ジェリー・D・ベイリー(Jerry D. Bailey、1957年8月29日 - )は、アメリカ合衆国の元騎手であり、競馬コメンテイター。アメリカ競馬殿堂入り騎手。

Jerry Bailey
基本情報
国籍 米国
出身地 Dallas, Texas, United States
生年月日 (1957-08-29) 1957年8月29日(66歳)
騎手情報
通算勝利 5,893
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経歴 編集

テキサス州ダラス生まれ。騎手としては1974年ニューメキシコ州サンランドパーク競馬場においてフェッチというで初勝利し、引退までに5,893勝(30,804戦)を挙げた。

1984年にフィットトゥファイトでニューヨークハンデ三冠を達成。アメリカ三冠競走6勝。ブリーダーズカップは15勝で、うちクラシック5勝、1993年 - 1995年は3連覇を達成した。1990年代のアメリカ最強馬とされるシガー主戦騎手として知られる。

エクリプス賞最優秀騎手賞は最多の7回受賞し、1995年 - 1997年には史上初となる3年連続、さらに2000年から2003年には4年連続で受賞した。

1992年にはジョージ・ウルフ騎手賞を受賞、1995年にはアメリカ競馬殿堂入りを果たしている。

2005年には自伝「アゲインスト・ザ・オッズ」を著し、自身の初期の騎手生活に大きな影響を及ぼしたとされるアルコールとの苦闘について触れている。

48歳となった2006年1月19日に引退を発表、同月28日の騎乗が最後となった。獲得賞金は約2億9500万ドルで、パット・デイの約2億9800万ドルに次ぐ国内2位の記録である。引退後は競馬中継テレビ解説者などで活躍している。

日本では、1987年ジャパンカップのアカビール(競走中止)、2001年ジャパンカップダートリドパレス(8着)、ジャパンカップのティンボロア(15着)に騎乗するために来日歴がある。

騎乗馬 編集