オランダ島
岩手県下閉伊郡山田町の山田湾にある無人島
オランダ島(オランダじま)は、岩手県下閉伊郡山田町の山田湾に位置する無人島。正式名称は大島(おおしま)[1]。
大島(オランダ島) | |
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![]() オランダ島の空中写真。 画像上方の島がオランダ島。下方は小島。周囲の海面に見える白い点は養殖イカダである。 国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成(1977年(昭和52年)) | |
所在地 | 日本・岩手県下閉伊郡山田町 |
所在海域 | 山田湾 |
座標 |
北緯39度27分44秒 東経141度58分30秒 |
面積 | 0.027 km² |
海岸線長 | 約0.9 km |
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概要編集
山田町の沖合に浮かび、行政上は山田町境田町に属する。三陸復興国立公園の自然保護地域に含まれ、南に隣接して小島がある。江戸時代の1643年に、オランダ船「ブレスケンス号」が同町に漂着したことから「オランダ島」の名前がつけられた。なお、山田町はこの出来事を縁としてオランダ・ザイスト市と姉妹都市協定を結んでいる。
オランダ島は海水浴場として設定されており(オランダ島海水浴場)、「東北唯一の無人島の海水浴場」である[2]。夏の海水浴シーズンには、山田町とオランダ島を結ぶ連絡船(岩手県北自動車(岩手県北バス)が運営)が運航されている。しかし、2011年の東日本大震災の影響で海水浴場は閉鎖[1]。2020年8月から町民限定で海水浴場を再開した[1]。2020年11月には公衆トイレが整備され、ツアー形式で一般客を受け入れることが検討されている[1]。
なお、山田町にはもうひとつ、船越半島の南側に「大島」という名の島(山田町船越、0.09km2)がある。こちらはタブノキが植生していることから「タブの大島」と呼ばれる。
註編集
関連項目編集
外部リンク編集
- 山田町観光協会ホームページ
- 海水浴場のご案内 - 山田町
- 橘弘文「神になった無法者 岩手県下閉伊郡山田町の島の坊伝説をめぐって (PDF) 」『大阪浄明大学紀要』6(2006年)