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ゴードン公爵: Duke of Gordon)は、イギリス公爵位。

過去に2回創設されており、最初の創設は第4代ハントリー侯爵ジョージ・ゴードン1684年スコットランド貴族として叙されたものである。この第1期のゴードン公爵位は5代ゴードン公ジョージ・ゴードンの死とともに廃絶した。現存する第2期のゴードン公爵位は、5代ゴードン公の姉の孫にあたる第6代リッチモンド公爵チャールズ・ゴードン=レノックス1876年連合王国貴族として叙されたのに始まる。現在の爵位保有者は第6代ゴードン公・第11代リッチモンド公チャールズ・ゴードン=レノックス英語版である。

歴史編集

第1期編集

第4代ハントリー侯爵ジョージ・ゴードン(1649-1716)が、1684年11月1日スコットランド貴族爵位「ゴードン公爵」に叙されたのが最初の創設である。以降この爵位はその子孫5代にわたって継承されたが、5代ゴードン公爵ジョージ・ゴードン(1770–1836)に子供がなく、他に継承資格者もなかったため、彼の死とともに爵位は廃絶した(ハントリー侯爵位は、2代ハントリー侯ジョージ・ゴードン英語版(1592-1649)に遡っての分流である第5代アボイン伯爵英語版ジョージ・ゴードン(第9代ハントリー侯爵)に継承された)[1][2]

第2期編集

5代ゴードン公の死後、ゴードン公爵家の財産はその姉であるシャーロット英語版(1768-1842)に相続された。彼女は第4代リッチモンド公爵・レノックス公爵チャールズ・レノックスと結婚していたので、結局その財産はリッチモンド公爵レノックス家に相続されることになった。これを機にレノックス家は「ゴードン=レノックス家」に改姓した[3]

シャーロットの孫である第6代リッチモンド公爵・第6代レノックス公爵チャールズ・ゴードン=レノックス(1818–1903)は、ヴィクトリア女王の寵愛を受けて1876年1月13日に2期目のゴードン公爵位を与えられた[4]

以降、ゴードン公爵位は2017年現在に至るまでリッチモンド公爵家当主によって継承されている。2017年現在の当主は第6代ゴードン公爵・第11代リッチモンド公爵・第11代レノックス公爵・第11代オウビーニュイ公爵フランス語版チャールズ・ゴードン=レノックス英語版(1955-)である[5]

第1期 ゴードン公 (1684年)編集

他の爵位: ハントリー侯爵 (1599), ハントリー侯爵 (1684), ハントリー伯爵 (1445), インジー伯爵 (1599), ハントリー及びインジー伯爵、インヴァーネス子爵英語版 (1684), バデノックのゴードン卿 (1599), バデノック、ロシャベール、ストラサヴォン、ベルモア、オーチドン、ガースィー及びキンカーディン卿 (1684)
他の爵位 (4代公爵から): ノーリッチ伯爵英語版及びゴードンのハントリー男爵 (1784グレートブリテン貴族), モーダント男爵英語版 (1529年イングランド貴族)

第2期 ゴードン公 (1876年)編集

他の爵位: リッチモンド公爵 (1675), レノックス公爵 (1675), マーチ伯爵 (1675), ダーンリー伯爵 (1675), キンラーラ伯爵 (1876), セトリントン男爵 (1675) トーボールトン卿 (1675)

家系図編集


参考文献編集

  • 森護『英国の貴族 遅れてきた公爵』大修館書店、1987年。ISBN 978-4469240979

脚注編集

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注釈編集

出典編集

  1. ^ Heraldic Media Limited. “Gordon, Duke of (S, 1684 - 1836)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2015年10月29日閲覧。
  2. ^ Heraldic Media Limited. “Huntly, Marquess of (S, 1599)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2015年10月29日閲覧。
  3. ^ 森護 1987, p. 202.
  4. ^ 森護 1987, p. 203.
  5. ^ Heraldic Media Limited. “Richmond, Duke of (E, 1675)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2015年11月1日閲覧。