シナ語派
シナ語派(シナごは)は、シナ・チベット語族の一語派で、チベット・ビルマ語派とともにこの語族を構成する。漢語派、漢・ペー語派ともいう。
シナ語派 | |
---|---|
話される地域 | 東アジア |
言語系統 | シナ・チベット語族
|
下位言語 | |
ISO 639-5 | zhx |
Glottolog | sini1245 (Chinese)[1] |
シナ語派はしばしば広義の中国語(官話、粤語、閩語等の総称)と同義語とされ、もう一方のチベット・ビルマ語派は言語系統というよりも中国語以外のシナ・チベット諸語の総称という側面もあった。しかし、1948年以降の研究の進展で、従来チベット・ビルマ語派とされてきたペー語が他のチベット・ビルマ諸語より中国語に近いとする説も唱えられるようになり、この説に従えばシナ語派は中国語とペー語から構成されることになる。
歴史
編集ペー語をシナ語派と仮定した場合、中国語とペー語はおおよそ上古漢語の時代(殷~秦代)に分かれたと考えられている。
閩語は、中古漢語(隋・唐代)以前に他の中国語諸方言と分かれたと考えられている。これは閩語の音体系に、切韻の音体系と合致しない部分があるためである。
閩語以外の中国語諸方言の音体系は、いずれも切韻の音体系に合致しているため、中古漢語から分かれたと考えられている。
分類
編集下記の分類は一例である。
参考文献
編集この節の加筆が望まれています。 |
関連項目
編集この節の加筆が望まれています。 |
外部リンク
編集この節の加筆が望まれています。 |
- ^ Hammarström, Harald; Forkel, Robert; Haspelmath, Martin et al., eds (2016). “Chinese”. Glottolog 2.7. Jena: Max Planck Institute for the Science of Human History