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アイスホッケー世界選手権

アイスホッケー世界選手権(IIHF World Championships)は、アイスホッケーの実質上世界一決定戦の大会で、毎年開催される。

アイスホッケー世界選手権
今シーズン・大会:
現在進行のスポーツイベント 2018年アイスホッケー世界選手権
競技 アイスホッケー
創立 1930
参加チーム トップディビジョン (16)
ディビジョンI (12)
ディビジョンII (12)
ディビジョンIII (6)
前回優勝  スウェーデン
(11回目)
最多優勝  ロシア (24回)
公式サイト IIHF.com

目次

歴史編集

大会の前身はアイスホッケー欧州選手権で、1910年から始まった。1968年までは冬季オリンピック世界選手権を兼ねて行われていた。

戦前はカナダが8回の優勝を成し遂げた(このときシニアのアマチュアチームとして代表を送られていた)。1940年から46年まで第二次世界大戦のため中止となる。

カナダチームは戦後もトップの座に君臨し続けたが、ソ連が大会に加わった1954年から、選手権はますます競争的になり、そしてチェコスロバキアスウェーデンも技術レベルを向上させ、優勝争いに加わるようになった。

アマチュアの地位のままだった最高レベルのヨーロッパ人選手が世界選手権に参加できていた間、NHLの選手は長年にわたり出場を禁止されていた。大多数のNHL選手がカナダの国民であったため、カナダの選手に対する差別的措置とみなされた。

ヨーロッパチームの台頭によって、カナダ・アマチュアホッケー連盟(CAHA)は、もはやアマチュア選手のみではヨーロッパ諸国と対等に戦うことができないと考え、プロ選手の参加を求めた。1969年の国際アイスホッケー連盟総会で1970年世界選手権におけるNHLに所属していないプロ選手9名の参加を認める決議を採択し、また1970年世界選手権のカナダ開催を決定した。しかしプロ選手参加の決定は1970年1月に覆された。IOCはオリンピックの場でプロとアマチュアが一緒に競うことに反対の見解を表明した。この決定に反発したカナダは世界選手権大会の開催を辞退し(かわりにスウェーデンで開催)、また1972年大会および1976年冬季オリンピックに参加しなかった。

近年の世界選手権ではフィンランドチェコカナダロシアなどが優勝している。

大会の方式編集

大会は4つのディビジョンに分かれ、頂点であるトップディビジョン(世界一決定戦)、ディビジョンI、ディビジョンII、ディビジョンIIIに分かれている。

なお、ディビジョンI、ディビジョンIIはそれぞれA, Bのグループに分かれており、同じディビジョンでもグループAの方がグループBよりも上位のグループであるため、実質的には6部に分かれているといえる。[1]

トップディビジョンの1次リーグは16カ国を2組に分け最下位のチームがディビジョンIグループAに降格、上位4チームが決勝トーナメントに進出、世界一を決める。代わりにディビジョンIグループA(2部相当)の上位2カ国が昇格する。

歴代メダル獲得国編集

オリンピックを兼ねた大会についてはオリンピックのアイスホッケー競技を参照。

1930   カナダ   ドイツ   スイス
1931   カナダ   アメリカ合衆国   オーストリア
1933   アメリカ合衆国   カナダ   チェコスロバキア
1934   カナダ   アメリカ合衆国   ドイツ
1935   カナダ   スイス   イギリス
1937   カナダ   イギリス   スイス
1938   カナダ   イギリス   チェコスロバキア
1939   カナダ   アメリカ合衆国   スイス
1940年-1946年の間第二次世界大戦のため中断
1947   チェコスロバキア   スウェーデン   オーストリア
1949   チェコスロバキア   カナダ   アメリカ合衆国
1950   カナダ   アメリカ合衆国   スイス
1951   カナダ   スウェーデン   スイス
1953   スウェーデン   西ドイツ   スイス
1954   ソビエト連邦   カナダ   スウェーデン
1955   カナダ   ソビエト連邦   チェコスロバキア
1957   スウェーデン   ソビエト連邦   チェコスロバキア
1958   カナダ   ソビエト連邦   スウェーデン
1959   カナダ   ソビエト連邦   チェコスロバキア
1961   カナダ   チェコスロバキア   ソビエト連邦
1962   スウェーデン   カナダ   アメリカ合衆国
1963   ソビエト連邦   スウェーデン   チェコスロバキア
1965   ソビエト連邦   チェコスロバキア   スウェーデン
1966   ソビエト連邦   チェコスロバキア   カナダ
1967   ソビエト連邦   スウェーデン   カナダ
1969   ソビエト連邦   スウェーデン   チェコスロバキア
1970   ソビエト連邦   スウェーデン   チェコスロバキア
1971   ソビエト連邦   チェコスロバキア   スウェーデン
1972   チェコスロバキア   ソビエト連邦   スウェーデン
1973   ソビエト連邦   スウェーデン   チェコスロバキア
1974   ソビエト連邦   チェコスロバキア   スウェーデン
1975   ソビエト連邦   チェコスロバキア   スウェーデン
1976   チェコスロバキア   ソビエト連邦   スウェーデン
1977   チェコスロバキア   スウェーデン   ソビエト連邦
1978   ソビエト連邦   チェコスロバキア   カナダ
1979   ソビエト連邦   チェコスロバキア   スウェーデン
1981   ソビエト連邦   スウェーデン   チェコスロバキア
1982   ソビエト連邦   チェコスロバキア   カナダ
1983   ソビエト連邦   チェコスロバキア   カナダ
1985   チェコスロバキア   カナダ   ソビエト連邦
1986   ソビエト連邦   スウェーデン   カナダ
1987   スウェーデン   ソビエト連邦   チェコスロバキア
1989   ソビエト連邦   カナダ   チェコスロバキア
1990   ソビエト連邦   スウェーデン   チェコスロバキア
1991   スウェーデン   カナダ   ソビエト連邦
1992   スウェーデン   フィンランド   チェコスロバキア
1993   ロシア   スウェーデン   チェコ
1994   カナダ   フィンランド   スウェーデン
1995   フィンランド   スウェーデン   カナダ
1996   チェコ   カナダ   アメリカ合衆国
1997   カナダ   スウェーデン   チェコ
1998   スウェーデン   フィンランド   チェコ
1999   チェコ   フィンランド   スウェーデン
2000   チェコ   スロバキア   フィンランド
2001   チェコ   フィンランド   スウェーデン
2002   スロバキア   ロシア   スウェーデン
2003   カナダ   スウェーデン   スロバキア
2004   カナダ   スウェーデン   アメリカ合衆国
2005   チェコ   カナダ   ロシア
2006   スウェーデン   チェコ   フィンランド
2007   カナダ   フィンランド   ロシア
2008   ロシア   カナダ   フィンランド
2009   ロシア   カナダ   スウェーデン
2010   チェコ   ロシア   スウェーデン
2011   フィンランド   スウェーデン   チェコ
2012   ロシア   スロバキア   チェコ
2013   スウェーデン   スイス   アメリカ合衆国
2014   ロシア   フィンランド   スウェーデン
2015   カナダ   ロシア   アメリカ合衆国
2016   カナダ   フィンランド   ロシア
2017   スウェーデン   カナダ   ロシア
2018   スウェーデン   スイス   アメリカ合衆国

国別メダル獲得数編集

以下の表には、上記の表の世界選手権の他、世界選手権を兼ねて行われたオリンピックのメダル獲得数を含まない。

  ロシア
  ソビエト連邦
 
5
19
24
3
7
10
4
4
8
12
34
42
  カナダ 20 12 07 39
  チェコ
  チェコスロバキア
 
6
6
12
1
10
11
5
14
19
12
34
42
  スウェーデン 011 17 16 44
  アメリカ合衆国 01 04 07 12
  フィンランド 02 08 03 13
  イギリス 00 02 01 03
  スロバキア 01 02 01 04
  スイス 00 03 06 09
  ドイツ
  西ドイツ
 
0
0
0
1
1
2
2
0
2
3
1
4
  オーストリア 00 00 02 02

脚注編集

  1. ^ 2011年までは、グループAとグループBは同格とされており、それぞれのグループの最上位が上位のディビジョンに昇格、同じく最下位が下位のディビジョンに降格した。

外部リンク編集