フィルモア・イーストの奇蹟
『フィルモア・イーストの奇蹟』(原題:Fillmore East: The Lost Concert Tapes 12/13/68)は、アメリカ合衆国のミュージシャン、アル・クーパーとマイク・ブルームフィールドの連名によるライブ・アルバム。1968年12月13日と14日に行われたフィルモア・イースト公演の模様が収録されているが、当時は未発表となり、2003年にソニー傘下のレガシー・レコーディングスから発売された。
『フィルモア・イーストの奇蹟』 | ||||
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アル・クーパー&マイク・ブルームフィールド の ライブ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1968年12月13日 - 14日 ニューヨーク フィルモア・イースト | |||
ジャンル | ロック、ブルースロック | |||
時間 | ||||
レーベル | レガシー・レコーディングス | |||
プロデュース | アル・クーパー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
アル・クーパー&マイク・ブルームフィールド アルバム 年表 | ||||
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解説
編集アルバム『フィルモアの奇蹟』に収録された1968年9月のフィルモア・ウェスト公演とは異なるバック・バンドが起用された[1]。また、ブルームフィールドの紹介によって無名時代のジョニー・ウィンターがゲスト参加しており、客席にいたコロムビア・レコードの重役は、翌週にはウィンターに契約を申し出たという[2]。
このライブ録音のテープは後に紛失し、再発見された時には劣化が著しかったが、クーパーは磁性体が剥がれるのを防ぐためにテープをオーブンで焼いた[2]。それからマルコム・セシルによるノイズ除去や補正、クーパー自身による編集、ビル・シムジクによるミキシング、アラン・タッカーによるマスタリングを経て完成した[2]。
当初は2003年1月のリリース予定だったが[3]、最終的には、4月に『スーパー・セッション』(1968年)のリマスターCDと同時発売された[4]。日本盤はクーパーの日本公演に合わせて6月4日に発売された[5]。
収録曲
編集- イントロダクションズ - Introductions - 1:27
- ワン・ウェイ・アウト - One Way Out (Elmore James, Marshall Seborn, Sonny Boy Williamson) - 4:17
- マイク・ブルームフィールドによるジョニー・ウィンターの紹介 - Mike Bloomfield's Introduction of Johnny Winter - 1:02
- イッツ・マイ・オウン・フォルト - It's My Own Fault (B.B. King, Jules Taub) - 10:56
- 59番街橋の歌 (フィーリン・グルーヴィー) - 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy) (Paul Simon) - 6:16
- テル・ミー・パートナー - (Please) Tell Me Partner - 10:10
- ザッツ・オール・ライト - That's Alright, Mama (Arthur Crudup) - 3:39
- 愛の終わる日まで - Together Till the End of Time (Frank Wilson) - 4:29
- 激しい恋はもうたくさん - Don't Throw Your Love on Me So Strong (Albert King) - 8:41
- 魔女の季節 - Season of the Witch (Donovan Leitch) - 8:59
参加ミュージシャン
編集脚注・出典
編集- ^ Unterberger, Richie. “Fillmore East: The Lost Concert Tapes 12/13/68 - Mike Bloomfield, Al Kooper”. AllMusic. 2015年8月7日閲覧。
- ^ a b c CDライナーノーツ(アル・クーパー、2002年11月)
- ^ “Interviews”. Fillmore East (2002年11月20日). 2015年8月7日閲覧。
- ^ Flaska, Barbara (2003年5月21日). “Mike Bloomfield, Al Kooper, Stephen Stills: Supersession (extra tracks)”. PopMatters.com. 2015年8月7日閲覧。
- ^ 日本初回盤CD(MHCP 2009)帯