バンコク・スカイトレインEMU-A型電車

バンコク・スカイトレインEMU-A型電車(バンコク・スカイトレインEMU-Aがたでんしゃ)は、1999年12月5日に営業運転を開始したバンコク・スカイトレイン(BTS)の通勤型電車である。

バンコク・スカイトレインEMU-A型電車
基本情報
製造所 シーメンス
主要諸元
編成 4両編成(Mc-T-T-Mc)
軌間 [1]1,435mm
電気方式 [1]直流750V
(第三軌条方式)
最高運転速度 80km/h
設計最高速度 [1]80km/h
起動加速度 [注釈 1]3.96km/h/s
減速度 [注釈 1]3.96km/h/s
編成定員 3両:846[注釈 2]
4両:1,490人[注釈 3]
自重 3両:[1]102.5t
編成重量 3両:[1]155t
編成長 [1]3両:65.1m
[2]4両:86.6m
全長 [1]21,800mm(Mc)
21,500mm(T)
全幅 [1]3,200mm
車体高 [1]3,860mm
床面高さ [1]1,150mm
車体 [1]ステンレス鋼
台車 [3]SF-2000
車輪径 [1]850mm
固定軸距 [1]2,300mm
台車中心間距離 [1]14.8m
軸重 [1]14.5t
主電動機 [3]かご形三相誘導電動機
駆動方式 [3]WN駆動方式
制御装置 [4]IGBT-VVVFインバータ制御
制動装置 回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ
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概要 編集

BTSの開業に伴い1999年に3両編成35本(140両)が導入され、さらに2012年11月から2013年3月には4両編成化するために中間車が新造された[5]

シーメンスモジュラー・メトロを採用している。バンコク・メトロブルーライン英語版(チャルーム・ラチャモンコン線)は、後にBTSとの直通運転を可能にするために基本設計は本車両と共通である。

デザインはポルシェデザインが担当した。

車体 編集

車体はステンレス鋼製だが、全塗装されている。塗色にはタイ国旗を彷彿とさせる白・赤・青が使われている。

車内 編集

 
内装

車内は白を基調としている。座席はオレンジ色のオールロングシートで、雨天時で濡れた客が座った後に拭きやすいよう繊維強化プラスチックを使用している。

窓は直線的な印象となっており、ドアの窓や取っ手は独特な形状である。外吊り式ドアで、閉扉時にチャイムが鳴る。

扉間には液晶ディスプレイが設置されており、画面の上部でCMが音声付きで放映され、最下部で次駅または現在停車中の駅を表示している。

つり革はベルトで、スタンションポールも備えつけられている。

走行機器など 編集

制御装置は、2レベルIGBT-VVVFインバータ制御である[4]。歯車装置には低騒音型の平歯車が使用されている。台車はSF-2000型[注釈 4]を採用。

運用 編集

BTS各線で運行されている。

シーロム線の車両は、ウォンウィエン・ヤイ駅への延伸以降、ボンバルディア・トランスポーテーションの信号システムに対応するよう改造された。[要出典]

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ a b 1.1m/s2[1]
  2. ^ シーメンスによる1平米あたり立席6人での設定[1]
  3. ^ BTSによる1平米あたり立席8人での設定[2]
  4. ^ 許容軸重:16.2t 固定軸距:2,300mm 車輪径:850mm 高さ:925mm[3]

出典 編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q Metro System - Skytrain Bangkok BTS, Thailand シーメンス
  2. ^ a b BTS Trains System SIEMENS Model”. Bangkok Mass Transit System Public Company Limited. 2019年7月7日閲覧。
  3. ^ a b c d First Class Bogies シーメンス
  4. ^ a b Bangkok Transit System, Thailand - ウェイバックマシン(2001年3月31日アーカイブ分) シーメンス
  5. ^ "News & Events - BTS takes delivery of new train cars from SIEMENS". BTS Group Holdings Public Company Limited. 2012年7月18日.

関連項目 編集

外部リンク 編集