株式会社アネブル(英文名称:enable Inc)とは、愛知県刈谷市に本社のある、大手上場メーカーやその関連会社を中心にエンジン開発・車両開発業務を請け負う自動車系エンジニアリング会社である。

株式会社アネブル
enable Inc.
本社
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
448-0813
愛知県刈谷市小垣江町大津崎1番地36
北緯34度57分34.6秒 東経136度59分12.2秒 / 北緯34.959611度 東経136.986722度 / 34.959611; 136.986722座標: 北緯34度57分34.6秒 東経136度59分12.2秒 / 北緯34.959611度 東経136.986722度 / 34.959611; 136.986722
設立 2005年(平成17年)3月15日
(株式会社アネブル)
業種 サービス業
法人番号 3180301016121 ウィキデータを編集
事業内容 1. 自動車車体及び同部分品の製造の請負
2. 型、治具、計測器の製造の請負
3. 企業の業務研修及び技術研修の企画並びに請負
4. 一般労働者派遣事業
5. 有料職業紹介事業
6. その他
代表者 笠井 嘉明(代表取締役社長
資本金 1億円
総資産 46億9837万円
(2022年12月期)[1]
従業員数 498名(2023/11/1時点)
外部リンク http://www.enable-os.co.jp/
特記事項:旧法人の指標
一般労働者派遣事業許可番号:派23-300545
有料職業紹介事業許可番号:23-ユ-300272
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その業務はエンジンやモーターの試験受託から、試作品製作や試験治具開発、試験装置開発、天然ガス自動車改造、モータースポーツ部品輸入、そしてメーカーへのエンジニア派遣まで多岐にわたる。

特にエンジン試験、モーター試験受託業務においては業界トップクラスの施設を保有する。

概要 編集

自動車用をはじめとした各種エンジン(ガソリンディーゼルCNGLPG)の試験受託事業を日本で最初に事業化したのち設備を増強し、国内3拠点にエンジンベンチ設備18基を保有していて国内トップ。またEV、ハイブリッド車用のモーターについてもモーターラボを開設し受託試験を開始した。

さらに、これらの設備を活用してエンジニアの育成を進め、自動車メーカーおよびパワートレーン部門の一次サプライヤー向けに請負、派遣ビジネスを進めている。

そのほかに、各メーカーからの依頼により、試験車・試作車の改造受託や試験機・試作部品の設計・製作を行っている。

別部門では、国内の主要な自動車レース車両に部品の輸入サービス活動など多様な活動を進めるなど、自動車分野において多様な活動を進めるアウトソーシンググループのエンジニアリング会社である。

沿革 編集

  • 2002年(平成14年)
    • 4月 - 自動車用エンジン開発と、ハイパフォーマンス部品の企画・輸入・開発を目的として、愛知県碧南市に有限会社ヤマコエンタープライズを設立
    • ZF Race Engineering GmbH(ドイツ)社と日本国内テクニカル・パートナー契約を締結、輸入を開始
    • Racelogic(英国)社の製品輸入を開始
  • 2005年(平成17年)
    • 2月 - 愛知県刈谷市にテクニカルセンターを開設、第1実験棟竣工
    • 株式会社ヤマコエンタープライズに改組、本社を愛知県刈谷市に移転
    • 3月 - 自動車産業に特化した製造派遣・請負事業を目的として、静岡市に株式会社アネブルを設立
    • 4月 - 愛知県刈谷市にアネブル三河営業所を開設
    • 5月 - 一般労働者派遣事業許可(許可番号 派23-300545)
    • 11月 - 有料職業紹介事業許可(許可番号 23-ユ-300272)
    • 12月 - 技術研修棟竣工
  • 2006年(平成18年)
    • 1月 - 株式会社アネブルがヤマコエンタープライズを吸収合併、本社を刈谷市に移転
    • 7月 - ZF Race Engineering GmbH(ドイツ)社とのテクニカル・パートナー契約対象地域をアジア地区に拡大
    • 12月 - Drexler Motorsport(ドイツ)社の製品輸入を開始
  • 2007年(平成19年)
    • 9月 - 実験受託部門において、国際標準規格ISO9001認証を取得
    • 9月 - 増資により、資本金を1億5千万円とする
  • 2008年(平成20年)
    • 10月 - 第2実験棟竣工
  • 2010年(平成22年)
    • 7月 - 株式会社アウトソーシングセントラルおよび株式会社ヤストモと合併、社名を株式会社アウトソーシングセントラルに変更
  • 2012年(平成24年)
    • 3月 - Pro-Bolt(英国)社の製品輸入を開始
    • 5月 - 社名を株式会社アネブルに変更
  • 2013年(平成25年)
    • 1月 - KRONTEC(ドイツ)社の製品輸入を開始
    • 12月 - 減資により、資本金を1億円とする
  • 2014年(平成26年)
    • 1月 - Drenth(オランダ)社の製品輸入を開始
    • 6月 - 厚木事業所(神奈川県)を開設
    • 第2実験棟に電気動力計(フレックダイナモメータ)1基導入
  • 2015年(平成27年)
    • 3月 - TMD Performance(ドイツ)とPAGID Racing製品の輸入契約を締結
    • 4月 - 株式会社協同(埼玉県行田市)からNGV事業を譲り受け、行田事業所を開設
    • 豊田営業所(愛知県)を開設
  • 2016年(平成28年)
    • 5月 - 碧南デザインセンター(愛知県)を開設
    • 10月 - 「あすけあいプロジェクト」に参画
  • 2017年(平成29年)
    • 10月 - 西湘テクニカルセンター(神奈川県)開設
    • 厚木事業所を統合閉鎖
  • 2018年(平成30年)
    • 3月 - Ricardo Plc(英国)とビジネスコラボレーションを開始
    • 4月 - モーターラボ(愛知県)を開設
  • 2019年(平成31年)
    • 4月 - 神戸テクニカルセンター(神戸市)を開設
  • 2020年(令和2年)
    • 6月 - 横浜オフィス(横浜市)を開設
    • 12月 - Ricardo Plc(英国)とのビジネスコラボレーション終了
  • 2022年(令和4年)
    • 11月 - モーターラボ一時閉鎖
  • 2023年(令和4年)
    • 4月 - 博多オフィス(福岡市)を開設
    • 8月 - 豊田営業所(愛知県)移転

拠点 編集

  • 本社(愛知県刈谷市)
  • 刈谷テクニカルセンター(愛知県刈谷市)
  • 西湘テクニカルセンター(神奈川県小田原市)
  • 神戸テクニカルセンター(兵庫県神戸市)
  • 碧南デザインセンター(愛知県碧南市)
  • 行田事業所(埼玉県行田市)
  • 豊田営業所(愛知県豊田市)
  • 横浜オフィス(神奈川県横浜市)
  • 博多オフィス(福岡県福岡市)

脚注 編集

外部リンク 編集