メインメニューを開く

バンコク・メトロは、タイの首都バンコクの首都圏を走る高速鉄道網である。正式名称はMRT (Mass Rapid Transit)。バンコク・高速道路とメトロ社(英語: Bangkok Expressway and Metro Public Company Limited、略称BEM)が運営している。

MRT ( Mass Rapid Transit )
ロゴマーク
ラートプラーオ駅の駐車場
ラートプラーオ駅の駐車場
基本情報
タイ王国の旗 タイ王国
運営者 Bangkok Expressway and Metro Limited
公式サイト Bangkok Expressway and Metro Public Company Limited.
詳細情報
テンプレートを表示

概要編集

 
シーロム駅に到着するブルーライン
 
2019年に納入されたブルーライン用2世代目となるシーメンス製のInspiro
 
パープルライン用車両
 
樹脂メダル型のチケット(トークン
 
駅構内での禁止事項(撮影は禁止されている)

MRTはバンコク首都圏において増加する輸送需要への対応及び慢性的な交通渋滞の緩和を図り、タイの経済発展と温室効果ガスの排出削減を通じて、都市環境の改善に寄与する目的で建設された。

国営のタイ高速度交通公社(英語: Mass Rapid Transit Authority of Thailand、略称MRTA)が路線の建設や施設の保有を行い、民間会社のBEMが運営を行う上下分離方式を採用している。

2004年に開業したブルーライン(チャルーム・ラチャモンコン線)22.0kmと、2016年に開業したパープルライン(チャローン・ラチャタム線)約23.0kmの2路線がある。

建設編集

ブルーラインの建設は困難を極めた。バンコクはチャオプラヤー川デルタゾーンにあるため地盤が軟弱な上に過去には洪水を経験した(開業後でも2011年に経験)こと、地下には配水管や電話線が無造作に埋まっていること、さらにBTSが先に開業しており開発には否定的な意見が多かったが、そのような中で1997年に建設が開始された。ブルーラインの建設費は約27億ドルで、そのほとんどが日本国円借款で賄われた。建設の指揮は大衆電車公社が行い、請負った会社はイタリアン・タイ・ディベロップメント社、チョーカンチャン社、大林組鹿島建設熊谷組東急建設西松建設であった。

開通編集

ブルーラインは、2004年7月3日バーンスー駅 - フワランポーン駅が開通した。本来は2003年APEC首脳会議に間に合うよう開通させる予定だったが、間に合わず2004年8月12日の母の日(シリキット王妃誕生日)の開通を目指した。しかし、試運転段階において特に問題が発生しなかったために、予定を早めての開通となった。その後は長らく同区間のみで営業を続けてきたが、延伸工事が行われ、2017年にバーンスー駅からタオプーン駅まで延伸したのを皮切りに、2020年3月までに延伸区間であるタープラ駅 - タオプーン駅とフワランポーン駅 - ラックソーン駅が開業予定となっている[1][2]

パープルライン(クローンバーンパイ駅 - タオプーン駅)は、2016年8月6日に開通した。

車両編集

ブルーライン用車両は当初、三菱電機アルストム社(資本)が共同で請け負う予定で、すでに落札を終えていたが、後にBTSとの接続を可能にするため、スカイトレインと同じシーメンス社製の車両(モジュラー・メトロ)が採用され19編成57両が導入された。車両は1編成3両で、そのデザインはタイの国旗をイメージさせる白・青・赤の三色が使われている。基本的に内外装はBTSと変わらない。なお、開業時からの編成では混雑緩和のため車両中央部のドア間は左右とも座席が撤去されており、着席定員が減少している。優先座席も設定されている。2017年にブルーライン用の増備車としてモジュラー・メトロの次世代型となるInspiro35編成105両がシーメンスに発注され、2019年4月に納入を開始した[3]。ドア上部にはBTSよりは小型だが横長液晶モニタが装備されており、路線図や次駅案内などを行っている。

パープルライン用車両は、総合車両製作所製の鉄道車両「sustina」21編成63両が導入されている[4]。車内は、防犯カメラの設置や、雨季に濡れた客が座った後に拭きやすいようプラスチック製の固い座席(バケットシートタイプのロングシート)が備え付けられている[5] [注釈 1]

ブルーライン、パープルラインともに軌間標準軌(1,435mm)で、直流750Vによる第三軌条集電方式である。最高時速は80km/h。

編集

洪水発生時に濁流が地下のコンコース・ホームに流れ込むのを防ぐため、地下駅では地上の出入口にはわざと上り階段が設けられており、地面より1〜1.5mほどの高さの階段を上ったあとに地下へ降りるようになっている。高架駅ではコンコースやホームに濁流が流れ込む恐れはないものの、地上の出入口と直結したエスカレーター、エレベーターはともに地面と直に接していない(階段ないしスロープを上る)などブルーライン同様に洪水対策が施されている(BTSなどでも同様)。

コンコース階[注釈 2]でゲート式の金属探知機と係員の目視によるセキュリティ・チェックが行われている。ブルーラインのうち最初に開業した地下駅(バーンスー駅 - フワランポーン駅間)では各出入口ごとに必ずゲートが設けられているため、列車には乗車せず駅構内の改札外通路を通り抜けるだけでもセキュリティ・チェックを受けなければならないが、ブルーラインのうち2017年以降に延伸した区間の各駅とパープルラインの各駅では各改札口の手前のみに設置されている。なお、ゲートでブザーが鳴るとカバンの中身を係員に見せなければならない[注釈 3]

自動券売機はタッチパネル式のものが置かれている。画面上のマップに表示された駅の部分をタッチして運賃を支払うとトークン(とお釣り)が出てくるので、そのトークンを自動改札機にタッチして入場する。下車駅では、自動改札機にある投入口にトークンを投入して出場する。なお、現在はプリペイド式ICカード「MRTカード」(メトロ専用)または「メンムムカード」(メトロ以外の一部の交通機関でも利用可能)も発売されており、予めチャージしておけばトークンを買う手間が省ける。なお、BTSが発行しているラビット・カードには対応しておらず、使用不可である。

ブルーライン、パープルラインともに、駅のエスカレーター、エレベーターは三菱電機製が納入されている[6]

ホームは、パープルラインは全て島式だが、ブルーラインは駅により相対式(重層の駅もある)または島式。ホームドアは、ブルーライン・パープルラインともに高架駅では全てのホームで可動式ホーム柵が、地下駅(ブルーラインのみ)では全てのホームでフルスクリーンタイプが、それぞれ採用されている。

パープルラインの各駅(タオプーン駅を含む)では、駅構内に個室の公衆トイレが設置されている。ブルーラインの各駅では基本的に乗客が利用できる公衆トイレの設置はない[注釈 4]が、我慢できない場合は係員に申し出ることで職員用のトイレを貸してくれる(壁面にイラストとともにそのように記載)。なお、駅構内の設備についてはバンコク・メトロのウェブサイト内「Route Map」から確認できる。また、パープルラインの全駅と、ブルーラインのうち2017年以降に開業した新駅の自動券売機にはICカードリーダーが取り付けられており、チャージのほか、残高や利用履歴の確認も可能である。

なお、以下の行為は、駅構内で禁止されている(2019年9月時点)。

  • 写真・動画の撮影 - 職員から撮影を止めるよう注意される[注釈 5]
  • 喫煙
  • 飲食(メトロモールを除く)
  • 座り込み
  • ゴミのポイ捨て
  • 大きな荷物、バルーン(風船)、ドリアンを始めとした臭いのきつい食品、可燃物、ペット(身体障害者補助犬を除く)、銃剣類の持ち込み
  • 向かいの座席に足を掛ける行為[注釈 6]

営業時間・ダイヤ編集

ブルーラインは、朝6時から深夜24時まで運行。全日同一ダイヤで、基本は7分間隔だが朝夕のラッシュ時間帯は4分間隔となる。

パープルラインは平日は朝5時30分から・土曜と休日は6時から、終了は深夜の24時頃(に終電が終着駅に到着するダイヤ)まで運行。基本は9分間隔だが、朝夕のラッシュ時間帯は6分間隔となる。

運賃編集

ブルーラインとパープルラインがタオプーン駅でつながったので、現在は両線を乗り通す場合は通し運賃となっている。全線を乗り通したフワランポーン駅 - クローンバーンパイ駅間の運賃は70バーツである(割引制度あり、以下参照)。なお、バンコク・メトロのホームページで運賃検索が可能。

ブルーラインの運賃は乗車距離に応じて14 - 42バーツである(2019年9月時点)[注釈 7]。なお、割引制度があり、子供及び高齢者は50%引き、学生は学生用ICカード利用で10%引きとなる。

パープルラインの運賃は乗車距離に応じて17 - 42バーツである(2019年9月時点)[注釈 8]。なお、ブルーライン同様に割引制度があり、子供及び高齢者は50%引き、学生は学生用ICカード利用で10%引きとなる。

BTSとは異なり、1日乗車券はない[注釈 9]

歴史編集

  • 1997年 - ブルーライン、建設工事着工
  • 2004年 7月3日 - ブルーライン、バーンスー - フワランポーン開業
  • 2009年 11月 - パープルライン、建設工事着工[11]
  • 2016年
    • 5月10日 - パープルライン、本格試運転開始[12]
    • 8月6日 - パープルライン、開業[4]
  • 2017年 8月11日 - ブルーライン、タオプーン - バーンスー開業(パープルラインと接続開始)[13]
  • 2019年
    • 7月29日 - ブルーライン、フワランポーン - タープラ 試運転(無料運行)開始[14]
    • 8月24日 - ブルーライン、タープラ - バーンワー 試運転(無料運行)開始[15]
    • 9月21日 - ブルーライン、タープラ - ラックソーン 試運転(無料運行)開始[16]
    • 9月29日 - ブルーライン、フワランポーン - ラックソーン 開業[1]

今後

路線編集

ブルーライン(チャルーム・ラチャモンコン線)編集

路線名 路線色 営業開始 区間 営業キロ 駅数
ブルーライン 2004年 タオプーン駅 - ラックソーン駅 30
ブルーライン(チャルーム・ラチャモンコン線)

営業中の総延長は34.2km。

2019年10月時点では、延伸工事中であったフワランポーン駅とラックソーン駅までの間が先行して開業し、あとはタオプーン駅から先、西側へタープラ駅英語版までの11.8kmが延伸工事中である[1][2]。これらの工事が完了すると、路線はタープラ駅 - シリントン駅 - バーンスー駅 - スクムウィット駅 - フワランポーン駅 - タープラ駅 - バーンワー駅 - ラックソーン駅という、都営地下鉄大江戸線のような6の字型運転となる。

延伸区間のうち、フワランポーン駅 - バーンワー駅間においては2019年7月から8月にかけて運賃無料の試運転が開始され実質開業し[15](9月6日まではフワランポーン駅にて乗り換えであったが翌7日より通し運転を開始[17])、バーンワー駅 - ラックソーン駅間においても開業直前の9月21日から運賃無料の試運転が開始され実質開業した[16]。なお、同区間は9月29日に正式開業(運賃の徴収開始)し、残るタオプーン駅 - タープラ駅においても2019年内に試運転(運賃無料)を開始する予定である[1]

以下、備考で特に記載のない駅は高架駅である。

駅番号 駅名 タイ語駅名 駅間キロ 累計キロ 所在地 備考
BL01 タープラ駅 ท่าพระ km km ブルーライン フワランポーン駅方面、ラックソーン駅方面と接続
BL02 ジャランサニットウォン13駅 จรัญสนิทวงศ์ 13 km km 2020年3月開業予定[2]
BL03 イエークファイチャイ駅 แยกไฟฉาย km km 2020年3月開業予定[2]
BL04 バーンクーンノーン駅 บางขุนนนท์ km km 2020年3月開業予定[2]
BL05 バーンイーカン駅 บางยี่ขัน km km 2020年3月開業予定[2]
BL06 シリントン駅 สิรินธร km km 2020年3月開業予定[2]
BL07 バーンプラット駅 บางพลัด km km 2020年3月開業予定[2]
BL08 バーンオー駅 บางอ้อ km km 2020年3月開業予定[2]
BL09 バーンポー駅 บางโพ km km 2020年3月開業予定[2]
BL10 タオプーン駅 เตาปูน - 0.0km バーンスー区 パープルラインと接続
BL11 バーンスー駅 บางซื่อ 1.2km 1.2km チャトゥチャック区 地下駅
国鉄 バンスー駅と接続
BL12 カムペーンペット駅 กำแพงเพชร -km km 地下駅
BL13 チャトゥチャック公園駅 สวนจตุจักร -km km 地下駅
BTS モーチット駅と接続
BL14 パホンヨーティン駅 พหลโยธิน -km km 地下駅
BTS ハーイェーク・ラプラオ駅と接続
BL15 ラートプラーオ駅 ลาดพร้าว -km km 地下駅
BL16 ラッチャダーピセーク駅 รัชดาภิเษก -km km ディンデーン区 地下駅
BL17 スッティサーン駅 สุทธิสาร -km km フワイクワーン区 地下駅
BL18 フワイクワーン駅 ห้วยขวาง -km km 地下駅
BL19 タイ文化センター駅 ศูนย์วัฒนธรรมแห่งประเทศไทย -km km ディンデーン区 地下駅
BL20 ラーマ9世駅 พระราม 9 -km km 地下駅
BL21 ペッチャブリー駅 เพชรบุรี -km km ラーチャテーウィー区 地下駅
エアポート・レール・リンク マッカサン駅と接続
BL22 スクムウィット駅 สุขุมวิท -km km ワッタナー区 地下駅
BTS アソーク駅と接続
BL23 シリキット・コンベンション・センター駅 ศูนย์การประชุมแห่งชาติสิริกิติ์ -km km クローントゥーイ区 地下駅
BL24 クローントゥーイ駅 คลองเตย -km km 地下駅
BL25 ルンピニー駅 ลุมพินี -km km サートーン区 地下駅
BL26 シーロム駅 สีลม -km km バーンラック区 地下駅
BTS サラデーン駅と接続
BL27 サームヤーン駅 สามย่าน -km km パトゥムワン区 地下駅
BL28 フワランポーン駅 หัวลำโพง -km 20.8km 地下駅
国鉄 クルンテープ駅と接続
BL29 ワットマンコン駅タイ語版 วัดมังกร 1.0km 21.8km サムパッタウォン区 地下駅
BL30 サムヨード駅タイ語版 สามยอด 1.1km 22.9km プラナコーン区 地下駅
パープルライン(延伸区間)と接続予定
BL31 サナームチャイ駅タイ語版 สนามไชย 1.1km 24.0km 地下駅
BL32 イサラパープ駅タイ語版 อิสรภาพ 1.4km 25.4km バーンコークヤイ区 地下駅
BL01 タープラ駅タイ語版 ท่าพระ 1.7km 27.1km ブルーライン タオプーン駅方面(延伸区間)と接続予定
BL33 バンパイ駅タイ語版 บางไผ่ 1.2km 28.3km パーシーチャルーン区
BL34 バーンワー駅 บางหว้า 1.0km 29.3km BTS バーンワー駅と接続
BL35 ペチャカセム48駅 เพชรเกษม 48 1.2km 30.5km
BL36 パーシーチャルン駅 ภาษีเจริญ 1.2km 31.7km
BL37 バーンケー駅 บางแค 1.3km 33.0km バーンケー区
BL38 ラックソーン駅 หลักสอง 1.2km 34.2km

パープルライン(チャローン・ラチャタム線)編集

路線名 路線色 営業開始 区間 営業キロ 駅数
パープルライン
(チャローン・ラチャタム線)
2016年8月6日[4] クローンバーンパイ駅 - タオプーン駅 20.94 16
パープルライン(チャローン・ラチャタム線[注釈 10]

パープルラインは、バンコク北西部のバンヤイ地区と中心部に近いバンスー地区を結ぶ全長約23kmの路線で、全区間が地上を走り、全駅が高架駅かつ島式ホームである。タイ運輸交通局が日本の円借款を活用して建設した。ブルーラインと同じく第三軌条方式を採用しているが、車両は新たに東日本旅客鉄道(JR東日本)グループの総合車両製作所(J-TREC)が新造したステンレス製車両3両編成21本(63両)が納入された[19]。また、併せてJR東日本は丸紅東芝と共同で合弁の現地法人をバンコクに設立し、パープルラインの鉄道車両や地上設備についてのメンテナンス業務を実施することになった。

2015年9月21日に、第一便としてタイに到着した3編成9両[20]のうち2編成の引き渡し式典が行われた。第二便の3編成、続けて5編成ずつ3回、延べ5回の輸送を経て[20]2016年1月までに全編成の輸送を完了した[21]

2015年12月14日より試験走行を開始[22]。本格的な試運転は2016年5月10日より開始となった[23]。翌6月から7月にかけて無料運行し[12]、当初はシリキット王妃誕生日である8月12日に正式開業する予定と報じられた[24]が、繰り上げて8月6日に正式開業した[4]

ブルーラインのバーンスー駅タオプーン駅間の延伸がパープルラインの開業に間に合わず、乗客は一時的に無料シャトルバスでの不便な乗り換えを強いられることとなった[7]。加えて運賃も比較的高いことから同路線は敬遠され、開業当初の1日あたりの利用客は想定(1日あたりの利用客は6 - 7万人)を大幅に下回る2万人程度に留まった[7]。2017年8月11日、ブルーラインがタオプーン駅まで延伸開業[13]し両線が繋がったことで乗客数は飛躍的に増加し、2018年11月末時点での1日当たりの利用客数は6万人程度、平日に限れば6万8千人程度までになっている[25]

駅は全て高架駅。

駅番号 駅名 タイ語駅名 駅間キロ 累計キロ 所在地 備考
PP01 クローンバーンパイ駅英語版
(バンパイ運河駅)
คลองบางไผ่ - 0km ノンタブリー県

バーンブアトーン郡
PP02 タラートバーンヤイ駅英語版
(バーンヤイ市場駅)
ตลาดบางใหญ่ 1.27km 1.27km
PP03 サームイェークバーンヤイ駅英語版
(バーンヤイ三叉路駅)
สามแยกบางใหญ่ 1.56km 2.83km
PP04 バーンプルー駅 บางพลู 1.57km 4.40km
PP05 バーンラックヤイ駅 บางรักใหญ่ 1.20km 5.60km
PP06 バーンラックノーイ・ターイット駅 บางรักน้อย-ท่าอิฐ 1.25km 6.85km ノンタブリー県

ムアンノンタブリー郡
PP07 サイマー駅 ไทรม้า 1.25km 8.10km
PP08 サパーン・プラナンクラオ駅
(ラマ三世橋駅)
สะพานพระนั่งเกล้า 1.47km 9.57km
PP09 イェーク・ノンタブリー1駅
(ノンタブリー1交差点駅)
แยกนนทบุรี 1 1.63km 11.20km
PP10 バーンクラソー駅 บางกระสอ 1.26km 12.46km
PP11 スーンラチャカーン・ノンタブリー駅英語版
(ノンタブリー公共施設センター駅)
ศูนย์ราชการจังหวัดนนทบุรี 0.90km 13.36km ピンクライン(建設中)と接続予定
PP12 クラスアン・サータラナスック駅
(保健省駅)
กระทรวงสาธารณสุข 1.79km 15.15km
PP13 イェーク・ティワノン駅
(ティワノン交差点駅)
แยกติวานนท์ 1.20km 16.35km
PP14 ウォンサワン駅 วงศ์สว่าง 1.72km 18.07km バンコク都
バーンスー区
PP15 バーンソーン駅英語版 บางซ่อน 1.29km 19.36km SRT Light Red Line(英語版)と接続予定
PP16 タオプーン駅英語版 เตาปูน 1.58km 20.94km ブルーラインと接続

事故編集

開業から5ヶ月が経過した2005年1月17日フワランポーン駅へ向かう電車がタイ文化センター駅を出発した所で、後ろから空の車輌が追突。追突された車輌には700人の乗客が乗っていたが、およそ100人の乗客が負傷した。人為的ミスが原因。

その後地下鉄は約2週間営業を停止し、2月1日に復旧。

その他編集

交通渋滞が激しいため、パークアンドライドを目的にブルーラインラートプラオ駅タイ文化センター駅に駐車場を設けた。パープルラインでもクローンバーンパイ駅に開業当時から駅東側に駐車場が設けられている。

2005年9月9日よりスクムウィット駅にてメトロモールと呼ばれるショッピングモールが開業。今まで売店も無く飲食も出来なかった地下鉄において、このメトロモールが開業したことにより、より利便性が高まった。ただし飲食はメトロモール内のみで可能で、その他の地下鉄構内では不可能。その他、ペッチャブリー駅でも開業。最終的に11の駅で開業する見込み。

延伸計画編集

2019年9月末時点では、引き続きタオプーン駅より先、西側の区間でのブルーラインの延伸工事が行われている(詳細は英語版wikipedia「en:Bangkok Metro」も参照)。

パープルラインもタオプーン駅より先、南進してブルーラインのワーンブラパ駅(建設中)、ウォンウェンヤイ、プラプラデーンへと延伸する計画がある[23]。2017年7月25日、タイ王国軍事政権は閣議で、パープルラインの南側延伸区間の建設を承認した。タオプーン駅を出て線路は地下鉄になり、タハーン通り、サムセーン通り、プラスメン通り、マハーチャイ通りを経て、チャオプラヤ川の下を潜り、対岸のソムデートプラジャオタクシン通り、マハイサワン交差点を経て再び高架になり、スクサワット通り上を進み、終点のクルナイ駅へと至る。2023年 - 2024年の開業を目標とする。全長23.6km、17駅を設置予定。最高速度は80km/h[26]

注釈編集

  1. ^ ブルーライン、BTS、エアポート・レール・リンクともに座席は同じく固いプラスチック製。
  2. ^ スクムウィット駅のBTS連絡通路など地上階の場合もある。
  3. ^ 但し「チラ見せ」程度で、余程でない限り中は物色されることはなく、また特にラッシュ時など混雑時においては事実上スルーとなっていることもある。
  4. ^ タオプーン駅はパープルラインとの連絡階段の下に個室の公衆トイレがある。その他、スクムウィット駅など一部の駅ではメトロモール内など改札外に公衆トイレがある。
  5. ^ なお、タイ国鉄BTSでは撮影は特に禁止されていない。
  6. ^ 但し、バンコク・メトロではクロスシートの座席はない。
  7. ^ 2004年8月12日(母の日)までの運賃は、距離に関係なく一律10バーツであり、この期間の収益金は王室慈善プロジェクトに寄付された。その後、2005年7月3日までは乗車距離に応じて、12 - 31バーツであった。
  8. ^ 当初、14 - 42バーツで開業した[7]が、利用者数が想定を大幅に下回っているため、開業早々半額に値下げが検討され[8]ることとなった。翌9月より実際に値下げされた(初乗りは変わらず14バーツだが最大が29バーツに値下げ[9])ものの却って赤字幅が拡大してしまった[10]
  9. ^ かつてはあったが、パープルライン開業時には廃止されている。
  10. ^ プミポン前国王の命名による正式な名称。
    (タイ語:สายฉลองรัชธรรม、『祝福された仏法による王家の統治』線の意味)[18]

脚注編集

[ヘルプ]
  1. ^ a b c d “バンコク都市鉄道ブルーライン、西側延伸区間が正式開業”. newsclip.be (Necos Co., Ltd.). (2019年9月30日). http://www.newsclip.be/article/2019/10/01/40885.html 2019年10月9日閲覧。 
  2. ^ a b c d e f g h i j k MRT Route Map”. metro bemplc. 2018年10月21日閲覧。
  3. ^ (英語)Siemens delivers trains for Bangkok Blue Line extension”. インターナショナル・レールウェイ。ジャーナル (2019年4月25日). 2019年6月29日閲覧。
  4. ^ a b c d “JR東日本・総合車両製作所が参画、タイ都市鉄道「パープルライン」運行開始”. マイナビニュース. (2016年8月9日). http://news.mynavi.jp/news/2016/08/09/413/ 2016年8月10日閲覧。 
  5. ^ タイを「運ぶ!」運輸編 バンコクは今、鉄道建設ラッシュ!山手線の技術がタイの鉄道を変える。”. 日経ビジネスオンライン. 2016年10月20日閲覧。
  6. ^ “バンコク首都圏鉄道新路線 三菱電機製エレベーター、エスカレーター採用”. newsclip.be. (2016年8月9日). http://www.newsclip.be/article/2016/08/09/30102.html 2016年8月9日閲覧。 
  7. ^ a b c “日本製車両のバンコク都市鉄道新路線、ガラガラで運賃値下げ検討”. newsclip.be. (2016年8月21日). http://www.newsclip.be/article/2016/08/21/30202.html 2016年8月24日閲覧。 
  8. ^ タイで2016年8月にパープルライン開業、早速値下げを決定”. Asean Japan (2016年8月22日). 2016年10月20日閲覧。
  9. ^ 新路線パープルライン、利用者少なく運賃引き下げ”. タイ通 (2016年8月26日). 2016年10月24日閲覧。
  10. ^ 鉄道新路線パープルライン、値下げし赤字拡大”. タイ通 (2016年9月9日). 2016年10月20日閲覧。
  11. ^ “日本製車両パープルライン 本格試運転始まる”. GLOBAL NEWS ASIA. (2016年5月11日). http://www.globalnewsasia.com/article.php?id=3385&&country=2&&p=2 2016年5月31日閲覧。 
  12. ^ a b “バンコク首都圏の新高架鉄道、8月に正式開業 問題は最後の1キロ”. newsclip.be. (2016年5月11日). http://www.newsclip.be/article/2016/05/11/29183.html 2016年5月31日閲覧。 
  13. ^ a b “バンコク都市鉄道ブルーライン、延伸区間の運行開始 都心と北西郊外接続”. newsclip.be. (2017年8月11日). http://www.newsclip.be/article/2017/08/11/33826.html 2016年8月14日閲覧。 
  14. ^ 新市街と旧市街結ぶ バンコク地下鉄延伸区間試乗”. newsclip.be (2019年8月4日). 2019年8月4日閲覧。
  15. ^ a b “バンコクMRTブルーライン、8月24日にさらに延伸 新駅2駅が開業”. アジアトラベルノート. (2019年8月21日). https://www.asiatravelnote.com/2019/08/21/bangkok_mrt_blue_line_new_2_stations.php 2019年8月29日閲覧。 
  16. ^ a b “バンコク都市鉄道ブルーライン西側延伸区間、21日に全線開通”. newsclip.be (Necos Co., Ltd.). (2019年9月17日). http://www.newsclip.be/article/2019/09/17/40778.html 2019年9月24日閲覧。 
  17. ^ “バンコク都市鉄道ブルーライン西側延伸区間、フワラムポーン駅での乗り換不要に”. newsclip.be (Necos Co., Ltd.). (2019年9月6日). http://www.newsclip.be/article/2019/09/07/40688.html 2019年9月29日閲覧。 
  18. ^ バンコク首都鉄道パープルライン正式名称決定。8月6日開業へ” (2016年7月6日). 2019年8月7日閲覧。
  19. ^ “タイ・バンコク パープルラインへの事業参画について” (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (2013年11月6日), http://www.jreast.co.jp/press/2013/20131105.pdf#search='%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%82%AF+JR' 
  20. ^ a b 総合車両製作所技報第5号 バンコクパープルラインー開業までの現地作業ー”. J-TREC (2016年). 2019年7月20日閲覧。
  21. ^ “日本製車両がタイに到着、バンコク都市鉄道向け”. newsclip.be. (2015年9月22日). http://www.newsclip.be/article/2015/09/22/26950.html 2015年9月27日閲覧。 
  22. ^ “バンコクの都市鉄道パープルライン、試験走行開始”. newsclip.be. (2015年12月14日). http://www.newsclip.be/article/2015/12/14/27763.html 2015年12月15日閲覧。 
  23. ^ a b “MRTパープルラインの開業が半年遅延へ”. GLOBAL NEWS ASIA. (2015年7月8日). http://www.globalnewsasia.com/article.php?id=2182&&country=2&&p=2 2016年8月10日閲覧。 
  24. ^ “バンコク都市鉄道のパープルライン、車両基地が完成…来年5月から無料運行”. response.jp. (2015年11月5日). http://response.jp/article/2015/11/05/263673.html 2015年11月5日閲覧。 
  25. ^ “Blue Line extension to be ready ahead of schedue”. The Nation. (2018年11月30日). http://www.nationmultimedia.com/detail/Corporate/30359540 2018年12月20日閲覧。 
  26. ^ “バンコク北郊と南郊接続 都市鉄道23キロ延伸、2023―24年開業目指す”. newsclip.be. (2017年7月31日). http://www.newsclip.be/article/2017/07/31/33706.html 2016年8月14日閲覧。 

関連項目編集

外部リンク編集