佐藤誠朗

日本の歴史学者

佐藤 誠朗(さとう しげろう、昭和6年(1931年)10月3日 - 平成6年(1994年4月4日[1])は、日本歴史学者山形県出身[1]

略歴

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1954年、東京大学文学部国史学科を卒業[1]宝仙学園高校教諭を経て、山形県で公立高等学校教員となり、1962年に鶴岡南高等学校、1967年に庄内農業高等学校に赴任した[1]

1970年、新潟大学人文学部助教授に着任し、1975年に教授となった[1]幕末明治維新期の研究で知られ、遠山茂樹とともに『自由党史』(岩波文庫)の校訂を行った。また、『山形県史』・『新潟県史』をはじめとする自治体史の編纂に携わった[1]

著書

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  • 『幕末・維新の政治構造』(歴史科学叢書) 校倉書房 1980年
  • ワッパ騒動と自由民権』(校倉歴史選書) 校倉書房 1981年
  • 『近代天皇制形成期の研究 : ひとつの廃藩置県論』 三一書房 1987年
  • 『近江商人幕末・維新見聞録』 三省堂 1990年
  • 『幕末維新の民衆世界』(岩波新書) 岩波書店 1994年

参考文献

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  • 青木美智男阿部恒久編『幕末維新と民衆社会』 高志書院 1998年
  • 赤澤計眞「故 佐藤誠朗先生を偲ぶ」『新潟史学』第33号、1994年、1-2頁、ISSN 0287-4946 

脚注

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