラン |
経歴
編集オーナーブリーダーのジャック・ヴェルテメールによって生産された。3歳の5月にデビューし、年末のロワイヤルオーク賞でG1競走初勝利をあげると、年をまたいでジャンプラ賞(現在のヴィコンテッス・ヴィジェ賞)、カドラン賞と3000メートル超の重賞を3連勝した。その後のサンクルー大賞、フォワ賞では5着、3着に敗れたが、凱旋門賞では他の23頭を退けて勝利した。連覇を狙ったロワイヤルオーク賞で3着に敗れ、引退した。
繁殖成績
編集引退後はアメリカ合衆国ケンタッキー州レキシントンのハグヤードファームで繁殖牝馬となった。初年度から重賞勝ち馬を出すなど期待されていたが、1986年に9歳で死亡した。シェルシュールドールはG3競走のリス賞に勝利、西山牧場によって輸入され日本で種牡馬となった。リヴィエルドールはG1競走のサンタラリ賞に勝ち、ゴールドスプラッシュ(コロネーションステークス、マルセルブサック賞)などを産み、孫の世代にもゴルディコヴァ(ブリーダーズカップ・マイル3連覇)を出した。
産駒には金や川の意味を持つ名が付けられている。シェルシュールドールは「金の探索者」、リヴィエルドールは「金の川」、リヴィエルダルジャンは「銀の川」など。
- シェルシュールドール Chercheur d'Or(父Northern Dancer、リス賞 (G3) )
- Rivière d'Argent(父Nijinsky II、繁殖牝馬)
- Rivière d'Or(父Lyphard、サンタラリ賞 (G1) )
- Goldneyev(父Nureyev、ヤコウレフ賞 (LR) )
血統表
編集ゴールドリヴァー (Gold River)の血統(リヴァーマン系 / Nasrullah 3×5=15.63%、Nearco 4×5=9.38%、Djebel 4×5=9.38%、Prince Rose 5×5=6.25%) | (血統表の出典) | |||
父 Riverman 1969 鹿毛 |
父の父 Never Bend1960 鹿毛 |
Nasrullah | Nearco | |
Mumtaz Begum | ||||
Lalun | Djeddah | |||
Be Faithful | ||||
父の母 River Lady1963 鹿毛 |
Prince John | Princequillo | ||
Not Afraid | ||||
Nile Lily | Roman | |||
Azalea | ||||
母 Glaneuse 1966 鹿毛 |
*Snob 1959 鹿毛 |
Mourne | Vieux Manoir | |
Ballynash | ||||
Senones | Prince Bio | |||
Sif | ||||
母の母 Glamour1960 鹿毛 |
Djébé | Djebel | ||
Cathrine | ||||
Tudor Gleam | Owen Tudor | |||
Riding Rays F-No.22-d |
- 母Glaneuseは伊ジョッキークラブ大賞などに勝利している。
- 5代母Infra Redは1939年のプリンセスエリザベスステークス勝ち馬。