リジェ・JS5 (Ligier JS5) は、リジェチームが1976年シーズンF1参戦に用いたフォーミュラカーである。最高成績は2位。

リジェ・JS5
イタリアGPにてJS5(インダクションポッド規制後)をドライブする ジャック・ラフィット
イタリアGPにてJS5(インダクションポッド規制後)をドライブする
ジャック・ラフィット
カテゴリー F1
コンストラクター フランスの旗 リジェ
デザイナー フランスの旗 ジェラール・ドゥカルージュ
フランスの旗 ミッシェル・ポイジョン
フランスの旗 ポール・カリロ
後継 リジェ・JS7
主要諸元
シャシー アルミニウムモノコック
エンジン マトラ MS73, 3.0リッター, 490馬力, 11,500rpm V12, ミッドエンジン, 縦置き
トランスミッション ヒューランド TL 2-200 5速
重量 605kg
燃料 シェル
タイヤ グッドイヤー
主要成績
チーム リジェ ジタン
ドライバー フランスの旗 ジャック・ラフィット
初戦 ブラジルの旗 1976年ブラジルグランプリ
出走優勝表彰台ポールFラップ
160310
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概要

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背景

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この年からF1に参戦したギ・リジェはチームポリシーとして『オールフランス』を標榜し、フランスのマトラ製V12エンジンを搭載して、多くのフランススポンサーからの潤沢な資金でシーズンを戦った。

1976年シーズン

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画像外部リンク
  アメリカ西GPまで使われた巨大なインダクションポッド

ジャック・ラフィットがドライブするJS5は巨大なインダクションポッドを備え、「ティーポット」と揶揄された。その「ティーポット」部の左右側面にはメインスポンサーであるジタンたばこの商標「踊る貴婦人」のシルエットが大きく描かれていた。第4戦スペインGP以降、その大きすぎるインダクションが危険であると判断され、即時に効力を発するレギュレーション改正により車高制限が設けられてしまった。このため巨大なインダクションポッドは姿を消し、コンベンショナルな形状に変えられた。

この特異な形状が取り沙汰されたものの、速さは十分備えており、イタリアGPでチーム初のポールポジションを獲得。ベルギーGP、イタリアGPで3位、オーストリアGPで2位に入賞する。シーズンでの総獲得ポイントは20で、デビューイヤーながらコンストラクターズランキング5位となった。

F1における全成績

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(key) (太字ポールポジション

シャシー エンジン タイヤ No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 ポイント 順位
1976年 JS5 マトラ MS73
3.0 V12
G BRA
 
RSA
 
USW
 
ESP
 
BEL
 
MON
 
SWE
 
FRA
 
GBR
 
GER
 
AUT
 
NED
 
ITA
 
CAN
 
USE
 
JPN
 
20 5
26   ジャック・ラフィット Ret Ret 4 12 3 12 4 14 Ret Ret 2 Ret 3 Ret Ret 7

参照

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外部リンク

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