ソング・トゥ・ソング

ソング・トゥ・ソング』(原題:Song to Song)は、2017年アメリカ合衆国で公開されたドラマ映画である。監督・脚本はテレンス・マリック、主演はマイケル・ファスベンダーライアン・ゴズリングが務めた。

ソング・トゥ・ソング
Song to Song
監督 テレンス・マリック
脚本 テレンス・マリック
製作 ニコラス・ゴンダ
サラ・グリーン
ケン・カオ
出演者 マイケル・ファスベンダー
ライアン・ゴズリング
ルーニー・マーラ
ナタリー・ポートマン
撮影 エマニュエル・ルベツキ
編集 レーマン・アリ
キース・フラース
ハンク・コーウィン
製作会社 バックアイ・ピクチャーズ
ウェイポイント・エンターテインメント
フィルムネイション・エンターテインメント
配給 アメリカ合衆国の旗ブロード・グリーン・ピクチャーズ
日本の旗AMGエンタテインメント
公開 アメリカ合衆国の旗2017年3月17日
日本の旗2020年12月25日
上映時間 129分[1]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 世界の旗$1,745,819[2]
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概略編集

テキサス州オースティンの音楽業界。そこは夢を追い求める者たちで溢れた世界でもあり、誘惑と裏切りに満ちた世界でもあった。そんな世界で生き抜く2組のカップルの姿を描き出していく。

キャスト編集

カメオ出演編集

製作編集

構想編集

2011年11月、ライアン・ゴズリング、クリスチャン・ベール、ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ、ヘイリー・ベネットの5名の起用とサラ・グリーン、ニコラス・ゴンダのプロデューサー就任が発表された[3]。当初、本作のタイトルはLawlessになる予定であったが、マリックがジョン・ヒルコートそのタイトルの使用を許したため、タイトルが変更されることになった[4]2012年11月、ベレニス・マーロウが本作に出演するという報道があった[5]2015年3月には、本作のタイトルがWeightlessに決まった[6]。しかし、2016年2月、本作のタイトルがSong to Songへ変更されるという発表があった[7]。同年12月、イギー・ポップ、ジョン・ライドン、アラン・パロモらがカメオ出演することに決まった[8][9]

撮影編集

2011年12月、ルーニー・マーラは『ソング・トゥ・ソング』の撮影は2012年9月に始まる予定だと述べた[10]。彼女の発言通り、テキサス州オースティンでの撮影は2012年9月から開始された[11]。ただし、ネオン・インディアンのアラン・パロモの出演シーンの撮影は3月に行われていた[12]

ポスト・プロダクション編集

マリックは編集前のフィルムにして8時間分の撮影をしていたため、出資者とスタジオに追加の出資を依頼しなければならない事態に追い込まれていた。そのため、本作のポスト・プロダクション作業は予定よりも長引くことになった[13]

2013年10月、ファスベンダーが自身の出演シーンがすべてカットされるのではないかという疑念を述べた[14]。11月には、ベールも同様の懸念を示した[15]

最終的に、ベニチオ・デル・トロ、クリスチャン・ベール、ヘイリー・ベネット、アンジェラ・ベティスボイド・ホルブルックトレヴァンテ・ローズアイアン・アンド・ワインフリート・フォクシーズアーケイド・ファイアの出演シーンが全カットされることになった[16][17][18]

公開編集

2015年2月、ブロード・グリーン・ピクチャーズが本作の北米配給権を購入したとの報道があった[19]。2016年3月10日、本作はサウス・バイ・サウスウエストでプレミアを迎えた。その際、普段公の場に姿を現さないマリックが、珍しくインタビューに応じたため、多くの映画ファンの注目を集めることになった[13][20]

評価編集

本作への賛否は激しく割れている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには70件のレビューがあり、批評家支持率は49%、平均点は10点満点で5.7点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「語りは最小限に留められているが、画面は実に美しい。テレンス・マリック監督の『ソング・トゥ・ソング』では、良くも悪くも、氏の近年の作品に含まれている要素が反響しあっている。」となっている[21]。また、Metacriticには30件のレビューがあり、加重平均値は52/100となっている[22]

インデペンデント』のクリストファー・ホートンは本作に5つ星評価で満点となる5つ星を与え、「テレンス・マリックの近年の作品を『難解だ』と酷評することが批評家の間では流行しているが、本作こそ傑作であり、人生を変えるような作品と言ってもよい」と絶賛している[23]。その一方で、『エンターテインメント・ウィークリー』のジョン・マクガヴァンは本作を「ストーリーが支離滅裂だ。映画自体が観客の理解を拒んでいるようだ。特に意味もない個所を執拗に描写しようとする。しかも、奇妙なシーンだらけだ。気の抜けた何かが深みに達しようとしているようだ。観客は各シーンの余白の中に理解できるものを探そうとするだろうが、それは見つからないのである」と酷評している[24]

出典編集

  1. ^ Song to Song”. 2017年3月27日閲覧。
  2. ^ Song to Song (2017)”. The Numbers. 2020年10月5日閲覧。
  3. ^ Bale, Blanchett to star in two Terrence Malick pics”. 2017年3月27日閲覧。
  4. ^ Lawless ”. 2012年2月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月27日閲覧。
  5. ^ Bond Girl Berenice Marlohe Joins Terrence Malick's Latest All-Star Drama (Exclusive)”. 2017年3月27日閲覧。
  6. ^ Terrence Malick Sets Title For Forthcoming Drama With Ryan Gosling, Rooney Mara & More”. 2017年3月27日閲覧。
  7. ^ SBIFF 2016 - Centerpiece Film "Knight of Cups" Sarah Green Interview”. 2017年3月27日閲覧。
  8. ^ Michael Fassbender Plays A “Lucifer”-Like Character In Terrence Malick’s ‘Weightless,’ Shares Scenes With Iggy Pop & John Lydon”. 2017年3月27日閲覧。
  9. ^ Neon Indian - Alan Palomo on Acting, Scoring, and “VEGA INTL. Night School””. 2017年3月27日閲覧。
  10. ^ Rooney Mara talks future projects, promoting 'Dragon Tattoo': 'Everyone is like, So, the rape scene. Was that hard?'”. 2017年3月27日閲覧。
  11. ^ Ryan Gosling Kisses Rooney Mara: Pretty Pair Shoots Scenes for Terrence Malick Movie”. 2017年3月27日閲覧。
  12. ^ Neon Indian's Alan Palomo Shoots Scenes for Terrence Malick Film With Rooney Mara”. 2017年3月27日閲覧。
  13. ^ a b Terrence Malick’s ‘Song To Song’ Could Have Been A Miniseries – SXSW”. 2017年3月27日閲覧。
  14. ^ Michael Fassbender Uncertain He’ll Make The Cut In Terrence Malick’s Austin Movie, William Friedkin Disses ‘To The Wonder’”. 2017年3月27日閲覧。
  15. ^ Christian Bale Holds His Roles to a High Standard, from 'American Hustle' to 'Out of the Furnace'”. 2013年12月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月27日閲覧。
  16. ^ Lykke, Patti, Iggy, and More: Every Musician in Terrence Malick’s Song to Song”. 2017年3月27日閲覧。
  17. ^ Christian Bale, Benicio del Toro, Haley Bennett All Cut From Terrence Malick’s ‘Song to Song’ at SXSW”. 2017年3月27日閲覧。
  18. ^ 'Moonlight' Star Trevante Rhodes Recalls That Crazy Oscar Win: "Am I Being Punk'd?"”. 2017年3月27日閲覧。
  19. ^ Broad Green Confirms Terrence Malick Deal Starting With ‘Knight Of Cups’ – Update”. 2017年3月27日閲覧。
  20. ^ Terrence Malick Interview @ SXSW / Song To Song - Panel (Last 31mins)”. 2017年3月27日閲覧。
  21. ^ Song to Song (2017)”. 2017年3月27日閲覧。
  22. ^ Song to Song”. 2017年3月27日閲覧。
  23. ^ Terrence Malick's Song to Song film review: A masterpiece, life-changing and other superlatives I stand by”. 2017年3月27日閲覧。
  24. ^ Song to Song: EW review”. 2017年3月27日閲覧。

外部リンク編集