金原 左門(きんばら さもん、1931年3月22日 - 2018年1月31日)は、日本の社会学者、中央大学名誉教授。日本近代政治史、文化史が専門。

金原 左門
人物情報
生誕 (1931-03-22) 1931年3月22日
日本の旗 日本静岡県浜松市
死没 2018年1月31日(2018-01-31)(86歳没)
出身校 東京教育大学
学問
研究分野 日本史(日本近代史)
研究機関 中央大学
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経歴

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1931年、静岡県浜松市で生まれた。東京教育大学文学部社会科学科で学び、1954年に卒業。同大学大学院に進学し、1960年に博士課程を単位取得退学。

1960年、東京教育大学附属高等学校教諭に就いた。1963年、中央大学法学部講師となり、後に助教授、1970年に教授昇格。2001年に中央大学を定年退職し、名誉教授となった。2018年に死去[1]

受賞・栄典

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著作

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著書
  • 『現代日本の政党』内田老鶴圃(老鶴圃新書) 1963年
  • 大正デモクラシーの社会的形成』青木書店(歴史学研究叢書) 1967年
  • 『「日本近代化」論の歴史像 その批判的検討への視点』中央大学出版部 1968年
  • 大正期の政党と国民 原敬内閣下の政治過程』塙選書 1973年
  • 『昭和への胎動』(昭和の歴史 1) 小学館 1983年
    • 小学館文庫 1988年
    • 小学館ライブラリー 1994年
  • 『地域をなぜ問いつづけるか:近代日本再構成の試み』中央大学出版部 1987年
  • 福沢諭吉福住正兄 世界と地域の視座』吉川弘文館歴史文化ライブラリー)1997年
  • 『小田原の文化をよみなおす』夢工房 1998年
  • 『「近代化」論の転回と歴史叙述 政治変動下のひとつの史学史』中央大学出版部 2000年
  • 坂口安吾三好達治 小田原時代』夢工房(小田原ライブラリー) 2001年
  • 『日本近代のサブ・リーダー 歴史をつくる闘い』日本経済評論社 2005年
  • 『相模の美酒と福澤諭吉 「近代化」のビジョンを求めて』日本経済評論社 2010年
  • 『遠野のいまと昔 もうひとつの『遠野物語』を歩いて』有志舎 2015年
共編著
  • 『近代化と人間の諸問題』堀江信男共編 中央大学出版部(UL双書)1974年
  • 『茨城の近代史』塙作楽[5]共編著 東風出版 1974年
  • 『自由と反動の潮流』(日本民衆の歴史 7) 三省堂 1975年
  • 『昭和史 国民のなかの波瀾と激動の半世紀』竹前栄治共編、有斐閣選書 1982
    • 増補版 1989年
  • 『戦後史の焦点 昭和現代のドラマの舞台裏』有斐閣選書 1985年
  • 『農民運動史』(歴史科学大系 24) 校倉書房 1991年
  • 『大正デモクラシー』(近代日本の軌跡 4) 吉川弘文館 1994年
  • 『日本議会史録』(全6巻) 内田健三古屋哲夫共編 第一法規 1991年

外部リンク

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脚注

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  1. ^ 金原左門先生(中央大学名誉教授)が亡くなられました
  2. ^ 「秋の叙勲」『読売新聞』2012年11月3日朝刊
  3. ^ 平成24年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 8 (2012年11月3日). 2013年1月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月3日閲覧。
  4. ^ 日本近代史の泰斗・金原左門先生の1周忌法要
  5. ^ 岩波書店編集者、後年は郷土史家(1913-1990)