キース・ジャレット&ゲイリー・バートン
ゲイリー・バートンのアルバム
『キース・ジャレット&ゲイリー・バートン[注釈 1]』(原題:Gary Burton & Keith Jarrett)は、キース・ジャレットとゲイリー・バートンが連名で1970年に録音し、1971年に両名が所属していたアトランティック・レコードから発表されたスタジオ・アルバム。
『キース・ジャレット&ゲイリー・バートン』 | |||||
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キース・ジャレット&ゲイリー・バートン の スタジオ・アルバム | |||||
リリース | |||||
録音 | 1970年7月23日 ニューヨーク A&Rスタジオ[1] | ||||
ジャンル | ジャズ | ||||
時間 | |||||
レーベル | アトランティック・レコード | ||||
プロデュース | ジョエル・ドーン | ||||
専門評論家によるレビュー | |||||
キース・ジャレット アルバム 年表 | |||||
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ゲイリー・バートン 年表 | |||||
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解説
編集バートンのレギュラー・バンドにジャレットが加わった編成で録音された[2]。5曲中4曲はジャレットの作曲により[3]、唯一スティーヴ・スワロウが提供した「コモ・エン・ベトナム」では、ジャレットはピアノを弾かずソプラノ・サクソフォーンに専念しており、「ザ・レイヴン・スピークス」でも一部でサクソフォーンを吹いた[2]。
スコット・ヤナウはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「ポップ・ミュージック、ロック、カントリー、前衛ジャズといった要素が混ぜ合わされており、結果的には実に理路整然とした作品となった」と評している[3]。また、『CDジャーナル』のガイドコメントでは「70年当時の混沌としたシーンに呼応するようにカテゴライズ無用の音楽を創出」と評されている[4]。
1994年にライノ・レコードから発売された再発CDは、バートンの単独リーダー・アルバム『鼓動(Throb)』(1969年録音・発表)との2 in 1となった[5]。
収録曲
編集特記なき楽曲はキース・ジャレット作曲。
- グロウ・ユア・オウン - "Grow Your Own" - 4:54
- ムーンチャイルド/イン・ユア・クワイエット・プレイス - "Moonchild/In Your Quiet Place" - 7:23
- コモ・エン・ベトナム - "Como en Vietnam" (Steve Swallow) - 7:04
- フォーチュン・スマイルズ - "Fortune Smiles" - 8:31
- ザ・レイヴン・スピークス - "The Raven Speaks" - 8:16
参加ミュージシャン
編集- キース・ジャレット - ピアノ、エレクトリックピアノ、ソプラノ・サクソフォーン
- ゲイリー・バートン - ヴィブラフォン
- サム・ブラウン - ギター
- スティーヴ・スワロウ - エレクトリックベース
- ビル・グッドウィン - ドラムス
脚注
編集注釈
編集- ^ 1994年再発CD (AMCY-1124)、2012年再発CD (WPCR-27043)、2017年再発CD (WPCR-29262)の帯に準拠。1977年発売の日本盤LP (P-8040A)の帯では『ゲイリー・バートン&キース・ジャレット』と表記されていた。
出典
編集- ^ a b Gary Burton & Keith Jarrett - Gary Burton & Keith Jarrett (1991, CD) | Discogs
- ^ a b 2012年再発CD (WPCR-27043)ライナーノーツ(後藤誠)
- ^ a b Yanow, Scott. “Gary Burton & Keith Jarrett - Gary Burton, Keith Jarrett”. AllMusic. 2020年10月4日閲覧。
- ^ “キース・ジャレット&ゲイリー・バートン/キース・ジャレット&ゲイリー・バートン (限定)”. CDJournal. 音楽出版社. 2020年10月4日閲覧。
- ^ Gary Burton & Keith Jarrett - Gary Burton & Keith Jarrett / Gary Burton: Throb (1994, CD) | Discogs
外部リンク
編集- キース・ジャレット&ゲイリー・バートン - Discogs (発売一覧)