ウィメンズセブンズシリーズ
ウィメンスセブンズシリーズ(WOMEN'S SEVENS SERIES)は、2014年より開催されている女子7人制ラグビー大会である。
![]() 太陽生命ウィメンズセブンズ2019 (秩父宮ラグビー場 2019年5月19日撮影) | |
開始年 | 2014 |
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主催 | 日本ラグビーフットボール協会 |
加盟国 |
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前回優勝 | ながとブルーエンジェルス(初) |
最多優勝 | ARUKAS QUEEN KUMAGAYA(3回) |
公式サイト | |
7人制ラグビー公式サイト |
初年度より太陽生命保険の特別協賛(冠パートナー)により『太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ』の名称で開催されている。
概要 編集
7人制ラグビーがオリンピック競技に加わる2016年リオデジャネイロオリンピック、続く2020年東京オリンピックへ向けた強化策として、IRB女子セブンズワールドシリーズを参考に、国内初のサーキット形式による7人制ラグビー大会を創設したものである。
初年度(2014年度)は年間3大会を開催し、翌2015年度以降は、年間4大会開催されている。
参加チーム(2021年度) 編集
2019年度の順位順。
- ながとブルーエンジェルス
- ARUKAS QUEEN KUMAGAYA WOMEN'S SEVENS RUGBY FOOTBALL CLUB
- MIE WOMEN'S RUGBY FOOTBALL CLUB PEARLS
- 東京山九フェニックス
- YOKOHAMA TKM
- RKU龍ケ崎GRACE
- 日本体育大学ラグビー部女子(公式サイト)
- 自衛隊体育学校PTS
- 北海道バーバリアンズディアナ(公式サイト)
- 追手門学院女子ラグビー部VENUS(公式サイト)
- チャレンジチーム
- 四国大学女子7人制ラグビー部
試合方式 編集
各大会ごとに2日間で開催し、初日に予選プール、2日目に決勝トーナメントを開催する[1]。
- 初日の予選プールは12チームを4チームずつの3プールに分け、プールごとに1回戦総当たり(各チーム3試合ずつ)を戦う。延長戦は行わず、試合結果ごとに「勝ち:3点 引き分け:2点、負け:1点、棄権:0」の勝ち点を与え、プール内の順位を決定する(勝ち点が同じ場合は「当該チーム間の対戦成績→全試合の得失点差→全試合のトライ数と被トライ数の差→全試合の総得点数→全試合のトライ数→コイントス」で順位を決定)。
- 2日目は各プールの上位2チームと各プールの3位チームのうち上位2チームの8チームが決勝トーナメントに出場。残る4チームがチャレンジトロフィー(9-12位決定戦)を戦う。前後半終了時点で同点の場合はサドンデス方式の延長戦(5分ピリオドを得点が入るまで繰り返し)を行う。
大会ごとに順位に応じた以下のシリーズポイントを付与し、シリーズポイントを最も獲得したチームが年間優勝となる。
- 優勝:20ポイント
- 準優勝:18ポイント
- 3位:16ポイント(以下、8位まで2ポイントずつ減算)
- 9位:4ポイント、10位:3ポイント、11位:2ポイント、12位:1ポイント
開催記録 編集
- 2014年
- 第1戦 龍ケ崎大会(5月17・18日:流通経済大学龍ケ崎キャンパスラグビー場) 優勝:ARUKAS QUEEN KUMAGAYA
- 第2戦 札幌大会(6月14・15日:北海道バーバリアンズクラブ定山渓グラウンド) 優勝:ARUKAS QUEEN KUMAGAYA
- 第3戦 横浜大会(7月19・20日:YC&ACグラウンド)優勝:ARUKAS QUEEN KUMAGAYA
※総合優勝:ARUKAS QUEEN KUMAGAYA(上記3大会すべて優勝)
- 2015年
- 第1戦 保土ヶ谷大会(4月18・19日:神奈川県立保土ケ谷公園ラグビー場) 優勝:ARUKAS QUEEN KUMAGAYA
- 第2戦 東京大会(6月20・21日:秩父宮ラグビー場) 優勝:東京フェニックス
- 第3戦 秋田大会(6月27・28日:あきぎんスタジアム)優勝:ARUKAS QUEEN KUMAGAYA
- 第4戦 横浜大会(7月25・26日:YC&ACグラウンド)優勝:ARUKAS QUEEN KUMAGAYA
※総合優勝:ARUKAS QUEEN KUMAGAYA
- 2016年
- 第1戦 保土ヶ谷大会(4月23・24日:神奈川県立保土ケ谷公園ラグビー場) 優勝:ARUKAS QUEEN KUMAGAYA
- 第2戦 秋田大会(5月14・15日:あきぎんスタジアム)優勝:日本体育大学ラグビー部女子
- 第3戦 東京大会(6月4・5日:秩父宮ラグビー場) 優勝:Rugirl-7
- 第4戦 富士山裾野御殿場大会(6月11・12日:裾野市運動公園陸上競技場) 優勝:日本体育大学ラグビー部女子
※総合優勝:日本体育大学ラグビー部女子
- 2017年
- 第1戦 秋田大会(5月13・14日:あきぎんスタジアム)優勝:ARUKAS QUEEN KUMAGAYA
- 第2戦 東京大会(5月20・21日:秩父宮ラグビー場)優勝:ARUKAS QUEEN KUMAGAYA
- 第3戦 保土ヶ谷大会(10月28・29日:神奈川県立保土ケ谷公園ラグビー場) 優勝:ARUKAS QUEEN KUMAGAYA、日本体育大学ラグビー
- 第4戦 富士山裾野御殿場大会(11月11・12日:裾野市運動公園陸上競技場) 優勝:MIE WOMEN'S RUGBY FOOTBALL CLUB PEARLS
※総合優勝:ARUKAS QUEEN KUMAGAYA
- 2018年
- 第1戦 東京大会(4月29・30日:秩父宮ラグビー場)優勝:日本体育大学ラグビー部女子
- 第2戦 秋田大会(5月26・27日:あきぎんスタジアム)優勝:MIE WOMEN'S RUGBY FOOTBALL CLUB PEARLS
- 第3戦 富士山裾野御殿場大会(9月8・9日:裾野市運動公園陸上競技場)優勝:MIE WOMEN'S RUGBY FOOTBALL CLUB PEARLS[2]
- 第4戦 鈴鹿大会(10月13・14日:三重交通Gスポーツの杜 鈴鹿サッカー・ラグビー場)優勝:日本体育大学ラグビー部女子[3]
※総合優勝:日本体育大学ラグビー部女子
- 2019年
- 第1戦 秋田大会(4月28・29日:あきぎんスタジアム)優勝:ながとブルーエンジェルス
- 第2戦 東京大会(5月18・19日:秩父宮ラグビー場)優勝:MIE WOMEN'S RUGBY FOOTBALL CLUB PEARLS
- 第3戦 鈴鹿大会(6月8・9日:三重交通Gスポーツの杜 鈴鹿サッカー・ラグビー場)優勝:ながとブルーエンジェルス
- 第4戦 富士山裾野御殿場大会(6月29・30日:裾野市運動公園陸上競技場)決勝トーナメント雨天中止
※総合優勝:ながとブルーエンジェルス
- 2020年
以下の大会が予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大のためすべて中止[4]。
- 第1戦 東京大会(5月2日・3日:秩父宮ラグビー場)
- 第2戦 静岡大会(5月16日・17日:エコパスタジアム)
- 第3戦 秋田大会(6月13日・14日:あきぎんスタジアム)
- 第4戦 鈴鹿大会(6月27日・28日三重交通Gスポーツの杜 鈴鹿サッカー・ラグビー場)
- 2021年
- 第1戦 東京大会(5月1日・2日:秩父宮ラグビー場)優勝:チャレンジチーム
- 第2戦 静岡大会(5月15日・16日:エコパスタジアム)
- 第3戦 熊谷大会(6月5日・6日:熊谷ラグビー場)
- 第4戦 鈴鹿大会(6月26日・27日三重交通Gスポーツの杜 鈴鹿サッカー・ラグビー場)
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太陽生命ウィメンズセブンズ2019 第2戦東京大会 予選成績(2019年5月19日撮影)
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太陽生命ウィメンズセブンズ2019 第2戦東京大会 決勝トーナメント成績(2019年5月19日撮影)
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同左、3位 ながとブルーエンジェルス(2019年5月19日撮影)
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同左、準優勝 ARUKAS QUEEN KUMAGAYA (2019年5月19日撮影)
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同左、優勝 MIE WOMEN'S RUGBY FOOTBALL CLUB PEARLS(2019年5月19日撮影)
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同左、MVP 保井沙予選手(2019年5月19日撮影)
関連項目 編集
脚注 編集
- ^ “「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2019」 実施概要のお知らせ”. 日本ラグビーフットボール協会 (2019年3月13日). 2019年7月13日閲覧。
- ^ 「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2018」第3戦 富士山裾野御殿場大会 第2日試合結果のお知らせ、日本ラグビーフットボール協会、2018年9月9日、2018年9月10日閲覧
- ^ 「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2018 年間総合順位およびMVPのお知らせ」第4戦 三重県・三重交通G スポーツの杜 鈴鹿 サッカー・ラグビー場、日本ラグビーフットボール協会、2018年10月14日、2018年10月14日閲覧
- ^ (4/22更新)【開催中止】「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2020」実施概要