ロイヤルチャージャー
ロイヤルチャージャー(Royal Charger、1942年 - 1961年11月)は、1940年代に活躍したイギリスの競走馬、種牡馬。父は大種牡馬ネアルコで、ロイヤルチャージャーはその代表的な種牡馬の一頭である。
ロイヤルチャージャー | |
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欧字表記 | Royal Charger |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 栗毛 |
生誕 | 1942年 |
死没 | 1961年11月 |
父 | Nearco |
母 | Sun Princess |
母の父 | Solario |
生国 | イギリス |
生産者 | サー・ジョン・ジャービス |
馬主 | サー・ジョン・ジャービス |
調教師 | ジャック・ジャービス |
競走成績 | |
生涯成績 | 20戦6勝 |
獲得賞金 | 5,057ポンド |
経歴
編集現役時代は3歳時の1945年に2000ギニーで3着、4歳時の1946年にクイーンアンステークスを勝ったあと、同年末に競走馬生活を退き、5万2000ポンドでナショナルスタッドに売却され種牡馬となった。
イギリスでの種牡馬時代はシーチャージャー、ジルドレ、ロイヤルチャレンヂャーなど、イギリスとアイルランドのクラシック競走などで活躍した産駒を多数輩出している。
1953年には、叔父のナスルーラ(競走馬の血統では4分の3同血にあたる)がアメリカ合衆国で成功を収めていたこともあり、30万ドルという高額でアメリカ・ケンタッキー州レキシントンのジョージ・D・ワイドナー・ジュニアに購入された。アメリカでもロイヤルオービット、モンゴなど活躍馬を輩出し、イギリス時代と合わせ最終的に363頭中55頭以上のステークス競走優勝馬を出した。さらに1958年には、輸出前に残した産駒・ターントゥが、その産駒・ファーストランディングの活躍でイギリス2歳リーディングサイアーとなるなど、後継種牡馬にも恵まれている。ターントゥはほかにもヘイルトゥリーズンやサーゲイロードを出し、ヘイルトゥリーズンはヘイロー、ロベルトを出している。
加えてロイヤルチャージャーは母の父(ブルードメアサイアー)としても優秀で、70頭以上のステークス競走優勝馬を輩出した。ロイヤルチャージャーを母の父に持つ馬はクラウンドプリンス(イギリス2歳牡馬チャンピオン、日本などで種牡馬として供用)、マジェスティックプリンス(クラウンドプリンスの弟、アメリカ競馬殿堂入り)、テューダークイーン(アメリカ2歳牝馬チャンピオン)、などがいる。
1961年11月に死亡。遺体は、レキシントンのオールドケニーファーム(現スペンドスリフトファーム内)に埋葬された。
代表産駒
編集- イドゥン / Idun(1957年フリゼットステークス、1958年マザーグースステークス、ガゼルハンデキャップ)
- コペンハーゲン / Copenhagen(種牡馬、ニュージーランドリーディングサイアー4回)
- シーチャージャー / Sea Charger(1952年ナショナルステークス、1953年アイリッシュ2000ギニー、アイリッシュセントレジャー)
- ジルドレ / Gilles de Retz(1956年2000ギニー)
- ハッピーラフター / Happy Laughter(1953年1000ギニー、コロネーションステークス、ナッソーステークス)
- モンゴ / Mongo(1962年・1963年ユナイテッドネイションズハンデキャップ、1963年ワシントンDCインターナショナル)
- レアリーリーガル / Really Regal(種牡馬、ホウヨウボーイの母父)
- ロイヤルオービット / Royal Orbit(1959年プリークネスステークス)
- ロイヤルセレナーデ / Royal Serenade(1951年・1952年ナンソープステークス、1952年オールエイジドステークス、1953年ハリウッドゴールドカップ)
- ロイヤルチャレンヂャー / Royal Challenger(1953年ミドルパークステークス)
- ターントゥ / Turn-to(種牡馬、ヘイルトゥリーズンの父)
血統表
編集ロイヤルチャージャーの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ネアルコ系 |
[§ 2] | ||
父 Nearco 1935 黒鹿毛 |
父の父 Pharos1920 黒鹿毛 |
Phalaris | Polymelus | |
Bromus | ||||
Scapa Flow | Chaucer | |||
Anchora | ||||
父の母 Nogara1928 鹿毛 |
Havresac | Rabelais | ||
Hors Concours | ||||
Catnip | Spearmint | |||
Sibola | ||||
母 Sun Princess 1937 鹿毛 |
Solario 1920 鹿毛 |
Gainsborough | Bayardo | |
Rosedrop | ||||
Sun Worship | Sundridge | |||
Doctrine | ||||
母の母 Mumtaz Begum1932 鹿毛 |
Brenheim | Blandford | ||
Malva | ||||
Mumtaz Mahal | The Tetrarch | |||
Lady Josephine F-No.9-c | ||||
母系(F-No.) | 9号族(FN:9-c) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | St.Simon5×5=6.25%(父内)、Sainfoin / Sierra5×5=6.25%、Sundridge4×5=9.38%(母内) | [§ 4] | ||
出典 |
脚注
編集- ^ a b c d “Royal Charger(GB) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月11日閲覧。
外部リンク
編集- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post