ワールドチャンピオンシップボクシング

ワールドチャンピオンシップボクシング』 (HBO World Championship Boxing、WCBと略される) は、アメリカのケーブルテレビ局・HBOで放送していたプロボクシング中継番組。年間10回ほど放送していた。番組が終了した2018年の番組平均視聴者数は61万4千人だった[3]

HBO World Championship Boxing
ジャンル スポーツ/ボクシング
司会者 ジム・ランプリー(進行役、実況)[1]
マックス・ケラーマン(解説、リポーター、インタビュアーも兼任)[2]
ロイ・ジョーンズ・ジュニア(解説)
国・地域 アメリカ合衆国
言語 英語(時折通訳)
各話の長さ 土曜日(時間は不定)
製作
撮影体制 マルチカメラ
放送
放送チャンネルHBO
映像形式1080i (HDTV)
音声形式サラウンドサウンド
放送期間1973年1月22日 - 2018年11月24日
番組年表
関連番組ボクシングアフターダーク
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日本ではWOWOWエキサイトマッチ」が試合映像を放送していた。

概要

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HBOが放送していたボクシング中継番組で最上位に位置づけられていた番組であり、同じHBOのボクシング中継番組「ボクシングアフターダーク」の上位にワールドチャンピオンシップボクシングが位置づけられていた。アメリカ国内で行われる中量級、重量級の世界タイトルマッチを中心に放送していた。

1973年1月22日、ジョージ・フォアマンvsジョー・フレージャー戦で放送開始。以来、モハメド・アリの試合やマイク・タイソン の試合など、数多くのビッグマッチを放送していた。1990年2月11日、初の日本からの衛星生中継として東京ドームジェームス・ダグラスがマイク・タイソンを下した試合も放送した。

2013年3月、ボクシング放送局としてHBOとライバル関係にあるテレビ局 ショウタイム と繋がりが深いゴールデンボーイ・プロモーションズ傘下の選手の試合を今後は放送しないことを発表した[4]。2015年夏ごろからこの問題は徐々に解消しゴールデンボーイ・プロモーションズ傘下の選手の試合を放送するようになった。しかしゴールデンボーイ・プロモーションズと入れ替わるようにアル・ヘイモン傘下の選手の試合を放送しなくなり、番組終了まで放送しなかった。

2015年6月7日、ティモシー・ブラッドリーvsジェシー・バルガスの前座で行われたオスカル・バルデスvsルベン・タマヨの試合でボクシングアフターダークを含むHBOが放送した試合として1000試合目の放送を迎えた[5]

2018年5月5日、HBOがボクシングの放送を開始して以来45年間の歴史で初めて放送する女子の試合としてセシリア・ブレークフスvsカーリー・レイスを放送した(メインイベントはゲンナジー・ゴロフキンvsバネス・マーティロスヤン[6][7]

2018年9月27日、HBOが年内でボクシングを撤退し、放送を打ち切ることを発表した(ペイ・パー・ビュー放送はゴロフキンVSサウル・アルバレス第2戦で終了)[8]。視聴者数の低下や高コストの番組制作費が撤退の理由として上げられ、HBOスポーツのトップ、ピーター・ネルソンは、「視聴者調査で、ボクシングはもはや契約者がHBOと契約する決定要因ではなくなったことがわかった」と話した[9][10][11]

2018年11月24日、エテズス・アリーナにて行われたディミトリー・ビボルVSジャン・パスカルの放送を最後に45年の歴史に幕を下ろした[12]

出演者

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  • ジム・ランプリー(進行、実況)
  • マックス・ケラーマン(解説、レポーター、インタビュアー)
  • ハロルド・レーダーマン(1986年から、番組内で非公式の独自採点「レーダーマンスコア」を出している。元オハイオ州コミッションの公認ジャッジで1999年まで現役だった[13]
  • ロイ・ジョーンズ・ジュニア(レギュラー解説)
  • バーナード・ホプキンス(解説、ゴールデンボーイ・プロモーションズの放送時限定で解説)

過去の出演者

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日本人選手が放送された試合

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日付 試合 視聴者数 参考
2017年8月26日 ミゲール・コット vs. 亀海喜寛 73万人[14]
2016年9月10日 亀海喜寛 vs. ヘスス・ソト・カラス 66万7千人[15] ローマン・ゴンザレスvsカルロス・クアドラスの前座

脚注

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  1. ^ 三浦勝夫(MACC出版)「海外読物 世界の放送席から」『アイアンマン』11月号増刊(『ボクシング・ビート』11月号)、フィットネススポーツ、2011年10月15日、124頁。 
  2. ^ Kevin Iole (2012年12月13日). “Larry Merchant ends 35-year run Saturday as voice of HBO boxing, conscience of a sport” (英語). Yahoo! Sports. 2013年1月5日閲覧。
  3. ^ Plant-Uzcategui PBC on FS1 Card Peaks at 986,000 Viewers”. Boxing Scene.com (2019年1月15日). 2019年2月19日閲覧。
  4. ^ HBO severs ties with Golden Boy”. ESPN.com (2013年3月20日). 2013年6月26日閲覧。
  5. ^ Fight No. 1,000 on deck for HBO”. ESPN.com (2015年6月24日). 2015年11月19日閲覧。
  6. ^ Welterweight champion Cecilia Braekhus will be part of first women's bout televised by HBO”. ESPN.com (2018年4月27日). 2018年6月27日閲覧。
  7. ^ ニカラグアが政情不安 5.5ロマゴンは出場せず Boxing News(ボクシングニュース) 2018年4月28日
  8. ^ HBOがボクシング撤退 年内で中継打ち切り Boxing News(ボクシングニュース) 2018年9月28日
  9. ^ HBO Says It Is Leaving the Boxing Business”. The New York Times (2018年9月27日). 2018年8月7日閲覧。
  10. ^ HBO's boxing breakup was inevitable”. Yahoo.Sports (2018年9月28日). 2019年1月6日閲覧。
  11. ^ 米ケーブルTV大手HBOがボクシング中継から撤退 有力選手奪われ視聴率苦戦”. スポニチ (2018年9月28日). 2019年1月6日閲覧。
  12. ^ Dmitry Bivol Boxes Past Jean Pascal To Win Decision”. Boxing Scene.com (2018年11月24日). 2019年1月5日閲覧。
  13. ^ Harold Lederman Judging Record”. BoxRec. 2013年12月20日閲覧。
  14. ^ Cotto-Kamegai Peaked at 805K Viewers, Averaged 730K on HBO”. Boxing Scene.com (2017年8月29日). 2017年11月18日閲覧。
  15. ^ Notes: Saunders to defend on Fury-Klitschko II card”. ESPN.com (2016年9月14日). 2016年9月28日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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