エヴァンゲリスタ・サイボーグ
エヴァンゲリスタ・サイボーグ(Evangelista Cyborg、1977年12月12日 - )は、ブラジルの男性総合格闘家。マットグロッソ州ホンドノーポリス出身。シュートボクセ・アカデミー所属。ルタ・リーブリを黒帯。ブラジリアン柔術黒帯。
基本情報 | |
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本名 |
エヴァンゲリスタ・ホドリゲス・ドス・サントス (Evangelista Rodrigues dos Santos) |
通称 | 殺戮人造人間 |
国籍 | ブラジル |
生年月日 | 1977年12月12日(46歳) |
出身地 | マットグロッソ州ホンドノーポリス |
所属 |
アカデミア・ブドーカン →ブラジル・ドージョー →シュートボクセ・アカデミー |
身長 | 178cm |
体重 | 77kg |
リーチ | 180cm |
階級 |
ライトヘビー級 →ミドル級 →ウェルター級 |
バックボーン | ルタ・リーブリ、ムエタイ |
テーマ曲 | Cyborg |
右腕にチェ・ゲバラの顔など全身にタトゥーを彫り込み、舌にピアスをつけ、「相手の死」を意味する黒いマニキュアを塗るなどの独特な風貌の持ち主。ビルドアップされた肉体から「サイボーグ」というリングネームが付けられた。
元妻クリスチャン・サイボーグも総合格闘家。
来歴
編集ルタ・リーブリを10年経験し、ミドル級王者となった。
1997年11月20日、プロ総合格闘技デビューとなるBVF 8のトーナメント決勝でペレにTKO負けし、準優勝となった。
2003年5月18日、初参戦となったパンクラスで渋谷修身と対戦。右フックでKO勝ち。
2003年8月31日、パンクラスで佐々木有生と対戦予定であったが、ビザのトラブルで欠場となった。出場契約後にアカデミア・ブドーカンからヴァリッジ・イズマイウ主宰のブラジル・ドージョーに移籍したが、パンクラスとイズマイウの関係が悪化し、巻き込まれる形となった。
イズマイウとアントニオ猪木の関係から大晦日のINOKI BOM-BA-YE 2003参戦を希望していたが参戦できず、2004年1月にシュートボクセ・アカデミーに移籍した。
2005年2月26日、Cage Rage初参戦となったCage Rage 10でアントニー・レアと対戦し、TKO勝ち。
2006年2月4日、Cage Rage 15の世界ライトヘビー級タイトルマッチで王者メルヴィン・マヌーフと対戦し、KO負けを喫し王座獲得に失敗した。
2006年7月1日、PRIDE初参戦となったPRIDE 無差別級グランプリ 2006 2nd ROUNDで中村和裕と対戦。中村に試合の主導権を握られ、最後はアームロックで一本負け。9月10日のPRIDE 無差別級グランプリ 2006 決勝戦では西島洋介とワンマッチで対戦。序盤から積極的に攻撃を仕掛け、西島にまったく何もさせずにスリーパーホールドで一本勝ちを収めた。大会1週間前にクリスチャン・サイボーグと結婚した。
2007年4月21日、Cage Rage 21の世界ライトヘビー級王座決定戦でジェームス・ジキックと対戦。判定負けを喫し王座獲得に失敗した。
2008年2月1日、HCFでゲガール・ムサシと対戦し、TKO負け。
2008年3月5日、戦極旗揚げ戦戦極 〜第一陣〜で瀧本誠と対戦、鋭いローキックを連発し、ヒールホールドから移行したアキレス腱固めで一本勝ち。9月28日の戦極 〜第五陣〜のミドル級(-83kg)グランプリシリーズ1回戦ではシアー・バハドゥルザダと対戦。テイクダウンを防ごうとした際に左肘を脱臼し、TKO負けとなった。
2010年6月16日、ウェルター級転向後初戦となるStrikeforce: Los Angelesでマリウス・ザロムスキーと対戦し、パウンドによるTKO勝ちを収めた。
2011年1月29日、Strikeforce: Diaz vs. CyborgのStrikeforce世界ウェルター級タイトルマッチで王者ニック・ディアスに挑戦し、腕ひしぎ十字固めによる一本負けを喫し王座獲得に失敗した[1]。
2012年2月6日、クリスチャン・サイボーグがブラジルのサイト上で2011年12月に離婚していたことを発表した[2]。
人物・エピソード
編集戦績
編集総合格闘技 戦績 | ||||||
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33 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
18 勝 | 12 | 4 | 2 | 0 | 0 | 0 |
15 敗 | 9 | 2 | 4 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
× | ジョーダン・メイン | 3R 3:18 TKO(肘打ち) | Strikeforce: Barnett vs. Kharitonov | 2011年9月10日 |
× | ニック・ディアス | 2R 4:50 腕ひしぎ十字固め | Strikeforce: Diaz vs. Cyborg 【Strikeforce世界ウェルター級タイトルマッチ】 |
2011年1月29日 |
○ | マリウス・ザロムスキー | 1R 2:38 TKO(パウンド) | Strikeforce: Los Angeles | 2010年6月16日 |
○ | ダニエル・サラテ | 1R 1:41 TKO(打撃) | Samurai FC 2: Warrior's Return | 2009年12月12日 |
× | ジョーイ・ヴィラセニョール | 5分3R終了 判定1-2 | Strikeforce Challengers 2 | 2009年6月19日 |
× | シアー・バハドゥルザダ | 1R 0:22 TKO(左肘の脱臼) | 戦極 〜第五陣〜 【ミドル級グランプリシリーズ2008 1回戦】 |
2008年9月28日 |
○ | 瀧本誠 | 1R 4:51 アキレス腱固め | 戦極 〜第一陣〜 | 2008年3月5日 |
× | ゲガール・ムサシ | 1R 3:42 TKO(パウンド) | HCF: Destiny | 2008年2月1日 |
× | ジェームス・ジキック | 5分3R終了 判定0-3 | Cage Rage 21: Judgement Day 【Cage Rage世界ライトヘビー級王座決定戦】 |
2007年4月21日 |
○ | 西島洋介 | 1R 3:24 チョークスリーパー | PRIDE 無差別級グランプリ 2006 決勝戦 | 2006年9月10日 |
× | 中村和裕 | 1R 4:49 V1アームロック | PRIDE 無差別級グランプリ 2006 2nd ROUND | 2006年7月1日 |
○ | フランシス・カーモン | 5分5R終了 判定3-0 | WFC: Europe vs. Brazil | 2006年5月20日 |
○ | ホベルト・ゴドイ | 5分3R終了 判定3-0 | Showfight 4 | 2006年4月6日 |
× | メルヴィン・マヌーフ | 2R 3:51 KO(パンチ連打) | Cage Rage 15: Adrenalin Rush 【Cage Rage世界ライトヘビー級タイトルマッチ】 |
2006年2月4日 |
○ | ミハエル・マテリア | 2R KO(パンチ連打) | Jungle Fight 5 | 2005年11月26日 |
○ | ダレン・リトル | 1R 0:55 TKO(タオル投入) | Cage Rage 13: No Fear | 2005年9月10日 |
○ | カッシム・アナン | 1R 3:43 ギブアップ(打撃) | Meca World Vale Tudo 12 | 2005年7月9日 |
○ | マーク・エプスタイン | 1R 2:16 TKO(パンチ連打) | Cage Rage 11: Face Off | 2005年4月30日 |
× | アントニー・レア | 2R 1:55 TKO(パンチ連打) | Cage Rage 10: Deliverance | 2005年2月26日 |
× | 近藤有己 | 5分3R終了 判定0-3 | PANCRASE 2004 BRAVE TOUR | 2004年11月7日 |
× | クラウディオ・ゴドイ | 3R 2:23 TKO(パンチ連打) | Conquista Fight 1 | 2003年12月20日 |
○ | ルーカス・ロペス | 2R 4:08 TKO(打撃) | Jungle Fight 1 | 2003年9月13日 |
× | マウリシオ・ショーグン | 1R 2:25 TKO(マウントパンチ) | Meca World Vale Tudo 9 | 2003年8月1日 |
○ | ガブリエル・サントス | 1R 2:51 KO(膝蹴り) | K-NOCK | 2003年7月23日 |
○ | 渋谷修身 | 1R 1:20 KO(右フック) | PANCRASE 2003 HYBRID TOUR | 2003年5月18日 |
○ | シウヴィオ・ジ・ソウザ | 1R 0:10 KO(パンチ) | Meca World Vale Tudo 7 | 2002年11月8日 |
× | アンジェロ・アラウージョ | 1R 8:46 TKO(パンチ連打) | IVC 14: USA vs. Brazil 【準決勝】 |
2001年11月11日 |
○ | ジェファーソン・"タンク"・シウバ | 1R 2:28 KO(パンチ) | IVC 14: USA vs. Brazil 【2回戦】 |
2001年11月11日 |
○ | アーロン・サリヴァン | 1R 0:13 TKO(パンチ連打) | IVC 14: USA vs. Brazil 【1回戦】 |
2001年11月11日 |
× | ジョルジ・ナヴァリャーダ | 12分1R終了 判定3-0 | Heroes 2 | 2001年6月30日 |
× | ペレ | 1R 8:18 TKO(パンチ連打) | BVF 8: Campeonato Brasileiro de Vale Tudo 2 【決勝】 |
1997年11月20日 |
○ | アドリアーノ・ヴェルデリ | 1R 1:56 ギブアップ(パンチ連打) | BVF 8: Campeonato Brasileiro de Vale Tudo 2 【準決勝】 |
1997年11月20日 |
○ | ホベルト・ペレイラ | 1R 2:37 チョークスリーパー | BVF 8: Campeonato Brasileiro de Vale Tudo 2 【1回戦】 |
1997年11月20日 |
脚注
編集- ^ 【Strikeforce】王座戦は意地の交錯、ニックが勝鬨上げる MMAPLANET 2011年1月30日
- ^ Cris 'Cyborg' Santos Separates From Evangelista 'Cyborg' Santos2012年2月6日
- ^ The Arena Trainers THE ARENA ホームページ
関連項目
編集外部リンク
編集- SRC 選手データ - ウェイバックマシン(2010年6月27日アーカイブ分)
- PRIDE 選手データ - Internet Archive
- パンクラス 選手データ
- バウトレビュー 選手データ
- MMAjunkie 選手データ
- エヴァンゲリスタ・サイボーグの戦績 - SHERDOG