プリメーラ・ディビシオン (チリ)
プリメーラ・ディビシオン(Primera División)は、チリにおける最上位のサッカーリーグである。18チームが参加している。アソシアシオン・ナシオナル・デ・フトボル・プロフェシオナル(Asociación Nacional de Fútbol Profesional、ANFP)によって組織されている。2009年にはIFFHSによって世界第9位のサッカーリーグに選出された[2]。
カンペオナート AFP PlanVital Campeonato AFP PlanVital | |
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加盟国 |
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大陸連盟 | CONMEBOL |
創立 | 1933 |
参加クラブ | 18 |
リーグレベル | 第1部 |
下位リーグ | プリメーラB |
国内大会 | コパ・チレ |
国際大会 |
コパ・リベルタドーレス コパ・スダメリカーナ |
最新優勝クラブ | ウニベルシダ・カトリカ (16回目) (2021) |
最多優勝クラブ | コロコロ (32回) |
最多出場選手 | アドルフォ・ネフ (624)[1] |
最多得点選手 | フランシスコ・バルデス (215)[1] |
テレビ局 |
CDF La Red |
公式サイト | http://www.anfp.cl |
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大会方式編集
2017シーズン以降は暦年・1シーズン制(2回戦総当り)を採用している。
過去の大会形式編集
プリメーラ・ディビシオン・メヒカーナの形式に似ており、チリにおけるプリメーラ・ディビシオンは18クラブが参加する。1月頃から6月頃にかけてアペルトゥーラ(Apertura、前期リーグ)が、7月頃から12月頃にかけてクラウスーラ(Clausura、後期リーグ)が、それぞれラウンドロビン(1回戦総当たり)方式で行われる。前後期リーグはレギュラーシーズンと呼ばれ、それぞれのレギュラーシーズン終了後にはプレーオフが行われる。レギュラーシーズンの成績上位8クラブが2レグ制によるトーナメント戦を戦い、前後期それぞれで優勝クラブが決定される。伝統的にチリのリーグ方式は1年間を1単位とし、前後期のリーグ戦の他にカップ戦を行っているが、2002年にメキシコリーグの形式を採用するまで、参加クラブ数やリーグ形式は毎年のように変更されていた。
昇降格と国際大会出場権編集
プリメーラB(2部)との間で昇降格が行われる。現在の形式では、下位2クラブがプリメーラBに降格する。
上位3クラブは自動的に翌年のコパ・リベルタドーレス出場権を獲得する。チリに対して同大会の出場権は4枠を与えられているが、最後の枠はコパ・チレを制したクラブに与えられる。コパ・スダメリカーナの出場権もチリは4枠を与えられており、コパ・リベルタドーレスの出場権を得ていないクラブの中で、シーズン成績が良い順に与えられる。
2021シーズン所属クラブ編集
クラブ名 | ホームタウン | ホームスタジアム | 収容人数 |
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アウダックス・イタリアーノ | サンティアゴ | ビセンテナリオ・デ・ラ・フロリダ | 12,000 |
コブレサル | エルサルバドル | エル・コブレ | 12,000 |
コロコロ | サンティアゴ | モヌメンタル・ダビド・アレジャーノ | 47,347 |
クリコ・ウニド | クリコ | ラ・グランハ | 8,000 |
デポルテス・アントファガスタ | アントファガスタ | レヒオナル・デ・アントファガスタ | 21,178 |
デポルテス・ラ・セレナ | ラ・セレナ | ラ・ポルターダ | 18,243 |
デポルテス・メリピージャ | メリピージャ | ムニシパル・ロベルト・ブラーボ・サンティバニェス | 6,500 |
エベルトン | ビニャ・デル・マール | サウサリート | 22,360 |
ウアチパト | タルカワノ | CAP | 10,500 |
ニュブレンセ | チヤン | ムニシパル・ネルソン・オヤルスン・アレナス | 12,000 |
オヒギンス | ランカグア | エル・テニエンテ | 13,849 |
パレスティーノ | サンティアゴ | ムニシパル・デ・ラ・システルナ | 8,000 |
サンティアゴ・ワンダラーズ | バルパライソ | エリアス・フィゲロア・ブランデル | 20,575 |
ウニオン・エスパニョーラ | サンティアゴ | サンタ・ラウラ=ウニベルシダSEK | 19,000 |
ウニオン・ラ・カレーラ | カレーラ | ムニシパル・ニコラス・チャウアン・ナサル | 9,200 |
ウニベルシダ・カトリカ | サンティアゴ | サン・カルロス・デ・アポキンド | 14,118 |
ウニベルシダ・デ・チレ | サンティアゴ | ナシオナル・フリオ・マルティネス・パラダノス | 48,665 |
歴代大会結果編集
Aはアペルトゥーラ(前期リーグ)、Cはクラウスーラ(後期リーグ)、Tはトランシシオン。
歴代優勝クラブ[5]編集
優勝経験があるのは16のクラブであり、そのうち11のクラブは2度以上の優勝経験がある。CSDコロコロが最多32回の優勝を誇り、ウニベルシダ・デ・チレ(18回)、ウニベルシダ・カトリカ(14回)が続いている。リーグ連覇を果たした経験があるのはマガジャネス、CDコブレロア、ウニベルシダ・デ・チレ、CSDコロコロ、ウニベルシダ・カトリカの5クラブのみである。最多連覇記録はCSDコロコロ(4連覇、アペルトゥーラ2006からクラウスーラ2007まで)が保持している。優勝回数の多いクラブは、CDコブレロア以外首都サンティアゴに集中している。
クラブ | 優勝回数 | 優勝シーズン |
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CSDコロコロ | 32 | 1937, 1939, 1941, 1944, 1947, 1953, 1956, 1960, 1963, 1970, 1972, 1979, 1981, 1983, 1986, 1989, 1990, 1991, 1993, 1996, 1997 C, 1998, 2002 C, 2006 A, 2006 C, 2007 A, 2007 C, 2008 C, 2009 C, 2014 C, 2015 A, 2017 T |
ウニベルシダ・デ・チレ | 18 | 1940, 1959, 1962, 1964, 1965, 1967, 1969, 1994, 1995, 1999, 2000, 2004 A, 2009 A, 2011 A, 2011 C, 2012 A, 2014 A, 2017 C |
ウニベルシダ・カトリカ | 15 | 1949, 1954, 1961, 1966, 1984, 1987, 1997 A, 2002 A, 2005 C, 2010, 2016 C, 2016 A, 2018, 2019, 2020 |
CDコブレロア | 8 | 1980, 1982, 1985, 1988, 1992, 2003A, 2003 C, 2004 C |
ウニオン・エスパニョーラ | 7 | 1943, 1951, 1973, 1975, 1977, 2005 A, 2013 T |
マガジャネス | 4 | 1933, 1934, 1935, 1938 |
アウダス・イタリアーノ | 4 | 1936, 1946, 1948, 1957 |
エベルトン・ビニャ・デル・マール | 4 | 1950, 1952, 1976, 2008 A |
サンティアゴ・ワンダラーズ | 3 | 1958, 1968, 2001 |
CDパレスティーノ | 2 | 1955, 1978 |
CDウアチパト | 2 | 1974, 2012 C |
サンティアゴ・モーニング | 1 | 1942 |
CDグリーン・クロス | 1 | 1945 |
ウニオン・サン・フェリペ | 1 | 1971 |
CDオヒギンス | 1 | 2013A |
コブレサル | 1 | 2015C |
昇格・降格記録編集
シーズン別大会名編集
- Campeonato Nacional Petrobras(2013-2014)
- Campeonato Nacional Scotiabank(2014-2019)
- Campeonato AFP PlanVital(2019-現在)
脚注編集
- ^ a b [Los grandes récords del fútbol chileno], as chile, 2015年9月25日
- ^ “The strongest National League in the World 2009”. IFFHS. 2010年12月22日閲覧。
- ^ Karel Stokkermans (2016年5月29日). “Chile 2015/16”. RSSSF. 2016年5月30日閲覧。
- ^ Andrés, Juan Pablo (2009年12月11日). “Chile - List of Topscorers”. RSSSF. 2012年3月23日閲覧。
- ^ Juan Pablo Andrés and Eric Boesenberg (2020年2月12日). “Chile - List of Champions and Runners Up”. RSSSF. 2020年5月3日閲覧。