ワイルド・エンジェル』(原題:The Wild Angels)は、1966年に製作、公開されたアメリカのバイカー・アクション映画

ワイルド・エンジェル
The Wild Angels
監督 ロジャー・コーマン
脚本 チャールズ・B・グリフィス
製作 ロジャー・コーマン
出演者 ピーター・フォンダ
ナンシー・シナトラ
ブルース・ダーン
音楽 マイク・カーブ
撮影 リチャード・ムーア
編集 モンテ・ヘルマン
製作会社 アメリカン・インターナショナル・ピクチャーズ
配給 アメリカ合衆国の旗 アメリカン・インターナショナル・ピクチャーズ
日本の旗 現代映画
公開 アメリカ合衆国の旗 1966年7月20日
日本の旗 1970年6月12日
上映時間 85分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $360,000[1]
興行収入 アメリカ合衆国の旗 $15,541,070[2]
テンプレートを表示

暴走族集団“ワイルド・エンジェル”を率いるリーダーの若者を中心に、狂騒的に生きる若者たちの姿を描く。バイカー映画の先駆的作品。ロジャー・コーマン製作・監督。

実在するバイカーギャング集団ヘルズ・エンジェルスがエキストラとして出演しているほか、ピーター・ボグダノヴィッチが助監督を務め、クレジットなしで脚本を執筆している[3]

あらすじ 編集

ヘブンリー・ブルースは、カリフォルニアのとある町で暴走族集団“ワイルド・エンジェル”を率いて傍若無人に振るまっていた。

ある日、彼らはメキシコ人不良グループからメンバーのルーザーのオートバイを取り戻すため、グループのいるある町に乗り込み、大乱闘を繰り広げる。警官隊が駆けつけ、双方のグループとも逃亡するが、ルーザーは運悪く警官の銃弾で負傷し、逮捕される。

ルーザーが逮捕され、病院に入れられたことを知ったブルースたちは瀕死のルーザーを病院から運び出すが、彼は間もなく息を引き取ってしまった。

ルーザーの葬式が小さな教会でとり行われるが、牧師の説教にいらだったブルースは、たちまちその場を欲望むき出しの乱痴気騒ぎの宴に変えてしまう。彼らはルーザーの棺桶にナチスの旗をかけて墓地まで行進を始めるが、その途中1人の少年が投石したことから、たちまち乱闘が始まってしまう。

キャスト 編集

※括弧内は日本語吹替(初回放送1975年9月27日 TBS 14:30-16:00)

脚注 編集

  1. ^ Samuel Z Arkoff & Richard Turbo, Flying Through Hollywood By the Seat of My Pants, Birch Lane Press, 1992 p 163
  2. ^ The Wild Angels, Box Office Information”. The Numbers. 2012年4月16日閲覧。
  3. ^ Mark McGee, Faster and Furiouser: The Revised and Fattened Fable of American International Pictures, McFarland, 1996 pp. 243–245

外部リンク 編集