ロン・ルフロア

ロン・ルフロア
*Ron LeFlore*
	タイガースでの現役時代
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	ミシガン州デトロイト
生年月日	1948年6月16日（76歳）
身長; 体重	6' 0" ＝約182.9 cm; 200 lb ＝約90.7 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	外野手
プロ入り	1973年アマチュアFA
初出場	1974年8月1日
最終出場	1982年9月3日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	選手歴デトロイト・タイガース (1974 - 1979); モントリオール・エクスポズ (1980); シカゴ・ホワイトソックス (1981 - 1982);
	この表について

ロナルド・ルフロア（Ronald LeFlore, 1948年 6月16日 - ）は、アメリカ合衆国ミシガン州デトロイト出身の元プロ野球選手（外野手）。右投右打。

従兄弟のトッド・スティーバーソン（英語版）もメジャーリーガーである。

経歴

少年時代より酒・タバコ、非行、犯罪行為を繰り返し、1970年1月には銃を携えての強盗行為で5年から15年の実刑判決を受け、ミシガン州立刑務所（英語版）に収監された。

その後は服役中、刑務所の中でレクリエーションとして行う野球でルフロアが抜群の才能を示し、所内で話題になった。そこに目をつけたのが地元のデトロイト・タイガースで、1973年6月に1日限りの特別外出許可を得て当時タイガース監督のビリー・マーティン立会いのもと、タイガー・スタジアムでトライアウト（入団テスト）を受けた^[1]。そのまま契約を結び、翌1974年にはメジャーデビューを果たした。この年は59試合で23盗塁と快足を披露した。

1976年には58盗塁（アメリカンリーグ2位）に加え、打撃でも打率.316（リーグ5位）を記録した。翌1977年には自己最高の打率.325（リーグ5位）、212安打（リーグ2位）、16本塁打を放った。1978年も198安打（リーグ2位）にいずれもリーグ1位となる68盗塁（盗塁王）と126得点を記録するなど活躍した。

さらにモントリオール・エクスポズへ移籍した1980年にも97盗塁を記録し、2度目のタイトルを獲得している。これによりルフロアは史上初の両リーグで最多盗塁のタイトルを獲得した選手となった。シカゴ・ホワイトソックスでプレーの1982年を最後に引退した。

その型破りな人生は、彼の伝記を元にした映画であるOne in a Million（英語版）に取り上げられた^[2]。

詳細情報

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
1974	DET	59	272	254	37	66	8	1	2	82	13	23	9	0	2	13	0	3	58	3	.260	.301	.323	.624
1975		136	591	550	66	142	13	6	8	191	37	28	20	4	2	33	1	2	139	3	.258	.302	.347	.649
1976		135	603	544	93	172	23	8	4	223	39	58	20	5	1	51	2	2	111	12	.316	.376	.410	.786
1977		154	698	652	100	212	30	10	16	310	57	39	19	1	4	37	1	4	121	11	.325	.363	.475	.838
1978		155	741	666	126	198	30	3	12	270	62	68	16	1	5	65	7	4	104	11	.297	.361	.405	.766
1979		148	654	600	110	180	22	10	9	249	57	78	14	0	2	52	2	0	95	16	.300	.355	.415	.770
1980	MON	139	587	521	95	134	21	11	4	189	39	97	19	2	1	62	1	1	99	4	.257	.337	.363	.700
1981	CWS	82	369	337	46	83	10	4	0	101	24	36	11	1	2	28	0	1	70	9	.246	.304	.300	.604
1982	CWS	91	357	334	58	96	15	4	4	131	25	28	14	0	1	22	1	0	91	4	.287	.331	.392	.723
MLB：9年		1099	4872	4458	731	1283	172	57	59	1746	353	455	142	14	20	363	15	17	888	73	.288	.342	.392	.734

各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績

年度	球団	左翼（LF）						中堅（CF）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
1974	DET	-						59	151	6	11	3	.935
1975		-						134	318	12	9	3	.973
1976		-						132	381	15	11	1	.973
1977		-						152	361	12	11	0	.971
1978		-						155	438	8	11	4	.976
1979		-						113	292	6	3	3	.990
1980	MON	130	232	14	11	1	.957	-
1981	CWS	76	144	5	5	2	.968	7	15	0	2	0	.882
1982	CWS	1	0	0	0	0	----	82	171	7	12	1	.937
MLB		207	376	19	16	3	.961	834	2127	66	70	15	.969

各年度の太字はリーグ最高

タイトル

盗塁王：2回（1978年、1980年）

記録

MLBオールスターゲーム選出：1回（1976年）

背番号

42（1974年）
8（1975年 - 1979年、1981年 - 1982年）
7（1980年）

書籍

『ブレイクアウト～刑務所から大リーグへ』（1978年）著者：ロン・ルフロア、翻訳：稲葉明雄

脚注

^ http://blog.livedoor.jp/toyorashotaro/archives/53919678.html
^ 出野哲也『改訂新版メジャー・リーグ人名事典』言視舎、2013年、679-680頁頁。ISBN 978-4-905369-67-7。

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)

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[1] ttp://blog.livedoor.jp/toyorashotaro/archives/53919678.html

[2] 出野哲也『改訂新版メジャー・リーグ人名事典』言視舎、2013年、679-680頁頁。ISBN 978-4-905369-67-7。

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