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ネコ目

食肉目から転送)

ネコ目(ネコもく)は脊椎動物亜門 哺乳綱に属する動物分類群食肉目(しょくにくもく)、食肉類(しょくにくるい)ともいう。

ネコ目(食肉目)
Carnivora
生息年代: 始新世中期-現世, 42–0 Ma
Gaupen på Langedrag.JPG
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
上目 : ローラシア獣上目 Laurasiatheria
: ネコ目(食肉目) Carnivora
学名
Carnivora Bowdich1821
亜目

本来は捕食者として特化したグループであり、獲物を捕えるのに必要な触毛(ひげ)などの感覚器官と知能がよく発達しており、運動能力も高い。

目次

概説編集

ネコ目は、真獣類のうちで、肉を裂くためのハサミ状の頬歯である裂肉歯を1対もつもの(およびその子孫)のグループと定義することもできる。現生の海棲のグループ(いわゆる鰭脚類)では、その食性もあって裂肉歯は失われている。ネコ目に属するほとんどすべての動物が肉食であるが、部分的には雑食性の種も見られ、特にタケを主食とするジャイアントパンダレッサーパンダなどはほぼ完全な草食性である。

約6500万前 - 4800万年前に生息したミアキスを祖先とする。

分類編集

分類小史編集

ネコ目は、主に陸生のネコ亜目(裂脚亜目:れっきゃくあもく)と、主に海棲のアシカ亜目(鰭脚亜目:ききゃくあもく)に二分されてきた。近年、鰭脚類の起源がクマ類の近縁グループであることが明らかになり、裂脚類・鰭脚類を同レベルの分類単位とするのが適切でないことがわかっている。そのことから、たとえば「クマ・鰭脚類」というグループを、下目(クマ下目)の下位・上科(クマ上科)の上位に設定し、ここにクマ上科(化石群を含むクマのグループ)と鰭脚支目(かつての鰭脚亜目)を位置づけるという考え方がある。しかし、一般用語としては、まだ裂脚類・鰭脚類の二分法が用い続けられている。

ネコ亜目(裂脚亜目)は、かつてはイヌ上科 Canoidea(イヌ科クマ科アライグマ科イタチ科)とネコ上科 Feloidea(ネコ科ジャコウネコ科ハイエナ科マングース科)の2上科に分けられていた(絶滅グループのミアキス上科を含めると3上科)。後に、化石種においてイヌ科がネコ科に近いことなど、類縁関係についての新知識を踏まえて、クマ上科 Arctoidea ・マングース上科 Herpestoidea ・イヌネコ上科 Cynofeloidea の3上科(ミアキス上科を合わせると4上科)に分ける分類が提唱された。

その後も、前述した鰭脚類の問題などによってネコ目(食肉目)の分類には諸説がある。現在では、イヌ下目(イヌ類のみ)とクマ下目(イタチ類・アライグマ類や鰭脚類を含む)などからなるイヌ亜目と、ジャコウネコ類・ハイエナ類・マングース類を含むネコ亜目とに分ける分類法などがある。

最新の学説による分類編集

英語版などより。分子解析による分類。

系統編集

2005年のJ.J.Flynnの系統樹に拠る[1]

   ネコ目   
ネコ亜目

ニムラブス科 




ステノプレシクティス科 Stenoplesictidae



ペルクロクタ科 Percrocutidae 




キノボリジャコウネコ科  



ネコ上科 Feloidea

オビリンサン科 Prionodontidae 




バルボウロフェリス科 Barbourofelidae



ネコ科  




ジャコウネコ上科 Viverroidea

ジャコウネコ科  


マングース上科 Herpestoidea

ハイエナ科  




マングース科  



マダガスカルマングース科  







   イヌ亜目   

アンフィキオン科 Amphicyonidae 



イヌ科  


   クマ下目 Arctoidea   
   

ヘミキオン科 Hemicyonidae 



クマ科  




鰭脚類

エナリアルクトゥス科 Enaliarctidae 



   

アザラシ科  



   

アシカ科  



セイウチ科  





   イタチ上科 Musteloidea
   

レッサーパンダ科  



   

スカンク科  



   

アライグマ科  



イタチ科  









伝統的な分類編集

脚注編集

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  1. ^ Flynn, J. J.; Finarelli, J. A.; Zehr, S.; Hsu, J.; Nedbal, M. A. (2005年4月). “Molecular phylogeny of the Carnivora (Mammalia): Assessing the impact of increased sampling on resolving enigmatic relationships”. Systematic Biology 54 (2): 317–37. doi:10.1080/10635150590923326. PMID 16012099.