ハリー・コニック・ジュニア

ハリー・コニック・ジュニアHarry Connick Jr.1967年9月11日 - )は、アメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズ出身の歌手ピアニスト俳優である。

ハリー・コニック・ジュニア
Harry Connick Jr.
ハリー・コニック・ジュニア Harry Connick Jr.
2014年撮影
本名 ハリー・コニック・ジュニア
別名義 Joseph Harry Fowler Connick, Jr.
生年月日 (1967-09-11) 1967年9月11日(57歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ルイジアナ州ニューオーリンズ
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
職業 歌手作曲家俳優
ジャンル ボーカル、ピアノ、オルガン、フュージョン
活動期間 1977年 -
活動内容 歌手、作曲家、映画
配偶者 ジル・グッドエイカー(1994年 - )
公式サイト www.harryconnickjr.com
主な作品
映画
『メンフィス・ベル』
インデペンデンス・デイ
マイ・ドッグ・スキップ
受賞
グラミー賞
1989年
その他の賞
テンプレートを表示

略歴

編集

ビッグ・バンド・スタイル

編集

母親のアニタ・フランシス(旧姓リーヴィ、のちリヴィングストン)は弁護士および判事[1]。父親のハリー・コニック・シニアは1973年から2003年までニューオリンズの検事であった[2][3]。母親はユダヤ系[4][5][6]、父親はアイルランド系[7]法曹関係の仕事をする一方、レコードショップを経営する両親の影響で小さい頃からフランク・シナトラデューク・エリントンを好んで聞いていたという[8] 。3歳からピアノを始め、10歳でニューオーリンズジャズバンドと共にレコーディングする[9]。19歳で初めてのアルバムを出した。1940年代-1960年代フランク・シナトラを彷彿とさせる「ビッグ・バンド・スタイルの再来」と評され、サントリーテレビCMに出演したこともあり、来日経験もある。

1990年代中盤にはファンク・スタイルへの移行を行ったものの、その後、再びビッグ・バンド・スタイルへ回帰しており、数度にわたってグラミー賞にノミネート、また受賞している。

俳優活動

編集

映画『恋人たちの予感』の音楽を手がけ、グラミー賞を受賞している他、1990年代より俳優としても活躍しており、『メンフィス・ベル』や『インデペンデンス・デイ』などに出演している。

その他

編集

米人気オーディション番組『アメリカン・アイドル』では過去2度メンターを務めていたが、2014年放送のシーズン13で審査員に就任した。

ディスコグラフィ

編集

アルバム

編集
  • Dixieland Plus(1978年)※Dixieland Plus名義
  • Pure Dixieland(1979年)※『11 (イレヴン)』(1992年)として再発
  • 『ヴォケイション』 - Harry Connick Jr.(1987年)
  • 『20 (トウェンティ)』 - 20(1988年)
  • 『恋人たちの予感』 - When Harry Met Sally(1989年)※映画『恋人たちの予感』サウンドトラック。1989年度グラミー賞受賞
  • 『ウイ・アー・イン・ラヴ』 - We Are in Love(1990年)※1991年度グラミー賞受賞
  • 『ロフティーズ・ローチ・スフレ』 - Lofty's Roach Souffle(1990年)
  • 『ブルー・ライト、レッド・ライト』 - Blue Light, Red Light(1991年)
  • 『25 (トゥエンティ・ファイヴ)』 - 25(1992年)
  • 『永遠にフェイヴァリット』 - When My Heart Finds Christmas(1993年)
  • 『STAR BOX』 - Forever For Now(1993年)※英国向けコンピレーション
  • 『シー〜ニューオリンズ・スピリット』 - She(1994年)
  • 『スター・タートル』 - Star Turtle(1996年)
  • 『トゥ・シー・ユー』 - To See You(1997年)
  • 『カム・バイ・ミー』 - Come by Me(1999年)
  • 『30 (サーティ)』 - 30(2001年)
  • 『ソングス・アイ・ハード〜ムービー・クラシック・ソングス』 - Songs I Heard(2001年)※2002年度グラミー賞受賞
  • Thou Shalt Not(2002年)※キャスト録音
  • 『アザー・アワーズ〜コニック・オン・ピアノ1』 - Other Hours: Connick on Piano, Volume 1(2003年)
  • 『ハリー・フォー・ザ・ホリデイズ』 - Harry for the Holidays(2003年)
  • 『オンリー・ユー』 - Only You(2004年)
  • 『オケージョン』 - Occasion: Connick on Piano, Volume 2(2005年)
  • 『ハリー・オン・ブロードウェイ アクト1』 - Harry on Broadway, Act I(2006年)※キャスト録音
  • 『オー・マイ・NOLA』 - Oh, My NOLA(2007年)
  • 『シャンソン・デュ・ヴュー・カレ』 - Chanson du Vieux Carré : Connick on Piano, Volume 3(2007年)
  • 『ホワット・ア・ナイト!-クリスマス・アルバム』 - What a Night! A Christmas Album(2008年)
  • 『恋人たちのラブソング』 - Your Songs(2009年)
  • In Concert on Broadway(2011年)※ライブ
  • Music from The Happy Elf: Connick on Piano, Volume 4(2011年)
  • Smokey Mary(2013年)
  • Every Man Should Know(2013年)
  • That Would Be Me(2015年)
  • 『トゥルー・ラヴ』 - True Love: A Celebration of Cole Porter(2019年)
  • Alone With My Faith(2021年)

出演作品

編集

映画

編集
公開年 邦題
原題
役名 備考
1990 メンフィス・ベル
Memphis Belle
クレイ・バグジー
1991 リトルマン・テイト
Little Man Tate
エディ
1995 コピーキャット
Copycat
ダリル
1996 インデペンデンス・デイ
Independence Day
ジミー・ワイルダー大尉
1997 エクセス・バゲッジ/シュガーな気持ち
Excess Baggage
グレッグ
1998 微笑みをもう一度
Hope Floats
ジャスティン
1999 アイアン・ジャイアント
The Iron Giant
ディーン・マッコーピン 声の出演
2000 マイ・ドッグ・スキップ
My Dog Skip
- ナレーター、声のみ
2001 南太平洋
South Pacific
ジョセフ・ケイブル テレビ映画
2002 アイ ラブ ヒットマン
Life Without Dick
ダニエル・ギャラハー
2003 閉ざされた森
Basic
ピート・ヴィルマー
2006 BUG/バグ
Bug
ジェリー・ゴス
2007 P.S. アイラヴユー
P.S. I Love You
ダニエル
2009 ニュー・イン・タウン
New In Town
テッド・ミッチェル 日本劇場未公開
2011 イルカと少年
Dolphin Tale
クレイ・ハスケット

テレビシリーズ

編集
放映年 邦題
原題
役名 備考
2002–2006 ウィル&グレイス
Will & Grace
レオ 23エピソード
2012 LAW & ORDER:性犯罪特捜班
Law & Order: Special Victims Unit
デヴィッド・ヘイデン 4エピソード

ブロードウェイ

編集

出典

編集
  1. ^ Stated on Finding Your Roots, PBS, March 25, 2012
  2. ^ Harry Connick, Junior's. profile at FilmReference.com”. Filmreference.com. July 25, 2010閲覧。
  3. ^ Tulane Law School Establishes Scholarship Honoring Harry Connick and the late Anita Connick”. Law.tulane.edu (January 6, 2004). July 25, 2010閲覧。
  4. ^ Feher, Heather (September 26, 2002). “Connick Is Mr. Right for 'Grace'”. Zap2it. オリジナルの2011年7月16日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110716071146/http://www.silligirl.com/zap2it/bl11.php December 24, 2007閲覧。 
  5. ^ Stephanie Mansfield, "Deconstructing Harry", Vogue, April 1998: pp. 211, 214, 216; online posting, connick.com. Retrieved July 17, 2007.
  6. ^ Genealogy Data, p. 39 (Family Pages). Paulmlieberman.org. Retrieved on 2012-05-08.
  7. ^ Musician balancing his work as actor|The Columbus Dispatch. Dispatch.com (2009-02-02). Retrieved on 2012-05-08.
  8. ^ 主婦の友社刊『ef(1991年3月号)』「FACE ハリー・コニック・Jr」より
  9. ^ Beuttler, Bill (August 1, 1990). “When Harry Met Stardom”. Music (American Way). https://www.billbeuttler.com/work41.htm October 2, 2007閲覧。 
  10. ^ Tix On Sale Today For Harry Connick Jr. in Concert on Broadway, broadwayworld.com, May 4, 2010

外部リンク

編集