安楽宙斗
日本人のスポーツクライマー
安楽 宙斗(あんらく そらと、2006年〈平成18年〉11月14日 - )は、日本のスポーツクライマー。株式会社JSOL所属[1][2]。シニアデビューした2023年にはIFSCクライミングワールドカップにおいてボルダーとリードの2種目で年間王者となったが、この2種目を同時に獲得した史上初のクライマーでもある[3]。2023年10月に開催された2022年アジア競技大会では、ボルダー&リード部門で金メダルを獲得している[4]。
個人情報 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フルネーム | あんらく そらと | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
国籍 | 日本 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生誕 | 2006年11月14日(17歳) 千葉県八千代市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
教育 | 千葉県立八千代高等学校 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
身長 | 168 cm (5 ft 6 in) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
スポーツ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
国 | 日本 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
競技 | スポーツクライミング | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
経歴
編集小学2年生の夏休みに父親がダイエット目的で近所にできたクライミングジムへ通い始めたのをきっかけに、一緒にクライミングを始める[5][6]。
2018年、第1回アクアバンクボルダリング小学生競技大会で優勝[7]。
2023年、IFSCクライミングワールドカップにて、ボルダーとリードの2種目で年間王者となる[7]。同年、IFSCアジア大陸予選で優勝し、2024年パリオリンピック出場権を獲得した[7]。
2024年8月9日、2024年パリオリンピックスポーツクライミングの男子複合決勝で総合2位となり、スポーツクライミング競技では、日本男子初となる銀メダルを獲得した[8][9]。
ランキング
編集IFSCワールドカップ
編集種目 | 2023 | 2024 |
---|---|---|
リード | 1 | |
ボルダリング | 1 | |
ボルダー&リード | 1 |
IFSC世界選手権
編集ユース
種目 | 2021 Youth B |
2022 Youth A |
---|---|---|
ボルダリング | 2 | 3 |
リード | 1 | 1 |
シニア
種目 | 2023 ベルン |
---|---|
リード | 2 |
ボルダリング | 4 |
ボルダー&リード | 4 |
IFSC ワールドカップで獲得したメダルの数
編集ボルダリング
編集開催年 | 金 | 銀 | 銅 | 合計 |
---|---|---|---|---|
2023 | 1 | 1 | 2 | |
2024 | 1 | 1 | 1 | 3 |
合計 | 2 | 2 | 1 | 5 |
リード
編集開催年 | 金 | 銀 | 銅 | 合計 |
---|---|---|---|---|
2023 | 3 | 1 | 4 | |
2024 | 1 | 1 | ||
合計 | 3 | 0 | 2 | 5 |
脚注
編集出典
編集- ^ “スポーツクライミングの安楽宙斗選手と所属スポンサー契約を締結”. JSOL (2024年6月20日). 2024年8月4日閲覧。
- ^ “安楽宙斗がJSOLと所属契約 パリ五輪へ「一番強い自分を」”. CLIMBERS (2024年6月22日). 2024年8月4日閲覧。
- ^ “Sorato Anraku and Ai Mori win as Japan dominates lead World Cup meet” (英語). The Japan Times (2023年9月26日). 2023年10月12日閲覧。
- ^ Mikkelsen, Sebastian (October 6, 2023). “Asian Games 2023: Japan's 16-year-old Anraku Sorato strikes gold in men's boulder & lead competition”. Olympics October 11, 2023閲覧。
- ^ alex shu nissen. “今、竜のように上り調子! ロッククライマー安楽 宙斗がすごい理由”. レッドブル. 2024年8月4日閲覧。
- ^ “「クライミングは孤独」「サッカーうらやましい」…16歳の日本王者・安楽宙斗が語る本音”. 読売新聞 (2023年4月22日). 2024年8月4日閲覧。
- ^ a b c “安楽宙斗(あんらく・そらと)選手”. 八千代市. 2024年8月4日閲覧。
- ^ “スポクラ安楽宙斗が銀 日本男子初のメダルを獲得「金を狙っていたので悔しい」夏休み中の現役高校生が五輪で躍動…パリ五輪”. スポーツ報知 (2024年8月9日). 2024年8月9日閲覧。
- ^ “スポーツクライミング男子 17歳の安楽宙斗 銀メダル パリ五輪”. NHK (2024年8月9日). 2024年8月9日閲覧。
外部リンク
編集- JMSCA 選手情報 安楽宙斗 - 日本山岳・スポーツクライミング協会
- 安楽宙斗 (@anraku_sorato) - Instagram