プレイング・ジ・オーケストラ

プレイング・ジ・オーケストラ』(Playing The Orchestra)は1988年12月16日ヴァージン・レコードからリリースされた坂本龍一2作目のライブ・アルバム

プレイング・ジ・オーケストラ
坂本龍一ライブ・アルバム
リリース
録音 1988年4月9日10日 NHKホール
ジャンル クラシック音楽
時間
レーベル ヴァージン・レコード
プロデュース 坂本龍一
坂本龍一 アルバム 年表
ネオ・ジオ
(1987年)
プレイング・ジ・オーケストラ
(1988年)
ビューティ
(1989年)
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解説 編集

1988年4月9日4月10日、東京NHKホールで行われた「Sakamoto Plays Sakamoto」コンサートでの演奏を収録。指揮は大友直人、演奏は東京交響楽団。キーボードで小林武史も参加。坂本は1か月半徹夜状態でコンサートの譜面を書いた。

映画「ラストエンペラー」・「戦場のメリークリスマス」サウンドトラックの他、坂本のオリジナル・アルバム収録曲をオーケストラアレンジしている。

コンサートでは「ラストエンペラー」では使用されなかった「満洲国パーティ」「満洲国ワルツ」なども演奏されている。収録曲以外にも「After All」「M.A.Y. In The Backyard」などが演奏されている。

坂本は当演奏後、すぐにロサンゼルスに移動、1988年4月11日に第60回アカデミー賞をラストエンペラーの音楽で受賞した。

パッケージ 編集

初盤は30,000セット限定販売。振ると音が出るボックス・セットで海外版も同様セットであった。日本限定初盤のみDisc3が付属、ビーコン・シアターで行われた「NEO GEO TOUR」のライブ音源を収録。音源的には映像作品「NEO GEO」と同じ。

1993年3月31日にはCD2枚(Disc3無し)にて再発されている[2]

ライナーノーツ1988年に亡くなった生田朗に捧げる詩(英語)が記述されている。

収録曲 編集

特記以外 全作曲:坂本龍一

Disc 1 編集

  1. Station
  2. Open The Door
  3. First Coronation 戴冠式
  4. Armo
  5. Demo Guns
  6. Mouse
  7. Cut My Queue
  8. The Gate
  9. Tension
  10. Rain (I want a Divorce)
  11. Manchukuo Party 満洲国パーティー
  12. Manchukuo Waltz 満洲国ワルツ
  13. The Baby (Was Born Dead)
  14. Russian Army ロシア兵
  15. The Last Emperor - Theme

Disc 2 編集

  1. Merry Christmas Mr.Lawrence - Theme
  2. Germination 発芽
  3. The Seed and the Sower 種子と種を蒔く人
  4. Ride Ride Ride (Celliers' Brother's Song)
    • 作曲:S.McCurdy
  5. The Fight
  6. Beyond Reason 理性を越えて
  7. The Seed
  8. The Last Emperor - The End Theme
  9. Before Long
    • アルバム『ネオ・ジオ』収録バージョンよりも長くアレンジされている。
  10. Replica
  11. Daikokai 大航海
    • 作詞:かの香織/イタリア語翻訳:細川周平
    • ボーカルはバーナード・ファウラー。

Disc 3 編集

  1. Okinawa Song
    • 詞:朝比呂志/作曲:三田信一
  2. 1900 1900年
  3. Tibetan Dance
    • 沖縄風にアレンジされている。ボーカルはバーナード・ファウラー。

脚注 編集

  1. ^ 坂本龍一/プレイング・ジ・オーケストラ”. tower.jp. 2022年10月3日閲覧。
  2. ^ 坂本龍一/プレイング・ジ・オーケストラ”. tower.jp. 2022年10月3日閲覧。