フランシスコ・フランコ (第11代ビリャベルデ侯爵)

第11代ビリャベルデ侯爵フランシスコ・フランコ・イ・マルティネス=ボルディウスペイン語: Francisco Franco y Martínez-Bordiú1954年12月9日 - )は、スペイン貴族。総統フランシスコ・フランコの孫にあたる。第一姓は母方のフランコ、第二姓は父方のマルティネス=ボルディウである。

フランシスコ・フランコ
Francisco Franco
第11代ビリャベルデ侯爵、元・第2代メイラス卿スペイン語版
11代ビリャベルデ侯フランシスコ・フランコの紋章
在位 ビリャベルデ侯爵位 1998年-受爵中
メイラス卿位 1988年-2022年
続柄 10代ビリャベルデ侯の長男
初代メイラス女卿の孫

全名 フランシスコ・フランコ・イ・マルティネス=ボルディウ
敬称 Excelentísimo Señor(閣下)
出生 (1954-12-09) 1954年12月9日(69歳)
スペインマドリードエル・パルド宮殿スペイン語版
配偶者 マリア・デ・スエルベス
  ミリアム・ギサソラ
子女 フランシスコ・フランコ
フアン・フランコ
アルバロ・フランコ
ミリアム・フランコ
家名 フランコ家
父親 10代ビリャベルデ侯クリストバル・マルティネス=ボルディウ
母親 初代フランコ女公カルメン・フランコ
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経歴

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1954年12月9日に第10代ビリャベルデ侯爵クリストバル・マルティネス=ボルディウとその妻カルメン・フランコ(後の初代フランコ女公爵。総統フランシスコ・フランコとその妻カルメン・ポロの一人娘)の間の長男としてマドリードエル・パルド宮殿スペイン語版に誕生[1]

母方の祖父であるフランシスコ・フランコ総統の指示でフランコの家名を残すために通常は父方の姓である第一姓を母方のフランコにした[1]

マドリード自治大学で医学を学び、内科医外科医の免許を取得しているが[2]、医師としての勤務経験はない[3]。 多くの不動産を所有しており、不動産業と駐車場経営を手掛けている[1]

1977年にはタラゴナでの密猟により1978年に逮捕されて刑事裁判にかけられ、狩猟免許をはく奪された[1]

1988年に母方の祖母にあたる初代メイラス女卿スペイン語版カルメン・ポロが死去し、第2代メイラス卿位を継承した。1998年に父が死去すると第11代ビリャベルデ侯爵の爵位も継承した。2006年の不動産相続の法律により男女同権が定められたため、2017年に母が死去した際にはフランコ公爵位は姉にあたるカルメン・マルティネス=ボルディウが継承した[1]

2012年グアルディア・シビルの車両に衝突して警官を負傷させたとして2014年に刑事裁判にかけられ、テルエルの第一審では有罪となったが[1]、上級審では証拠不十分で無罪となった[4]

2022年10月、国民記憶法スペイン語版英語版の施行によりメイラス卿の爵位を失った[5]

家族

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1981年12月18日マリア・デ・スエルベス・イ・フィゲロア(María de Suelves y Figueroa、1957年8月22日-)と最初の結婚をした。彼女は第11代タマリット侯爵スペイン語版フアン・ホセ・デ・スエルベス・イ・デ・ポンシッチ(Juan José de Suelves y de Ponsich、1928年11月3日-2004年7月26日)とその妻であるヴィクトリア・デ・フィゲロア・イ・ボルボン(Victoria de Figueroa y Borbón)(第2代ロマノーネス伯爵スペイン語版ルイス・デ・フィゲロアの娘)の間の娘である。マリアとの間に以下の2人の息子を儲けた。

1992年にマリアと離婚し、2001年にミリアム・ギサソラ・イ・カリオン(Miriam Guisasola y Carrión、1967年-)と再婚。彼女との間に以下の2子を儲けている

2014年にミリアムと離婚。

系譜

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フランシスコ・フランコ (第11代ビリャベルデ侯爵)の系譜
16. トマス・マルティネス・イ・ロドリゲス
8. アンドレス・マルティネス・イ・コド・デ・グスマン
17. ホセファ・イサベル・コド・デ・グスマン・イ・アルディオ
4. ホセ・マリア・マルティネス・イ・オルテガ
18. ホセ・オルテガ・イ・メルガレホ
9. カタリナ・オルテガ・イ・トレド
19. アングスティアス・トレド・イ・ビコ
2. 10代ビリャベルデ侯クリストバル・マルティネス=ボルディウ
20. 8代ビリャベルデ侯ルイス・ボルディウ・イ・ガルセス・デ・マルシージャ
10. クリストバル・ボルディウ・イ・デ・プラット
21. マリア・デル・カルメン・デ・プラット・イ・サンチェス=サルバドール
5. 9代ビリャベルデ女侯マリア・デ・ラ・オ・エスペランサ・ボルディウ・イ・バスカラン
22. 陸軍大将ホセ・デ・バスカラン・イ・フェデリクスペイン語版
11. マリア・デ・ラ・オ・バスカラン・イ・レイナ
23. マリア・アデライダ・デ・レイナ・ヴィセット=フェルナンデス・デ・コルドバ
1. 11代ビリャベルデ侯爵・2代メイラス卿スペイン語版フランシス・フランコ・イ・マルティネス=ボルディウ
24. フランシスコ・フランコ・イ・ヴィエッティ
12. ニコラス・フランコ・イ・サルガド=アラウホ
25. エルメネギルダ・サルガド=アラウホ・イ・ペレス
6. 総統フランシスコ・フランコ・バアモンデ
26. ラディスラオ・バアモンデ・イ・オルテガ
13. マリア・デル・ピラール・バアモンデ・イ・パルド・デ・アンドラーデ
27. マリア・デル・カルメン・パルド・デ・アンドラーデ・イ・パルド・デ・アンドラーデ
3. 初代フランコ女公マリア・デル・カルメン・フランコ・イ・ポロ
28. クラウディオ・ポロ・イ・アストゥディージョ
14. フェリペ・ポロ・イ・フロレンス・デ・ベレテラ
29. ボニファシア・フロレス・デ・ベレテラ
7. 初代メイラス女卿スペイン語版マリア・デル・カルメン・ポロ・イ・マルティネス=バルデス
30. ラファエル・マルティネス=バルデス
15. ラモナ・マルティネス・バルデス・イ・マルティネス=バルデス
31. マリア・デ・ラ・カリダード・マルティネス=バルデス

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d e f Galiacho, Juan Luis (2018年2月4日). “Francis Franco, el nieto millonario del general: garajes, fincas y mando en plaza familiar”. El Español. 2021年4月1日閲覧。
  2. ^ La intrahistoria más reciente”. La Opinión de Zamora (2011年10月30日). 2021年4月1日閲覧。
  3. ^ Rubio, Miriam (2008年7月22日). “El otro Francisco Franco”. Vanitatis. El Confidencial. 2021年4月1日閲覧。
  4. ^ https://www.eldiario.es/aragon/sociedad/Audiencia-Teruel-Francis-Franco-condenado_0_823467801.html”. eldiario.es (2018年10月10日). 2021年4月1日閲覧。
  5. ^ Jefatura del Estado: “Ley 20/2022, de 19 de octubre, de Memoria Democrática”. Boletín Oficial del Estado (Madrid: Agencia Estatal Boletín Oficial del Estado): 33–34. (20 October 2022). ISSN 0212-033X. https://www.boe.es/buscar/pdf/2022/BOE-A-2022-17099-consolidado.pdf. 
スペインの爵位
先代
カルメン・ポロ
第2代メイラス卿スペイン語版G.E.
1988年 - 2022年
次代
称号廃止
先代
クリストバル・
マルティネス=ボルディウ
第11代ビリャベルデ侯爵
1998年 - 現在
次代
受爵中