淀川 郁子(よどがわ いくこ、1904年 - 没年不明)は、英文学者。翻訳家

長野県長野市生まれ。1925年女子英学塾(現津田塾大学)卒業。長野県立女学校に勤め、工藤好美と知り合い、妹が工藤と結婚する。 昭和のはじめに結婚するが、1951年夫が死去し、長野女子短期大学教授を十年間務め、その間工藤との共訳を出し、89歳でジョージ・エリオットの『ダニエル・デロンダ』を完訳した[1]

翻訳

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  • 「牧師館物語」全3巻(Scenes of Clerical Life、ジョージ・エリオット、工藤好美共訳、新月社、英米名著叢書)
    『牧師館物語 1 エイモス・バートン師の不幸』 1947
    『牧師館物語 2 ギルフイル氏の恋物語』 1948
    『牧師館物語 3 ジャネットの悔悟』 1948
  • 『フロス河畔の水車場』(The Mill on the Floss、エリオット、工藤好美共訳、河出書房、世界文学全集 十九世紀篇18) 1950
  • サイラス・マーナー』(Silas Marner、エリオット、工藤好美共訳、河出書房、世界文学全集 第二期6) 1955
  • 『とばりの彼方』(The Lifted Veil、エリオット、工藤好美共訳、筑摩書房、世界文学大系85) 1965
  • ミドルマーチ』Ⅰ・Ⅱ(Middlemarch、エリオット、工藤好美共訳、講談社、世界文学全集30・31) 1975/講談社文芸文庫(全4巻)1998
  • 『ダニエル・デロンダ』(全3巻)(Daniel Deronda、ジョージ・エリオット、松籟社) 1993
  • 『ジョージ・エリオット著作集』(ジョージ・エリオット、文泉堂出版) 1994、復刻版(全5巻組)

脚注

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  1. ^ 読売新聞大阪版、1993年6月6日