並木 美喜雄(なみき みきお、1925年11月18日 - 2010年4月21日)は、日本の物理学者早稲田大学名誉教授東京都出身。

専門は素粒子論量子力学基礎論。確率過程を用いて場の量子論を再構築する確率過程量子化、量子力学の観測問題などを研究した。また、早稲田大学理工学部物理学科の創設にも尽力した[1][2]

略歴

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  • 1948年3月:早稲田大学理工学部電気通信学科卒業
  • 1948年:文部省特別研究生として東京大学小谷正雄研究室にて研究
  • 1952年:文部省特別研究生として大阪大学伏見康治研究室にて研究
  • 1953年:早稲田大学大学院理工学研究科博士後期課程修了
  • 1953年:早稲田大学理工学部応用物理学科助手
  • 1954年:早稲田大学理工学部応用物理学科講師
  • 1960年:東京教育大学 理学博士。 論文の題は「多体系における一体運動と核反応の光学模型」[3]
  • 1965年:早稲田大学理工学部物理学科を創設、同学科教授
  • 1967年:ニールス・ボーア研究所客員研究員(1年間)
  • 1995年:早稲田大学理工学部物理学科名誉教授

著書

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単著

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共編著

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  • 『現代物理学の基礎 量子力学I』 湯川秀樹ほか共著(岩波書店 1972年)
  • 『現代物理学の基礎 量子力学II』 位田正邦ほか共著(岩波書店 1972年)
  • 『物理学最前線10』 大槻義彦編、太田隆夫、笹川辰弥共著(共立出版 1985年)
  • 『Stochastic Quantization (Lecture Notes in Physics Monographs) 』(Springer 1992年)
  • 『Decoherence and Quantum Measurements』(World Scientific Publishing 1997年)
  • 『散乱の量子力学』 大場一郎共著(岩波書店 1997年)

監訳書

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脚注

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  1. ^ 大場一郎、日本物理學會誌 65(8), 653
  2. ^ 早稲田大学理工学術院先進理工学部物理学科・応用物理学科の歴史
  3. ^ 博士論文書誌データベースによる