中村佳子 (翻訳家)
来歴
編集広島県生まれ[1]。 広島大学文学部哲学科卒業[2]。 広告代理店でコピーライターやインタビュアをつとめ、結婚を機に上京[3]。 東京日仏学院でフランス語を始め、2000年に映画『サン・ピエールの生命』の原作の脚本を翻訳し、翻訳家デビュー[3]。
ミシェル・ウエルベックの作品の代表的なものを訳している。
翻訳
編集- 『サン・ピエールの生命』(マリン・サグリオ=ブラムリー、角川書店) 2000年
- 『プラットフォーム』(ミシェル・ウエルベック、角川書店) 2002年、のち河出文庫 2015年
- 『\999』(フレデリック・ベグベデ、角川書店) 2002年
- 『文学の墓場 - 20世紀文学の最終目録』(フレデリック・ベグベデ、角川書店) 2003年
- 『闘争領域の拡大』(ミシェル・ウエルベック、角川書店) 2004年、のち河出文庫 2018年
- 『ある島の可能性』(ミシェル・ウエルベック、角川書店) 2007年、のち河出文庫 2016年
- 『ベラミ』【新訳】(ギ・ド・モーパッサン、角川文庫) 2013年
- 『アドルフ』(バンジャマン・コンスタン、光文社古典新訳文庫) 2014年
- 『ゴリオ爺さん』(オノレ・ド・バルザック、光文社古典新訳文庫) 2016年
- 『2084 世界の終わり』(ブアレム・サンサル、河出書房新社) 2017年
- 『世界不死計画』(フレデリック・ベグベデ、河出書房新社) 2019年
- 『黄色い笑い / 悪意』(ピエール・マッコルラン、永田千奈共訳、国書刊行会、マッコルラン・コレクション)) 2021年
脚注
編集- ^ 検索条件 著者:中村佳子 河出書房新社
- ^ “「日仏の翻訳者を囲んで」第11回(開催日:2019年5月22日)”. www.mfj.gr.jp. 日仏会館. 2019年6月12日閲覧。
- ^ a b 『ゴリオ爺さん』の訳者・中村佳子さんに聞く 光文社古典新訳文庫編集部