山岡 喜久男(やまおか きくお、1915年8月10日 - 2000年2月21日)は、日本経済学者ドイツ神学者ブルトマンの提唱した神学研究でも知られる。

経歴

編集

長野県諏訪郡湊村(現・岡谷市)出身。長野県諏訪中学校(現・長野県諏訪清陵高等学校)を経て、1938年早稲田大学政治経済学部卒業。1942年同大学大学院経済研究科理論経済学専攻修了、同大学非常勤講師。

千葉大学教授を経て、1964年早稲田大学教授。同大学学生部長、同大学教育学部長、同大学評議員、早稲田実業学校校長、早稲田大学常任理事、同大学名誉教授。埼玉女子短期大学学長など歴任した。1988年勲三等旭日中綬章受章。1999年キリスト教功労者を受賞[1]

著書

編集

単著

編集
  • 『工業経済学概論』大明堂 1957年
  • アジア経済分析の方法序説』
  • 東南アジアの近代化と日本』
  • 『低開発国工業化の過程と諸問題』評論社 1967年
  • ミュルダールのアジア研究』早稲田大学出版部 1976年
  • 新国際経済秩序の基礎研究』早稲田大学出版部 1979年
  • 『経済学の新パラダイム序説』敬文堂 1984年

共著

編集
  • 『アジア開発援助とシステム的研究』西野吉次共著 早稲田大学出版部 1984年
  • 『21世紀への展望』堀江忠男共著 学陽書房 1985年
  • 『平和への課題と宗教者の役割』飯坂良明眞田芳憲、勝山恭男共著 佼成出版社 2011年

翻訳

編集
  • 『新約聖書と神話論』R.ブルトマン著 新教出版社 1980年
  • 『キリストと神話』R.ブルトマン著 小黒薫共訳 新教出版社 2008年

脚注

編集

参照

編集
  • 「現代物故者事典 2000〜2002」日外アソシエーツ、2003年

関連項目

編集