ヨーロッパヨシキリ

旧世界ムシクイ類の鳥

ヨーロッパヨシキリ(Acrocephalus scirpaceus )は、旧世界ムシクイ類の鳥である。ヨーロッパ全土から温帯の西アジアで繁殖し、サハラ砂漠以南のアフリカで越冬する。ヨーロッパヨシキリは、カッコウ托卵される種の1つである。

ヨーロッパヨシキリ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
亜目 : スズメ亜目 Passeri
小目 : スズメ小目 Passerida
上科 : ウグイス上科 Sylvioidea
: ヨシキリ科 Acrocephalidae
: ヨシキリ属 Acrocephalus
: ヨーロッパヨシキリ A. scirpaceus
学名
Acrocephalus scirpaceus (Hermann, 1804)
英名
Eurasian Reed Warbler

形態

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体長は12.5から14cm程度で、成鳥の背中は筋のない茶色で、腹は淡黄色である。額は平たく、くちばしは尖っている。他の多くのヨシキリと同様に性別は識別可能だが、若鳥では難しいこともある。ヨーロッパヨシキリの外見はオオヨシキリに似ているが、オオヨシキリの方が大きく、強い眉斑を持つ。

生態

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低木の茂るヨシ原に生息する。ヨシキリ属に典型的な、ゆっくりとカタカタいうような声で鳴く。また他の多くのヨシキリと同様に食虫性であるが、ベリー等の小さな食物も食べる。

ヨシでできたバスケット状の巣に3から5個の卵を産み、10日から11日で孵化する。一夫一婦制である[2]

画像

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出典

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  1. ^ BirdLife International (2012). "Acrocephalus scirpaceus". IUCN Red List of Threatened Species. Version 2013.2. International Union for Conservation of Nature. 2013年11月26日閲覧
  2. ^ Leisler, B. & Wink, Michael (2000): Frequencies of multiple paternity in three Acrocephalus species (Aves: Sylviidae) with different mating systems (A. palustris, A. arundinaceus, A. paludicola). Ethology, Ecology & Evolution 12: 237-249. PDF fulltext

外部リンク

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