ミモラ 心のままに
『ミモラ 心のままに』(ミモラ こころのままに、原題:Hum Dil De Chuke Sanam/Straight From the Heart[2])は、1999年に公開されたインドの恋愛映画。サンジャイ・リーラー・バンサーリーが監督を務め、サルマーン・カーン、アジャイ・デーヴガン、アイシュワリヤー・ラーイが出演している。クレジットはされていないが、メイトリーイ・デヴィの小説『Na Hanyate』を原作としている。また、ドイツ映画『みずうみ』の影響も受けている。映画は『Andha Ezhu Natkal』と『Woh Saat Din』のリメイクだと広く認識されている[3]。
ミモラ 心のままに | |
---|---|
Hum Dil De Chuke Sanam Straight From the Heart | |
監督 | サンジャイ・リーラー・バンサーリー |
脚本 |
サンジャイ・リーラー・バンサーリー ケネス・フィリップス カナン・マニ |
原案 |
サンジャイ・リーラー・バンサーリー リーラ・バンサリ |
製作 |
サンジャイ・リーラー・バンサーリー ジャムー・スガーンド |
製作総指揮 | イブラヒム・デサイ |
出演者 |
サルマーン・カーン アジャイ・デーヴガン アイシュワリヤー・ラーイ |
音楽 |
イスマーイール・ダルバール サンジャイ・リーラー・バンサーリー |
撮影 | アニル・メータ |
編集 | ベーラー・セーガル |
配給 |
SLBフィルムズ ギャガ=ヒューマックス |
公開 |
1999年6月18日 2002年4月27日 |
上映時間 | 187分 |
製作国 | インド |
言語 | ヒンディー語 |
製作費 | ₹160,000,000[1] |
興行収入 | ₹513,850,000[1] |
撮影はグジャラート州、ラージャスターン州、ブダペストで行われ、インド国際映画祭でプレミア上映された。2009年にはリメイク作品『Neel Akasher Chandni』が公開された。
あらすじ
編集この作品記事はあらすじの作成が望まれています。 |
キャスト
編集- サミル・ロッセリーニ - サルマーン・カーン
- ヴァンラジ - アジャイ・デーヴガン
- ナンディニ - アイシュワリヤー・ラーイ
- 祖母 - ゾーラ・セーガル
- パンディット・ダルバール - ヴィクラム・ゴーカレー
- アムリタ - スミター・ジャイカル
- カムナ - リーカ・ラオ
- バイラオン - ケニー・デサイ
- アヌパマ - シーバ・チャッダ
- ヴァンラジの母 - カヌ・ギル
- ヴィクラマジェート - ラジェーヴ・ヴァルマ
- タラン - ヴィナイ・パータク
- ロッセリーニ - ヘレン
- シルパ - ディンプル・イナンダール
- バラット - アーカシュ・カルナタキ
サウンドトラック
編集作曲はイスマーイール・ダルバール、作詞はメーブーブが担当し、歌手としてカビータ・クリシュナマーシー、アルカ・ヤグニック、クマール・サーヌー、ユディット・ナラヤン、ハリハラン、ヴィノード・ラソッド、スルタン・カーン、シャンカル・マハデヴァン、KKなどが参加している。楽曲はフィルムフェア賞で9つの賞を受賞した[4]。プラネット・ボリウッドのヴィクラム・バトナガールは10点満点の星を与え、「これはヒンディー・サウンドトラックの歴史の中で最高の場所に位置している」と称賛している[5]。
評価
編集興行収入
編集『ミモラ 心のままに』は1999年公開のインド映画の興行収入ランキングで第3位となっている[6]。海外市場の興行収入は8500万ルピーを記録している[7]。
批評
編集批評家からは撮影技法や音楽、主要キャストの演技、ゲスト出演したヘレンの演技が特に高く評価されている[8][9]。アヌパマ・チョープラーは「この3時間にも及ぶ壮大な作品には、ボリウッド基準で見ても莫大な歌、ロマンス、コメディ、信心の素材、色付けされたダンスナンバーが詰め込まれている」と批評している[10]。フィルムフェアは「10年に1度の豪華な作品」と表現し、「映画学的にこの映画は完璧で、この事実だけで鑑賞するに値します。イスマーイール・ダルバールの音楽はシンプルに魅力的です」と批評している[11]。
受賞・ノミネート
編集映画賞 | 部門 | 対象 | 結果 |
---|---|---|---|
第47回国家映画賞 | 美術賞 | ニティン・チャンドラカント・デサイ | 受賞 |
音楽監督賞 | イスマーイール・ダルバール | ||
振付賞 | ヴァイバヴィ・メルチャント | ||
撮影賞 | アニル・メータ | ||
第45回フィルムフェア賞 | 作品賞 | サンジャイ・リーラー・バンサーリー | |
監督賞 | |||
主演男優賞 | サルマーン・カーン | ノミネート | |
アジャイ・デーヴガン | |||
主演女優賞 | アイシュワリヤー・ラーイ | 受賞 | |
男性プレイバックシンガー賞 | ユディット・ナラヤン(「Chand Chupa Badal Mein」) | ||
美術賞 | ニティン・チャンドラカント・デサイ | ||
撮影賞 | アニル・メータ | ||
振付賞 | サロージ・カーン(「Nimbooda」) | ||
作曲賞 | アンジャン・ビスワス | ||
R・D・ブルマン賞 | イスマーイール・ダルバール | ||
スター・スクリーン・アワード | 作品賞 | サンジャイ・リーラー・バンサーリー | |
監督賞 | |||
主演女優賞 | アイシュワリヤー・ラーイ | ||
女性プレイバックシンガー賞 | カビータ・クリシュナマーシー | ||
脚本賞 | サンジャイ・リーラー・バンサーリー、ケネス・フィリップス | ||
第1回国際インド映画アカデミー賞 | 作品賞 | サンジャイ・リーラー・バンサーリー | |
監督賞 | |||
主演女優賞 | アイシュワリヤー・ラーイ | ||
男性プレイバックシンガー賞 | ユディット・ナラヤン(「Chand Chupa Badal Mein」) | ||
撮影賞 | アニル・メータ | ||
原案賞 | プロタプ・カルヴァット、サンジャイ・リーラー・バンサーリー | ||
台詞賞 | アムリク・ギル | ||
脚本賞 | サンジャイ・リーラー・バンサーリー | ||
振付賞 | サロージ・カーン | ||
録音賞 | ジーテンドラ・チョードリー | ||
再録音賞 | スシュミタ・セン | ||
ジー・シネ・アワード | 作品賞 | サンジャイ・リーラー・バンサーリー | |
監督賞 | |||
主演女優賞 | アイシュワリヤー・ラーイ | ||
フェイス・オブ・ザ・イヤー | |||
男性プレイバックシンガー賞 | ユディット・ナラヤン | ||
女性プレイバックシンガー賞 | カビータ・クリシュナマーシー | ||
ジー・ゴールド・アワード | 監督賞 | サンジャイ・リーラー・バンサーリー | |
審査員選出主演女優賞 | アイシュワリヤー・ラーイ | ||
男性プレイバックシンガー賞 | クマール・サーヌー | ||
衣装デザイン賞 | ニーター・ルッラー | ||
撮影賞 | アニル・メータ | ||
脚本賞 | サンジャイ・リーラー・バンサーリー |
出典
編集- ^ a b “Hum Dil De Chuke Sanam”. boxofficeindia. BOI. 5 April 2017閲覧。
- ^ “Straight From the Heart”. Rotten Tomatoes. 27 May 2013閲覧。
- ^ “Hum Dil De Chuke Sanam (1999)”. IMDb. 2018年9月4日閲覧。
- ^ “Filmfare nominations 1999”. IndiaTimes.com. 8 July 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。20 May 2010閲覧。
- ^ “Hum Dil De Chuke Sanam Music Review”. 2018年9月4日閲覧。
- ^ “Box Office 1999”. BoxOfficeIndia.Com. 18 September 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。19 May 2010閲覧。
- ^ “Box Office India overseas earners”. BoxOfficeIndia.Com. 19 May 2010閲覧。
- ^ “Planet-Bollywood - Film Review - Hum Dil De Chuke Sanam”. Indolink.com (18 June 1999). 27 September 2011閲覧。
- ^ “Rediff On The NeT, Movies: The review of Hum Dil De Chuke Sanam”. Rediff.com (17 June 1999). 27 September 2011閲覧。
- ^ Eisner, Ken (5 November 2000). “Variety Reviews - Straight From the Heart - Film Reviews - - Review by Ken Eisner”. Variety.com. 27 September 2011閲覧。
- ^ “Hum Dil De Chuke Sanam”. Filmfare. 16 February 2001時点のオリジナルよりアーカイブ。25 October 2015閲覧。