ホシバナモグラ(星花土竜、学名Condylura cristata)は、哺乳綱真無盲腸目モグラ科に属するモグラの一種。耳と目は退化していて、アイマー器官が非常に発達している。

ホシバナモグラ
ホシバナモグラ
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
亜綱 : 獣亜綱
下綱 : 真獣下綱
上目 : ローラシア獣上目
: 真無盲腸目
: モグラ科
学名
Condylura cristata
和名
星花土竜

分布 編集

カナダ南東部からアメリカ合衆国東部に分布。

 
生息地

形態 編集

体重70グラム前後、体長12~13cm,尾長6~8㎝、湿地帯に住まい、餌は水中でとる半水生のモグラである[1]。鼻の先に11対の触手があり、そこにたくさんのアイマー器官がある[2]。これが水中や地中で獲物を探すのに役立つ。体色は焦げ茶。

 
ホシバナモグラの鼻先のアイマー器官

桃色をした、鼻先の肉質の部分が星の形をしている[1]。  

生態 編集

地中生活に完全には適しておらず、半水生である。

食物は主に節足動物(昆虫や甲殻類など)やミミズ、貝。

泳ぎが上手である[1]。また、一般的に一つの個体で生活するが、集まって小さいコロニーを形成して、生活する事もある[1]

出典 編集

  1. ^ a b c d 第2版,世界大百科事典内言及, 日本大百科全書(ニッポニカ),ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,世界大百科事典. “ホシバナモグラとは”. コトバンク. 2022年11月12日閲覧。
  2. ^ 『もぐらはすごい』アリス館、2018年5月18日、32ページ頁。