キタシナヒョウ(北支那豹、Panthera pardus japonensis)は、中国東北部華北地方が原産のヒョウの亜種で、野生下においては絶滅が危惧とされている。2007年現在のキタシナヒョウの野生個体数は不明であり、5年以上前の国勢調査では、約1500匹の野生のキタシナヒョウが居たと言う情報がある。動物園では全世界で約100匹ほど飼育されていると言う情報がある。

キタシナヒョウ North China Leopard
Panthera pardus japonensis
保全状況評価
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 食肉目 Carnivora
: ネコ科 Felidae
: ヒョウ属 Panthera
: ヒョウ P. pardus
亜種 : キタシナヒョウ
P. p. japonensis
学名
Panthera pardus japonensis
Gray, 1862
生息図

特徴

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  • キタシナヒョウは、標準的なヒョウのサイズとされている。
  • キタシナヒョウの黒い斑点模様のロゼットパターンは、ジャガーのパターンに似ている。
  • キタシナヒョウは他のヒョウの亜種より体毛は長い(アムールヒョウも長い)。

生態

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生息地域においては山麓の草原や森林に生息している。

食性は肉食でシカ、野生のヤギ、イノシシや小獣・齧歯動物などを捕食している。

繁殖

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通常1-2月までにオス、メスがつがいとなり、発情周期は約46日続く。 妊娠したメスは、洞穴、木の洞、茂みの中などで出産する。 出産は通常2-3頭生まれるが乳児死亡率が高く1-2匹しか生き残れない。 出産後約10日で子ヒョウは目を開く。 子ヒョウの体毛は柔らかく灰色がかっている。また大人の体毛より長くより密集した傾向がある。 生後3ヵ月後頃から親(メス)ヒョウの後ろに付き狩りを開始し、12カ月(1歳)で単独で狩りもでき自立できるが、親(メス)ヒョウとは18-24ヵ月の間共に生活をする傾向がある。

学名

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別亜種のアムールヒョウと生息地が近いため、アムールヒョウとキタシナヒョウは良く混同されているが別亜種である。 学名 (Panthera pardus japonensis) に日本の名前が入っているが日本においては生息しておらず、学名が発表された1862年は日本では江戸時代にあたり、日本と間違えて記載されたのか、日本経由で入手したのかは不明である。

関連項目

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外部リンク

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