サリー・リトル
サリー・リトル(Sally Little、1951年10月12日生まれ)は南アフリカ生まれのプロゴルファー。1971年にLPGAツアーに参戦し、生涯でメジャー大会2勝を含む15の大会で優勝した。2016年には南アフリカ殿堂に女子ゴルファーとして初めて登録された[1]。
Sally Knight Littl | |
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基本情報 | |
名前 | サリー・リトル |
生年月日 | 1951年10月12日(73歳) |
国籍 | 南アフリカ共和国 |
出生地 | 南アフリカ共和国・ケープタウン |
経歴 | |
プロ勝利数 | 15 |
優勝数 | |
LPGAツアー | 15 |
LPGAメジャー選手権最高成績 | |
全米女子プロ | Won: 1980 |
デュモーリエ | Won: 1988 |
受賞 | |
South African Hall of Fame | 2016 |
私生活
編集ケープタウンで生まれた。1982年8月に米国市民権を獲得した。
アマチュアでの成績
編集1970年の世界アマチュアチーム選手権 (World Amateur Team Championship) において個人最良スコアを記録し、また同じ年に南アフリカマッチプレー選手権およびストロークプレー選手権に優勝した。1971年のレディーカーリングオープンにはアマチュアで出場し5位タイの成績をおさめた。
プロでの成績
編集1971年に LPGA ツアーに参戦し、その年の LPGA ルーキーオブザイヤーに選ばれた。プロとしての初勝利は1976年の女子インターナショナル (Women's International) だった。最終日の最終ホールでグリーンサイドのバンカーからのショットが直接カップインし、1打差でジャン・スティーブンソンに競り勝った[2]。
ベストシーズンは1982年で、賞金ランキング3位となった。通算で15勝し、この中には1988年のデュモーリエと1980年の全米女子プロの2勝が含まれている。1989年には米国ゴルフ作家協会のベンホーガン賞 (Ben Hogan Award) を受賞。翌2000年はLPGA誕生50周年に当たり、「LPGAプレーヤーおよびティーチャー トップ50」の一人に選ばれた。
プロでの勝利
編集LPGAツアー(15勝)
編集レジェンド |
LPGAツアーメジャー大会(2勝) |
その他のLPGAツアー大会(13勝) |
番号 | 日付 | 大会名 | 優勝スコア | 2位との差 | 2位(タイ) |
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1 | 1976年5月9日 | 女子インターナショナル | −7(71-69-71-70 = 281) | 1打 | ジャン・スティーブンソン |
2 | 1978年3月19日 | キャスリン・クロスビー/ホンダシビッククラシック | −6(77-70-70-65 = 282) | プレーオフ | ナンシー・ロペス |
3 | 1979年3月4日 | ベントツリークラシック | −10(72-67-72-67 = 278) | 2打 | ナンシー・ロペス |
4 | 1979年8月20日 | バースクラシック | −8(68-69-71 = 208) | 1打 | パット・ブラッドリー |
5 | 1979年9月9日 | コロンビアセービングズクラシック | −7(66-71-72 = 209) | 2打 | ベス・ダニエル ジュディ・ランキン |
6 | 1980年6月8日 | 全米女子プロ | −3(69-70-73-73 = 285) | 3打 | ジェーン・ブラロック |
7 | 1980年7月27日 | WUIクラシック | −4(69-71-69-75 = 284) | 4打 | エイミー・オルコット ベス・ダニエル |
8 | 1981年2月8日 | エリザベス・アーデン・クラシック | −5(71-72-72-68 = 283) | プレーオフ | ジョアン・カーナー ジュディ・ランキン |
9 | 1981年3月2日 | オリンピアゴールドクラシック | −4(71-71 = 142) | 1打 | ロリ・ガルバッチ キャシー・ウィットワース |
10 | 1981年5月3日 | CPCウィメンズインターナショナル | -1(73-71-73-70 = 287) | プレーオフ | ホリス・ステーシー キャシー・ウィットワース |
11 | 1982年3月15日 | オリンピアゴールドクラシック | −4(75-74-69-70 = 288) | 2打 | ドナ・ホワイト |
12 | 1982年4月4日 | ナビスコダイナショアインビテーショナル | −10(76-67-71-64 = 278) | 3打 | サンドラ・ヘイニー ホリス・ステーシー |
13 | 1982年5月9日 | ユナイテッドバージニアバンククラシック | −11(72-69-67 = 208) | プレーオフ | キャシーウィットワース |
14 | 1982年7月18日 | メイフラワークラシック | −13(71-66-70-68 = 275) | 5打 | ベス・ダニエル |
15 | 1988年7月3日 | デュモーリエクラシック | −9(74-65-69-71 = 279) | 1打 | ローラ・デービース |
注:リトルはメジャー大会に昇格する前のナビスコダイナショアインビテーショナル(現在はクラフトナビスコ選手権と呼ばれる)に優勝している。
LPGAツアープレーオフ記録(4勝2敗)
番号 | 年 | 大会名 | 対戦相手 | 結果 |
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1 | 1978年 | キャスリン・クロスビー/ホンダシビッククラシック | ナンシー・ロペス | 1ホール目パーで勝利 |
2 | 1981年 | エリザベスアーデンクラシック | ジョアン・カーナー ジュディ・ランキン |
3ホール目パーで勝利
カーナーは2ホール目パーで脱落 |
3 | 1981年 | CPCウィメンズインターナショナル | ホリス・ステーシー キャシー・ウィットワース |
1ホール目バーディーで勝利 |
4 | 1982年 | アリゾナカッパークラシック | 岡本綾子 | 2ホール目岡本がバーディーで敗北 |
5 | 1982年 | ユナイテッドバージニアバンククラシック | キャシー・ウィットワース | 1ホール目バーディーで勝利 |
6 | 1986 | 全米女子オープン | ジェーン・ゲディス | 18ホールのプレーオフで敗北(ゲデス:71、リトル:73) |
メジャー大会
編集勝利(2勝)
編集年 | 大会 | 優勝スコア | 2位との差 | 2位(タイ) |
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1980年 | LPGAチャンピオンシップ | −3(69-70-73-73 = 285) | 3打 | ジェーン・ブラロック |
1988年 | デュモーリエクラシック | −9(74-65-69-71 = 279) | 1打 | ローラ・デービース |
チーム出場
編集アマチュア
- エスピリトサントトロフィー(南アフリカ代表): 1970年
プロ
- ハンダカップ(ワールドチーム代表):2007、2009、2010、2011、2012(タイ)
脚注
編集- ^ “Sally Little First Female Golfer Inducted Into South African Hall of Fame”. LPGA (8 December 2016). 9 December 2016閲覧。
- ^ Sand Trap shot wins for Little
外部リンク
編集- サリー・リトル - 全米女子プロゴルフ協会のプロフィール
- Sally Littleでレジェンズツアー公式サイト
- about.comのサリーリトルバイオ