モーリス・ジョーンズ=ドリュー

モーリス・ジョーンズ=ドリューMaurice Jones-Drew , 1985年3月23日 - )は、カリフォルニア州オークランド出身の元プロアメリカンフットボール選手。ポジションはランニングバック(RB)。NFLジャクソンビル・ジャガーズオークランド・レイダースに所属した。愛称はMJD。

モーリス・ジョーンズ=ドリュー
Maurice Jones-Drew
refer to caption
2011年の試合から
基本情報
ポジション ランニングバック
生年月日 (1985-03-23) 1985年3月23日(39歳)
出身地 アメリカ合衆国カリフォルニア州オークランド
身長: 5' 7" =約170.2cm
体重: 210 lb =約95.3kg
経歴
大学 UCLA
NFLドラフト 2006年 / 2巡目全体60位
初出場年 2006年
初出場チーム ジャクソンビル・ジャガーズ
所属歴
2006-2013 ジャクソンビル・ジャガーズ
2014 オークランド・レイダース
受賞歴・記録

  • プロボウル選出3回:2009年、2010年、2011年
  • オールプロ選出3回:2009年、2010年、2011年
  • NFLシーズンラッシングリーダー:2011年
NFL 通算成績
ラン獲得ヤード 8,167ヤード
平均ラン獲得ヤード 4.4ヤード
TDラン 68
レシーブ獲得ヤード 2,944ヤード
TDレシーブ 11回
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

経歴 編集

プロ入り前 編集

カリフォルニア州オークランド出身。産まれた時の名前は「モーリス・クリストファー・ドリュー」だった。 De La Salle High Schoolに進学し、オフェンスではランニングバック、およびリターナーとして活躍。高校時代を通じて約2000ヤード(平均約12ヤード)、26タッチダウンを挙げるかたわら、陸上でも400メートルリレーのメンバーとして州王者に輝いた。また16歳の時には100メートル走で10秒80を記録している。

奨学金を得てUCLAに進むと、2005年シーズンにはパントリターナーとしてNCAA新となる1リターン平均28.5ヤードを記録した。

プロ入り後 編集

2006年NFLドラフト2巡でジャクソンビル・ジャガーズに指名された。

2009年、5年3100万ドルの契約を結んだ[1]フレッド・テイラーニューイングランド・ペイトリオッツに移籍した後、ジャガーズのエースRBとなり、その年1391ヤードを走った。9月27日のヒューストン・テキサンズ戦では119ヤードを走り3TDをあげて、31-24の勝利に貢献した[2]

2010年、12月5日のテネシー・タイタンズ戦で自己ベストの186ヤードを走り、5試合連続で100ヤード以上を走った[3]。前年に続いてプロボウルに選ばれたが、ひざの手術のため、出場を辞退、クリス・ジョンソンが代わりに選出された[4]

2011年1月に左膝の内視鏡手術を受けた[5]。この年、1606ヤードを走り、NFLリーディングラッシャーとなった。

2012年、オフシーズンに残り2年残した契約の見直しを求めてホールドアウトを行った[6]。10月21日のオークランド・レイダース戦で負傷交代[7]、その後故障者リスト入りした。

怪我から復帰した2013年は、15試合に出場したものの803ヤード、自己ワーストとなる平均3.4ヤードに終わった。

2014年3月28日、オークランド・レイダースと3年契約を結んだ[8]。この年、43回のランで96ヤードに終わった[9]

人物 編集

170センチ95キロという、フットボール選手としては小柄な体型だが、大柄の守備選手に当たり負けない力強いランが特徴。 また、2010年シーズンレギュラーシーズン第12週のサンディエゴ・チャージャーズ戦では、パスプレーの際にブリッツに入ったショーン・メリマンをブロックし、仰向けに転倒させたこともある。

母方の祖父母に育てられた。大学時代、UCLAの一員として出場した2005年のローズボウルの最中、試合をスタンドで観戦した祖父が心臓発作で急逝してしまう。その後、育ての親である祖父に敬意を示すため、「モーリス・ジョーンズ=ドリュー」と改名した[10][11][12]

3児の父[13]

元NFL選手のT・J・ウォードテロン・ウォード英語版はいとこである[14]

脚注 編集

  1. ^ ジョーンズドリュー、ホールドアウト解決のめど立たず”. NFL JAPAN (2012年8月19日). 2015年5月5日閲覧。
  2. ^ RBジョーンズドリューが3TDラン、ジャガーズ今季初白星”. NFL JAPAN (2009年9月28日). 2015年5月5日閲覧。
  3. ^ RBジョーンズドリューがラン186ヤード、ジャガーズ単独首位に”. NFL JAPAN (2010年12月6日). 2015年5月5日閲覧。
  4. ^ RBジョンソン、ジョーンズドリューに代わりプロボウル選出”. NFL JAPAN (2011年1月15日). 2015年5月5日閲覧。
  5. ^ RBジョーンズドリュー、左ひざは順調に回復”. NFL JAPAN (2011年4月7日). 2015年5月5日閲覧。
  6. ^ MJDがオーナー発言に反発、トレード要求か”. NFL JAPAN (2012年8月22日). 2015年5月5日閲覧。
  7. ^ RBジョーンズドリュー、手術回避も長期離脱は必至”. NFL JAPAN (2012年10月24日). 2015年5月5日閲覧。
  8. ^ レイダースまた補強、RBジョーンズドリューと3年契約”. MFL JAPAN (2014年3月29日). 2015年5月5日閲覧。
  9. ^ RBジョーンズドリュー、レイダースで現役続行を希望”. NFL JAPAN (2015年1月8日). 2015年5月5日閲覧。
  10. ^ Peters, Ken (2005年10月29日). “Maurice Drew's No. 1 fan is always with him at UCLA”. Tuscaloosa News. Associated Press: p. 4F. https://news.google.com/newspapers?id=58oyAAAAIBAJ&sjid=wqcEAAAAIBAJ&pg=6696%2C4562943 
  11. ^ Curtis, Jake (2005年10月28日). “Running with a spirit - Bruins star's biggest fan was his late grandfather”. Sfgate.com. http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2005/10/28/SPGTMFFHH91.DTL&hw=Maurice+Jones&sn=002&sc=538 2011年12月27日閲覧。 
  12. ^ Late grandfather has lasting impact on Drew”. MSNBC (2005年10月26日). 2011年12月27日閲覧。
  13. ^ Maurice Jones-Drew talks football, family” (2012年1月10日). 2012年1月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年6月30日閲覧。
  14. ^ http://www.cleveland.com/browns/index.ssf/2010/11/its_another_missed_chance_for.html