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グレゴリオ・デル・ピラール級フリゲート

グレゴリオ・デル・ピラール級フリゲート
PF-15 and SARV-002 CARAT 2013.jpg
「グレゴリオ・デル・ピラール」(PF-15)
艦級概観
艦種 フリゲート
就役期間 2011年 - 現在
性能諸元
排水量 3,250トン(米艦時代)
全長 115.2m (378ft)
全幅 12.8m (43ft)
深さ 6.02m (19ft 9in)
機関 CODOG方式
FM社製 38TD8-1/8-12ディーゼルエンジン(3,500 hp) 2基
P&W社製FT4A-6ガスタービンエンジン(18,000 hp) 2基
スクリュープロペラ 2軸
引込式サイドスラスター (350shp) 1組
航続距離 ディーゼル推進時:
14,000海里 (12ノット巡航時)
ガスタービン推進時:
9,600海里 (19ノット巡航時)
速力 最大: 29ノット
乗員 80名
兵装 Mk.75 76mm単装速射砲 1基
Mk.38 25mm単装機銃 1基
Mk.16 20mm単装機銃 2基
M2 12.7mm単装機銃 6基
艦載艇 複合艇 2隻
艦載機 MBB Bo 105 1機
レーダー Mk.92 mod.1 低空警戒/砲射撃指揮 1基
AN/SPS-73 対水上捜索/航法用 1基
電子戦
対抗手段
Mk.137 6連装デコイ発射機 2基

グレゴリオ・デル・ピラール級フリゲート英語: Gregorio del Pilar class frigate)は、フィリピン海軍が運用するフリゲートの艦級。アメリカ沿岸警備隊を退役したハミルトン級カッターを再就役させたものである。

目次

概要編集

長年フィリピン海軍の主力を務めてきたのは、キャノン級護衛駆逐艦などの旧式艦艇や、ジャシント級コルベットといった軽武装の艦艇であった。そのため海軍力を強化すべく、2011年より取得が始まったのが本級である。その前身は、アメリカ沿岸警備隊のハミルトン級長距離カッター(WHEC)であり、取得時点で既に艦齢が40年を超えるが、フィリピン海軍が現在装備する戦闘艦艇としては最大である。

アメリカ沿岸警備隊でハミルトン級として就役していた際には、対潜戦に備えてAN/SQS-38ソナーMk.32 3連装短魚雷発射管を搭載していたが、これらは冷戦終結後の1990年代中盤以降、コスト低減のため撤去されている。また防空用のAN/SPS-40対空捜索レーダーファランクス近接防空火器(CIWS)も、フィリピンへの売却に伴って撤去された(従って、公称排水量3,250tより実際は軽くなっている[1])。ただしMk.75 76mm単装速射砲オート・メラーラ 76mmコンパット砲)およびMk.92 mod.1砲射撃指揮システム(GFCS)については維持された。なお、Mk.92 mod.1 GFCSは、射撃指揮用の追尾用アンテナとともに捜索・捕捉用アンテナを有しており、低空警戒レーダーとしての機能も備えている。また、25mm機銃を安定化・遠隔操作式のMk.38 mod.2タイフーンRWS)に換装する計画が認可された[2]ほか、レーダー・システムの更新やハープーン艦対艦ミサイルの搭載などの装備強化も検討されている[3]

同型艦編集

# 艦名 起工 就役 退役 備考
PF-15 グレゴリオ・デル・ピラール
(BRP Gregorio del Pilar)
1965年11月23日 2011年12月14日 旧・ハミルトン(WHEC-715)
PF-16 ラモン・アルカラス
(BRP Ramon Alcaraz)
1966年2月7日 2013年8月6日[4] 旧・ダラス(WHEC-716)
PF-17 アンドレス・ボニファシオ

BRP Andrés Bonifacio

1968年6月14日 2016年7月21日 旧・バウトウェル

(WHEC-719)

出典・脚注編集

  1. ^ 「海外艦艇ニュース 米コースト・ガードのカッターをフィリピン海軍が購入」 『世界の艦船』第787集(2013年11月特大号) 海人社
  2. ^ No. 721-12 Contracts”. U.S. Department of Defense Office of the Assistant Secretary of Defense (Public Affairs). 2012年9月9日閲覧。
  3. ^ New Equipment For Navy Ships”. Manila Bulletin. 2012年9月9日閲覧。
  4. ^ トムソン・ロイター (2013年8月6日). “フィリピンが元米巡視船を配備、領有権争う中国にらみ”. 2013年8月6日閲覧。

関連項目編集