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ルース・ベネディクト(Ruth Benedict、1887年6月5日 - 1948年9月17日)は、アメリカ合衆国文化人類学者。ニューヨーク生まれ。日本文化を説明した『菊と刀』の著者として知られる。

ルース・ベネディクト
ルース・ベネディクト(1937年)
人物情報
全名 Ruth Fulton Benedict
生誕 Ruth Fulton
(1887-06-05) 1887年6月5日
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク
死没 (1948-09-17) 1948年9月17日(61歳没)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク
出身校 コロンビア大学
配偶者 Stanley Benedict
両親 Frederick Fulton, Beatrice Fulton
学問
研究分野 文化人類学
研究機関 コロンビア大学
博士課程
指導教員
フランツ・ボアズ
主要な作品菊と刀
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目次

人物編集

大学はヴァッサー大学に学んだ。卒業は、1909年である。ニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチの講義で人類学に出会った後、1919年コロンビア大学大学院で学び始め、フランツ・ボアズの指導を受け、PhDを取得、1923年教員の1人となる。二度の結婚歴があるが、教え子であったマーガレット・ミードと恋仲にあった。彼女は、1930年代の初めまでアン・シングルトン(Anne Singleton)のペンネーム文も書いていた。[1]

彼女の『文化の型』(1934年)は、あらゆる人間社会の中で現れてくる行動パターンの形成過程を記述し、文化の相対主義を表現したものであった。専門的な題材を扱ったにもかかわらず、本書は戦前期のアメリカで最も広く読まれた文化人類学の著作となった。執筆期間を通じて、言語学者エドワード・サピーア、精神科医ハリー・スタック・サリヴァンの他、シカゴ学派との交流が深かった。

1936年、コロンビア大学の助教授に昇任すると、アメリカ合衆国が第二次世界大戦に参入するに当たって戦争に関連した研究や助言のため戦争情報局に招集された。日本班チーフとしてベネディクトがまとめた報告書「Japanese Behavior Patterns (日本人の行動パターン)」を基に「菊と刀」が執筆された。同時期に、アメリカ軍のために人種的な偏見について学問的な解説を企てた著作も発表している。軍は、軍事的な効率と関係する人種的に動機付けられた行動に関心を持っていたと言われている。これらの活動を通して、racism(人種主義、人種差別主義)の語を一般に定着させた人物でもある。[2]

第二次世界大戦後編集

1946年戦時中の調査結果をもとに代表作『菊と刀』を出版する。

彼女は戦後も教育活動を続け、死のわずか2ヵ月前にようやく正教授に任じられた。1948年9月17日、ニューヨークで亡くなっている。

著書編集

共著編集

  • The Races of Mankind, with Gene Weltfish, (Public Affairs Committee, 1943年).

脚注編集

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  1. ^ 1887-1948,, Benedict, Ruth,. An anthropologist at work. Mead, Margaret, 1901-1978,. New Brunswick [N.J.]. ISBN 9781412818506. OCLC 693750983. https://www.worldcat.org/oclc/693750983. 
  2. ^ Hilary., Lapsley, (1999). Margaret Mead and Ruth Benedict : the kinship of women. Amherst, Mass.: University of Massachusetts Press. ISBN 0585319073. OCLC 45843549. https://www.worldcat.org/oclc/45843549. 

日本語参考文献編集

  • M.ミード編著 松園万亀雄訳『人類学者ルース・ベネディクト その肖像と作品』 社会思想社 1977
  • 西義之 『新・「菊と刀」の読み方 戦後日本と日本人の変容の歴史を再点検する』 PHP研究所 1983
  • マーガレット・M.カフリー 福井七子,上田誉志美訳『さまよえる人ルース・ベネディクト』 関西大学出版部 1993
  • 副田義也『日本文化試論 ベネディクト『菊と刀』を読む』 新曜社 1993
  • ポーリン・ケント『『菊と刀』のうら話』 国際日本文化研究センター 1998
  • 森貞彦『『菊と刀』再発見』 東京図書出版会 2002
  • ヒラリー・ラプスリー 伊藤悟訳『マーガレット・ミードとルース・ベネディクト』 明石書店 2002
  • 森貞彦『みなしご「菊と刀」の嘆き 学界の巨頭たちが犯した大過』 東京図書出版会 2003
  • 森貞彦『「菊と刀」注解 増補改訂版(上・下)』 オンブック 2010

関連項目編集