ロッテンハッツRotten Hats)は日本の6人組バンドである。

ロッテンハッツ
Rotten Hats
出身地 日本の旗 日本
ジャンル J-POP
ロック
活動期間 1989年 - 1994年
レーベル キューン・ソニーレコード
(1992年 - 1994年)
メンバー 片寄明人(ボーカル・ギター)
真城めぐみ(ボーカル・コーラス)
木暮晋也(ギター・バンジョー・ボーカル)
中森泰弘(ギター・マンドリン・ボーカル)
高桑圭(ベース・ボーカル)
白根賢一(ドラム・コーラス)

バンド名の由来は ロバート・ワイアット(Robert wyatt)が1985年にリリースしたアルバム「Old Rottenhat」から得たものである。

略歴・概要 編集

  • 1989年ネオGSシーンで活躍していた「ワウワウ・ヒッピーズ」の木暮晋也高桑圭白根賢一と元「ザ・ハワイズ」の中森泰弘、元「ペイズリーブルー」の真城めぐみで結成。
  • 結成当初は「ワウワウ・ヒッピーズ」解散後の木暮晋也と片寄明人が組んだ二人きりのアコースティックデュオとして活動開始、都内での初ライブにて、片寄は「僕はずっといつか木暮と絶対に音楽をやりたいと思っていた」と、木暮への絶大な音楽的信頼ともいえる思いを吐露。また、結成当時にあっても、片寄はギターをあまり弾けなかったようで、木暮にギター奏法を伝授してもらっていたらしい。
  • 二度目のライブから真城がコーラスで加入し、続いて間もなく、中森がマンドリン担当で加入。数か月、都内のライブハウスで月1~2回程度のペースで活動をしていたが、ある時、元「ワウワウ・ヒッピーズ」の高桑、白根が、それぞれベースとドラムスで参加。この時から「ロッテンハッツ」の音楽性はアコースティックな"甘酸っぱい"ギターデュオから、所謂バンド編成へと移行した。
  • それ以前の高桑と白根は、これまたネオGS畑の元「20ヒッツ」ギターの山岸ケンと三人で、ガレージインストギターバンド「グレイト3」と解散前の「ワウワウ・ヒッピーズ」との活動を並行して行っており、「ロッテンハッツ」加入後も「グレイト3」の活動は不定期でやっていたもよう。因みに山岸ケンとは「ファントムギフト」のナポレオン山岸の弟である。
  • メンバーの音的嗜好の根底にモータウン好きがあるせいなのか、バンド編成となった6人メンバー全員がソロ歌唱可能であった。
  • アコースティック・ギターの他にも、バンジョーマンドリンウッドベースなどを使用し、カントリー、スワンプ・ロック、テックス・メックスなどのアメリカン・ルーツ・ミュージックAORなどを取り入れたサウンドを得意とした。
  • ライブハウスなどで活動し、メジャーデビュー直後のORIGINAL LOVEの前座を務めたこともあった。
  • UKプロジェクトからインディーズリリース後、1992年11月1日、キューン・ソニーレコード(現キューンミュージック)からメジャーデビュー。メジャーでの2枚のアルバムは、佐橋佳幸プロデュース編曲を務めた。
  • 1993年、『SURF&SNOW』(TBSラジオ)のエンディングテーマを担当、同年4月から流れ始める(1994年10月まで)。同年4月から、『サイバーテレフォンリクエスト』(BAY-FM)内の番組『ミッドナイトカレイドスコープ』(毎週月曜日~木曜日26:40~26:50頃)のDJを1994年3月まで担当するが、メンバーそれぞれの音楽性に相違が生じたのが元となって、その1994年に解散。片寄・高桑・白根はGREAT3を、真城・木暮・中森ヒックスヴィルを結成した。

メンバー 編集

ディスコグラフィー 編集

シングル 編集

発売日 タイトル カップリング 備考
Indies 1991年11月 CHRISTMAS FOR YOU
1st 1992年11月1日 STAY ALWAYS
2nd 1993年4月21日 WORDS OF LOVE BYE BYE OLD DAYS
3rd 1993年9月9日 CRAZY LOVE SO FAR

アルバム 編集

リリース日 タイトル  収録曲  備考
1991年11月25日 ROTTEN HATS インディーズでリリース
1992年9月21日 Sunshine メジャーデビューアルバム
1993年10月1日 Smile メジャー2ndアルバム

タイアップ一覧 編集

使用年 曲名 タイアップ
1992年 STAY TBS系ドラマ『ホームワーク』挿入歌[1]
1993年 Bye Bye Old Days TBSラジオSURF&SNOW』エンディングテーマ(1993年 - 1994年)[2]

脚注 編集

注釈 編集

出典 編集