スズキ・ビターラ

スズキのSUV型乗用車

ビターラVITARA )は、スズキが製造・販売しているSUVである。

初代(1988年-1998年) 編集

スズキ・ビターラ(初代)
 
前期型 JLX ハードトップ(フロント)
 
前期型 JLX ハードトップ(リア)
概要
別名 スズキ・エスクード(初代)
マツダ・プロシードレバンテ(初代)
ジオ・トラッカー
シボレー・トラッカー(初代)
ポンティアック・サンランナー
販売期間 1988年 - 1998年
ボディ
ボディタイプ 3/5ドアSUV
3ドアハードトップ
テンプレートを表示

2代目(2014年-) 編集

スズキ・ビターラ(2代目)
 
フロント
 
リア
概要
別名 スズキ・エスクード(4代目)
販売期間 2014年 -
ボディ
ボディタイプ 5ドアSUV
車両寸法
ホイールベース 2,500 mm
全長 4,175 mm
全幅 1,775 mm
全高 1,610 mm
テンプレートを表示

2013年9月10日に、コンパクトSUVのコンセプトモデル「iV-4」をフランクフルトモーターショーで発表。貝殻形状のボンネットフードや5分割形状のフロントグリルをデザインモチーフとして、今後新たに投入される車種の方向性を示すパーソナルコンパクトクロスオーバーSUVとして発表されたもので、日本では同年11月23日から開催された第43回東京モーターショー2013に、中国でも2014年4月20日から開催された2014年北京国際モーターショーに順次出展した。

2014年10月3日にはこの「iV-4」をベースにフロントグリルなどを変更した量販モデルを新型ビターラとして2014年パリモーターショーで初公開。2015年3月5日にハンガリー子会社のマジャールスズキにてラインオフ式典を執り行い、同社での生産を開始した。

本代から、初代から続いてきた「ラダーフレーム+後輪駆動の専用アーキテクチャー」に代わり、SX4 S-クロスとの共通設計となった。そのため基本駆動方式は歴代初のFF(前輪駆動)仕様となり、ラダーフレームが無くなったことで4WD車は410kgの大幅な軽量化が行われたとともに、高張力鋼板を多用することで衝突安全性も確保した。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4175×1775×1610mm ホイールベースは2500mm。パワーユニットには1.6リッターガソリンエンジン「M16A」と、1.6リッターディーゼルエンジン「D16AA」の2種類が用意されている[1]。トランスミッションは、5速マニュアルと6速マニュアルを設定している。また、1.6リッターガソリンエンジンには、パドルシフター付きの6速オートマチックトランスミッションも用意されている。

一部改良(2018年) 編集

2018年には、30周年を記念して一部改良モデルを発表。主な変更点は、フロントロアグリルを高くし、フロントにミリ波レーダー用のスペースを確保したことや、従来のデジタルマルチインフォメーションディスプレイを4.2インチカラー液晶MIDに置き換え、ジムニースイフトと同様に、スズキセーフティサポートの採用である。

一部改良(2022年) 編集

2022年1月、ビターラ初のハイブリッドモデルが発表。 同年3月には、英国アイルランドなどのヨーロッパ諸国で発売を開始した。パワートレインは、新開発のデュアルインジェクター1.5リッターガソリンエンジンを搭載し、33 PS(24 kW; 33 bhp)および60N⋅m(44lb⋅ft)を生成する高容量リチウムイオンバッテリーを搭載。ガソリンエンジンと電気モーターの合計出力は115PS(85 kW; 113 bhp)。トランスミッションは、6速AGSのみの設定となっている。駆動方式は、前輪駆動四輪駆動の2種類になっている。

脚注 編集

  1. ^ スズキ、コンパクトSUVの新型「ビターラ」発表【パリサロン2014】 【ニュース】”. webCG. 2022年7月26日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集