きたがわてつ
きたがわ てつ(1953年 - )は、日本のうたごえ運動関係のシンガーソングライターである。著名な代表曲に『日本国憲法前文』(曲&歌)、『まつり』(詩&歌)などがある。岩手県北上市出身。
人物・来歴
編集中学生の頃から曲を創作し、NHK『あなたのメロディー』で採用される。岩手大学在学中には労働歌やロシア民謡を学ぶ。20歳で大病を患い入院。入院中にラジオで聴いた『ブラザー・サン シスター・ムーン』に感動し「人に生きる喜びを届けよう」と1975年より演奏活動を始める。[1]
日本国憲法前文の条文をソフトロックで歌い上げた『日本国憲法前文』は1983年に発表され、マスメディアでも紹介された。きたがわはこの曲について「憲法は意外と知られておらず、音楽で表現しようと思った」「前文は人間に対するラブソング。そこには情熱と愛がある」と語っている[1]。また、1995年、第8弾アルバム「澈」で発表した『九条』は、新たに日本国憲法第9条の条文に曲をつけたもので、被爆地の祈りを連想させる鐘の音が印象的な曲である。
第3弾アルバム「Lovely Day」で発表した『ヒロシマの有る国で』は、以来核兵器廃絶を願う人々の愛唱歌となっている。
ディスコグラフィ
編集オリジナルアルバム
編集- 君に贈るラブソング(1st)
- いま優しさをこえて(2nd)
- Lovely Day 美しき日々(3rd)
- 世界はひとつの歌をうたう(4th)
CDブックス
編集ソノシート付き書籍
編集- 「ソノシートとカラー写真集でつづる 日本国憲法前文」(写真・田邊順一、執筆・森村誠一/住井すゑ/早乙女勝元/畑田重夫、推薦・淡谷のり子/家永三郎/いずみたく/永六輔ほか)あけび書房、1984年3月20日初版第1刷
ベストアルバム
編集- きたがわてつ「ベスト・セレクション」(1991年)二枚組 全21曲
脚注
編集- ^ a b 「憲法前文には愛がある」きたがわてつさんインタビュー[リンク切れ] 2006年1月1日 高知民報、2013年5月18日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- きたがわてつ Kitagawa Tetsu - センタープロ
- きたがわてつ - 音楽センター
- きたがわてつ - LINE MUSIC
- きたがわてつ - レコチョク
- 「憲法だいすきっ~きたがわてつと一緒に歌う~」 - ウェイバックマシン(2004年3月25日アーカイブ分)