ソフィー・ウィルメス

ソフィー・ウィルメス(フランス語:Sophie Wilmès1975年1月15日 - )は、ベルギーの政治家[1]。第70代ベルギー首相、第57代外務大臣を務めた[2]改革運動(ワロン系自由党)所属。

ソフィー・ウィルメス
Sophie Wilmès
Sophie Wilmès 2020 (cropped).jpg
2020年
生年月日 (1975-01-15) 1975年1月15日(48歳)
出生地 ベルギーの旗 ベルギー イクセル
出身校 サン=ルイ大学
所属政党 改革運動
配偶者 クリストファー・ストーン
子女 4人
公式サイト [1]

ベルギーの旗 ベルギー
第57代外務大臣
在任期間 2020年10月1日 - 2022年7月15日
首相 アレクサンダー・デ・クロー

在任期間 2019年10月27日 - 2020年10月1日
国王 フィリップ

ベルギーの旗 ベルギー
第8代予算大臣
在任期間 2015年10月1日 - 2019年10月27日
首相 シャルル・ミシェル
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女性として初めて、ベルギーの首相に就任した[3]

経歴編集

1975年1月15日にブリュッセル首都圏地域イクセルに誕生する[4]。母方はユダヤ人であった[5]ワロン地域のグレ=ドワソーで育ち、ブリュッセルのサン=ルイ大学で応用通信と財務管理の学位を取得した。大学卒業後にファイナンシャル・アドバイザーとして法律事務所に勤務した。

2000年にイクル市議会に当選した[6]。2007年から2014年まで、フランデレン地域シント=ヘネシウス=ローデの財務・予算・フランコフォニー・教育・通信・地場産業担当第一議員。2014年から2015年までブラバント州議会議員。2014年に下院議員に初当選した。

2015年9月に第1次ミシェル内閣のエルヴェ・ジャマール予算大臣がリエージュ州知事に当選すると、その後任に抜擢された[7]。2018年12月に発足した第2次ミシェル内閣では、予算・市民サービス・国営宝くじ・科学政策大臣に任命された。2019年10月27日にミシェルの後任として首相に就任した。暫定的な意味合いの強い政権ではあったが、これが同国初の女性首相であった[7]。2020年3月16日に国王フィリップより正式な政権の組閣を要請された[8]。翌17日に新政権が発足したが、ベルギーは新型コロナウイルス感染症の流行に対応するため議会での演説は各党の代表者10人のみが出席を許され、残りの議員はライブ中継で演説を見守るという措置が取られた[9]

2020年10月1日に首相を退任した。後任は政権下で副首相兼財務担当相を務めたアレクサンダー・デ・クロー[10][11]。新政権では外務大臣に就任した[12]。2022年4月21日、悪性脳腫瘍を患う夫を介護するため外相を一時的に辞任し、デ・クロー首相が代行[13]。7月14日に正式に外相から辞任すると表明し[14]、翌15日に元ベルギー公共放送局RTBFアジャ・ラビブフランス語版が新外相に就任し、ウィルメスは退任した[15]

人物編集

2009年5月、オーストラリア人のクリストファー・ストーンと結婚した。ヴィクトリア、シャルロット(シャーロット)、エリザベート(エリザベス)の3女がいる。また、ストーンの前妻とのあいだに1子、ジョナサン(ジョナタン)がいる[16]

脚注編集

  1. ^ Belgian Federal Government”. www.federal-government.be. 2016年7月30日閲覧。
  2. ^ Federal Public Services and Public Planning Services (FPS and PPS) | Belgium.be”. Belgium.be (2014年3月3日). 2016年7月30日閲覧。
  3. ^ De eerste vrouwelijke premier van België staat voor een ondankbare taak” (オランダ語). demorgen.be. 2009年12月12日閲覧。
  4. ^ Sophie Wilmès | MR | News”. www.sophiewilmes.be. 2016年7月30日閲覧。
  5. ^ Belgium names first ever Jewish, female prime minister”. 2009年12月12日閲覧。
  6. ^ UK immigration officials sent to Zeebrugge in crackdown against organised smuggling” (英語). The Brussels Times (2019年10月29日). 2019年10月29日閲覧。
  7. ^ a b Rankin, Jennifer (2019年10月28日). “Belgium gets first female PM as Sophie Wilmès takes office” (英語). The Guardian. ISSN 0261-3077. https://www.theguardian.com/world/2019/oct/28/belgium-first-female-pm-sophie-wilmes 2019年10月29日閲覧。 
  8. ^ “La mission royale de Patrick Dewael et Sabine Laruelle prend fin: Sophie Wilmes doit maintenant former un gouvernement”. Sudinfo.be. (2020年3月16日). https://www.sudinfo.be/id173689/article/2020-03-16/la-mission-royale-de-patrick-dewael-et-sabine-laruelle-prend-fin-sophie-wilmes 2020年3月17日閲覧。 
  9. ^ “Sophie Wilmès a fait son discours à la Chambre devant dix députés”. RTBF. (2020年3月17日). https://www.rtbf.be/info/belgique/detail_sophie-wilmes-fera-son-discours-a-la-chambre-devant-moins-de-15-deputes?id=10460114 2020年3月18日閲覧。 
  10. ^ 選挙後16カ月で新政府発足”. 共同通信 (2020年9月30日). 2020年10月2日閲覧。
  11. ^ ベルギー首相にデクロー氏 7政党が連立で合意”. 日本経済新聞 (2020年9月30日). 2020年10月2日閲覧。
  12. ^ “Sophie Wilmès steps down as Belgium’s first female prime minister”. The Brussels Times. (2020年10月1日). https://www.brusselstimes.com/belgium/133783/sophie-wilmes-steps-down-as-belgiums-first-female-prime-minister/ 2020年10月3日閲覧。 
  13. ^ “ベルギー外相が辞任 悪性脳腫瘍の夫を介護”. 時事ドットコム. 時事通信社. (2022年4月22日). https://www.jiji.com/jc/article?k=2022042200805&g=int 2022年7月19日閲覧。 
  14. ^ “Sophie Wilmès: Belgian foreign minister formally resigns to care for ill husband”. ユーロニュース. (2022年7月15日). https://www.euronews.com/2022/07/14/sophie-wilmes-belgian-foreign-minister-formally-resigns-to-care-for-ill-husband 2022年7月19日閲覧。 
  15. ^ “Belgique: Hadja Lahbib, ex-présentatrice à la RTBF, devient ministre des Affaires étrangères”. ラジオ・フランス・アンテルナショナル. (2022年7月16日). https://www.rfi.fr/fr/europe/20220716-belgique-hadja-lahbib-ex-pr%C3%A9sentatrice-%C3%A0-la-rtbf-devient-ministre-des-affaires-%C3%A9trang%C3%A8res 2022年7月19日閲覧。 
  16. ^ Nizet, Pierre (2019年10月28日). “Qui est vraiment Sophie Wilmès, notre nouvelle Première ministre” (フランス語). Sud Info. 2019年12月4日閲覧。

外部リンク編集

公職
先代
シャルル・ミシェル
  ベルギー首相
第70代:2019年10月27日 - 2020年10月1日
次代
アレクサンダー・デ・クロー