ラシード・スニャーエフ
ラシード・スニャーエフ(Rashid Alievich Sunyaev、Рашид Алиевич Сюняев1943年3月1日 - )は、ウズベク・ソビエト社会主義共和国(現ウズベキスタン)タシュケント生まれの天体物理学者である。ヤーコフ・ゼルドビッチと共に、銀河団内のガスによって宇宙背景放射の見かけの平均エネルギーが高くなるというスニャーエフ・ゼルドビッチ効果の存在を予言したことなどで知られる。
Rashid Sunyaev ラシード・スニャーエフ | |
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![]() ラシード・スニャーエフ(2010) | |
生誕 |
1943年3月1日(80歳)![]() |
国籍 |
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研究分野 | 天体物理学 |
研究機関 |
ロシア科学アカデミー マックス・プランク研究所 |
出身校 |
モスクワ工科大学 モスクワ大学 |
主な業績 | 宇宙マイクロ波背景放射 |
主な受賞歴 | 受賞歴の節参照 |
プロジェクト:人物伝 |
モスクワ工科大学、モスクワ大学で学び、1992年からロシア科学アカデミーの高エネルギー宇宙部門の部長、マックス・プランク研究所宇宙物理研究所の所長などをつとめている。ゼルドビッチとともにスニャーエフ・ゼルドビッチ効果を提案した他、ニコライ・シャクラとともにブラックホールの降着円盤モデルなどの分野においても業績がある。
ドイツとロシアの二重国籍を持つ。
受賞歴編集
- ブルーノ・ロッシ賞(1988年)
- 王立天文学会ゴールドメダル(1995年)
- ブルース・メダル(2000年)
- ハイネマン賞天体物理学部門(2003年)
- グルーバー賞宇宙論部門(2003年)
- ジャンスキー賞(2005年)
- カール・シュヴァルツシルト・メダル(2007年)
- クラフォード賞(2008年)
- キング・ファイサル国際賞科学部門(2009年)
- 京都賞基礎科学部門(2011年)
- ベンジャミン・フランクリン・メダル(2012年)
- エディントン・メダル(2015年)
- オスカル・クラインメダル(2015年)
- クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞(2017年)
- マルセル・グロスマン賞(2018年)
- ICTPのディラック・メダル(2019年)
- マルセル・グロスマン賞(2021年)