アレックス・バルドリーニ
アレックス・バルドリーニ ( Alex Baldolini, 1985年1月24日 - ) は、イタリア・チェゼーナ出身、ペーザロ在住のオートバイレーサー。現在ロードレース世界選手権Moto2クラスに参戦中。またレーサー業と並行して、高校卒業後はウルビーノ大学でコミュニケーション科学を学んだ。
アレックス・バルドリーニ | |
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2011年 ポルトガルGP | |
国籍 | イタリア |
生年月日 | 1985年1月24日(39歳) |
出身地 | チェゼーナ |
ロードレース世界選手権での記録 - Moto2クラスに参戦 - | |
現在のチーム | フォワード・レーシング |
ゼッケン | 25 |
チャンピオン | 0 |
レース数 | 144 |
優勝回数 | 0 |
表彰台回数 | 1 |
PP回数 | 0 |
FL回数 | 1 |
通算獲得ポイント | 245 |
2010年の成績 | 19位 (38ポイント) |
経歴
編集キャリア初期
編集1993年、8歳のときからポケバイレースを始める。1999年からはイタリアロードレース選手権(CIV)125ccクラスに参戦を開始し、2000年にはシリーズランキング4位に入った。また同年にはワイルドカード枠で地元イタリアGPに出場し、ロードレース世界選手権にデビューを果たした。翌2001年にはヨーロッパ選手権でシリーズ3位、CIVでシリーズ8位を記録した[1]。
ロードレース世界選手権
編集125ccクラス
編集2002年、バルドリーニはUGT3000アブルッツォ・チームからロードレース世界選手権125ccクラスにフル参戦デビューを果たした。開幕戦日本GPで14位に入ったのが唯一のポイント獲得となり、シリーズランキング34位に終わった。
250ccクラス
編集2003年シーズンは250ccクラスにステップアップし、マッテオーニ・レーシングチームからカスタマー仕様のアプリリアを駆って参戦した。ドイツGP、マレーシアGPと2度10位に入ったのがベストリザルトとなり、シリーズランキング17位と成績は改善した。2004年も同チームに残留し、最終戦バレンシアGPでの10位が最高位でシリーズ18位となった。ちなみに前年のバルドリーニのゼッケンは"26"だったが、この年以降は26番をダニエル・ペドロサに譲り、自らは"25"を使用している[1]。
2005年はカンペテーラ・レーシングに移籍し、関口太郎のチームメイトを務めた。カタルーニャGPで10位に入ったのがベストとなり、またもシリーズ18位となった。
2006年シーズンはマッテオーニ・チームに戻り、第3戦トルコGPで自己ベストを更新する8位に入賞した。その後第11戦チェコGPで上腕骨を骨折し2戦欠場を強いられたものの、シリーズ16位と成績を若干向上させた[1]。
2007年にはキーファー・レーシングチームに移籍しデューク・ヘイドルフのチームメイトを務めたが、目立った成績は残せずにシリーズ22位に沈んだ。2008年は再びマッテオーニ・チームに戻り、2戦で11位に入賞したのがベストリザルトでシリーズ17位となった。
250ccクラス最後の年となった2009年シーズンはWTRサンマリノチームに移籍。ウェットレースになった第10戦イギリスGPでは自身初のファステストラップを記録した。最終戦バレンシアGPで自己ベストタイの8位に入り、これまでで最多となる41ポイントを獲得しシリーズ16位を記録した。
Moto2クラス
編集2010年、バルドリーニは250ccクラス後継のMoto2クラスに、カレッタ・レーシングチームから参戦した。同チームの運営母体はかつて所属したことのあるカンペテーラ・レーシングである[2]。シャシーは、40台超が参戦する同クラスにおいて唯一となるI.C.P.(インドゥストリア・コストゥルツィオーネ・ピエモンテ = ピエモンテ工業製作所[3])製を使用した。第17戦ポルトガルGPではステファン・ブラドルと激しいトップ争いを展開した結果、グランプリ参戦143戦目にして初表彰台(2位)に立った[4]。この年のシリーズランキングは19位となった。
2011年シーズンはフォワード・レーシングに移籍し、Moto2クラスに継続参戦する[5]。
ロードレース世界選手権 戦績
編集シーズン | クラス | バイク | 出走 | 優勝 | 表彰台 | PP | FL | ポイント | シリーズ順位 |
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2000年 | 125cc | ホンダ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - |
2002年 | 125cc | アプリリア | 15 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 34位 |
2003年 | 250cc | アプリリア | 16 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 17位 |
2004年 | 250cc | アプリリア | 16 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 18位 |
2005年 | 250cc | アプリリア | 16 | 0 | 0 | 0 | 0 | 25 | 18位 |
2006年 | 250cc | アプリリア | 14 | 0 | 0 | 0 | 0 | 26 | 16位 |
2007年 | 250cc | アプリリア | 17 | 0 | 0 | 0 | 0 | 18 | 22位 |
2008年 | 250cc | アプリリア | 16 | 0 | 0 | 0 | 0 | 35 | 17位 |
2009年 | 250cc | アプリリア | 16 | 0 | 0 | 0 | 1 | 41 | 16位 |
2010年 | Moto2 | ICP | 17 | 0 | 1 | 0 | 0 | 38 | 19位 |
合計 | 144 | 0 | 1 | 0 | 1 | 245 |
脚注
編集- ^ a b c http://www.alexbaldolini.com/index/index.php?option=com_content&view=article&id=47&Itemid=49
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2010/baldolini+moto2+test
- ^ http://www.redbaron.co.jp/press/entrys/01/12983.html
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2010/baldolini+reviews+estoril+race
- ^ http://www.motogp.com/en/news/2010/Better+weather+sees+all+riders+testing+on+second+day+in+Jerez