大谷 剛(おおたに たけし、1947年 - 2019年)は、日本昆虫学者。専門は昆虫行動学。兵庫県立大学名誉教授[1]

経歴

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1947年福島県生まれ。1970年東京農業大学卒業、1980年北海道大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学[2]。1981年(有)栗林自然写真研究所昆虫生態アドバイザー。1985年「ミツバチ雌成虫の巣内行動の研究」で北海道大学理学博士[3]。その後、(財)東京動物園協会職員を経て、1992年姫路工業大学助教授兵庫県立人と自然の博物館研究員。1996年同大学教授。2006年兵庫県立大学教授。2013年に定年退職、同大学名誉教授、兵庫県立人と自然の博物館名誉研究員。退職後は、神戸女学院大学元非常勤講師や朝日新聞RONZAの執筆者も務めた[1][4][5]

2019年逝去[6]

著書

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単著

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  • 『ミツバチ』偕成社、1981年
  • 『The honeybee (Nature close-ups)』photographs by Satoshi Kuribayashi、Raintree Publishers, 1986年
  • 『ミツバチ : おすはささない (生き生き動物の国)』誠文堂新光社、1988年
  • 『昆虫─大きくなれない擬態者たち』百の知恵双書 9、OM出版、2005年

共著

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  • 『昆虫のふしぎ─色と形のひみつ』科学のアルバム、虫 17、栗林慧 写真、あかね書房、1985年
  • 『名前といわれ昆虫図鑑』栗林慧 写真、偕成社、1987年
  • 『ハンミョウ』カラー自然シリーズ、栗林慧 写真、偕成社 1988年
  • 『人間のからだは小宇宙 : 読んで楽しい・ふしぎ・おもしろ・からだの雑学』加藤由子、永岡書店、1989年
  • 『兵庫の身近な秋の鳴く虫 : プチ図鑑』八木剛、兵庫県立人と自然の博物館、2005年

共編著

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  • 『日本動物大百科 〈第8巻〉 昆虫 1』日高敏隆 監修;石井実常喜豊 共編、平凡社、1996年9月1日
  • 『日本動物大百科 (第9巻) 昆虫2』 日高敏隆 監修;石井実、常喜豊 共編、平凡社、1997年9月1日
  • 『日本動物大百科第10巻 昆虫3』日高敏隆 監修;石井実、常喜豊 共編、平凡社、1998年9月1日

共著(分担執筆)

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監修

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  • 『アリびっくり!?はてなずかん』山口進 写真・文、すがわらけいこ 絵、アリス館、2005年7月1
  • 『なくむし (育てて、しらべる日本の生きものずかん ; 11』安東浩 撮影、Cheung・ME 絵、集英社、2006年2月
  • 『ナナホシテントウ : かわいいパトロール隊』栗林慧撮影、アスク、2006年6月
  • 『クワガタムシ : 大きなあごの戦士』栗林慧撮影、アスク、2006年6月
  • 『ミツバチ : 野原の働き者』栗林慧撮影、アスク、2007年2月
  • 『すすめ! サナギ: 完全変態する昆虫のひみつ』三輪一雄、ポプラ社、2018年6月30日

訳書

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  • トーマス・D.スィーレイ『ミツバチの生態学 : 社会生活での適応とは何か』 (自然誌ライブラリー) 文一総合出版、1989年
  • ケン・プレストン・マフハム 著『世界チョウ図鑑500種 : 華麗なる変身を遂げるチョウとガの魅力』ネコ・パブリッシング、2009年

論文

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脚注

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  1. ^ a b Company, The Asahi Shimbun. “大谷剛の記事一覧|論座 - 朝日新聞社の言論サイト”. 論座(ロンザ). 2020年2月7日閲覧。
  2. ^ マイポータル - researchmap”. researchmap.jp. 2020年2月7日閲覧。
  3. ^ TRENDS IN THE SCIENCES 13 (8): 74–75. (2008). doi:10.5363/tits.13.8_74. ISSN 1884-7080. https://doi.org/10.5363/tits.13.8_74. 
  4. ^ 大谷 剛”. KAKEN. 2020年2月7日閲覧。
  5. ^ 「栗林慧写真展 虫たちの一瞬の世界」 - 兵庫県立 人と自然の博物館(ひとはく)”. www.hitohaku.jp. 2020年2月21日閲覧。
  6. ^ 大谷剛氏追悼―昆虫の謎解きに捧げた人生―”. NPO法人こどもとむしの会. 2020.2.21.閲覧。