ジョージナ・ベイアー

ニュージーランドの政治家 (1957 - 2023)

ジョージナ・ベイアー(Georgina Beyer、1957年 - 2023年3月6日)は、ニュージーランドの元政治家。ニュージーランド労働党の一員として、1999年11月27日より、2007年2月14日までニュージーランド議会議員を務めた。ベイアーはトランスジェンダーの人として世界初の国会議員となった。

ジョージナ・ベイアー
Georgina Beyer
生年月日 1957年11月??
出生地 ニュージーランドの旗 ニュージーランドウェリントン
没年月日 2023年3月6日(2023-03-06)(65歳)
死没地 ニュージーランドの旗 ニュージーランドウェリントン
出身校 ヴィクトリア大学ウェリントン
所属政党 ニュージーランド労働党
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人物 編集

1957年にウェリントンに生まれたベイアーは、17歳のとき女性としてカミングアウトし、シドニーに出てナイトクラブに務め、売春を行い、またストリップ劇場の踊り子としても活躍した。その当時、4人の男に強姦されたという。1984年には性別適合手術を受けた。

その後、ベイアーは政治に関心を持ち、1995年にウェリントンのカータートン市 (Carterton Districtの市長選挙に当選し、2000年まで職務を務めた。トランスジェンダーとして世界初の市長となった。その後2004年、ニュージーランド国会議員在任中、1993年成立の人権法に基いて「性自認」を理由とする差別を禁止する法律の成立に貢献した。

さらに2006年7月には第1回ワールドアウトゲームズに講演者として参加し「モントリオール宣言」の成立に貢献し、さらにコペンハーゲンで開催された第2回ワールドアウトゲームズにも参加し、性自認による差別禁止や社会的受容を求めて講演した。

2023年3月6日、ウェリントンにて死去[1][2]。65歳没。

脚注 編集

  1. ^ Manson, Glenn McConnell, Piers Fuller and Bess (2023年3月6日). “Georgina Beyer, the world's first openly transgender MP and mayor, has died” (英語). Stuff. 2023年3月6日閲覧。
  2. ^ ジョージナ・ベイアー氏死去|下野新聞 SOON”. 下野新聞 SOON. 2023年3月6日閲覧。

参考文献 編集

  • "Change for the better" :The story of Georgina Beyer as told to Cathy Casey ISBN 1869413717