三位一体(さんみいったい、ギリシア語: Αγία Τριάδα[2], ラテン語: Trinitas[3], 英語: Trinity, ドイツ語: Dreifaltigkeit[4], ロシア語: Святая Троица[注釈 1])とは、キリスト教において

  1. (=父なる神主権
  2. (=神の子・子なるキリスト)
  3. (=聖霊[注釈 2]
アンドレイ・ルブリョフによるイコン至聖三者』。創世記におけるアブラハムを三天使が訪れた記述を、至聖三者の啓示・象徴として捉える伝統が正教会にはあるが、そのもてなしの食卓の情景を描いたイコンを元に三天使のみが描かれたもの。至聖三者(三位一体の神)そのものは描けないが、至聖三者を象徴する三天使を描いたイコンであるとされる[1]

の三つが「一体(=唯一神・唯一の神)」であるとする教え。

概要編集

成り立ち編集

この教理は1世紀の原始クリスチャンは信仰していなかったが、後にエジプト宗教の影響を受けたエジプトのアレクサンドリアのアタナシオスたちにより公会議にて確立されていった。三位一体説についてブリタニカ百科事典にはこのように説明されている。「この教理は何世紀にもわたり多くの論争を引き起しながら徐々に形づくられていった。当初,旧約聖書から受け継いだ一神教的要求と聖書の教えをギリシア=ローマ的宗教に解釈する必要性からロゴス (言葉) としてのキリストの神性は頂点に立つ神の下に位置するものと解釈されていた。また一方,父,子,聖霊は一つの神のうちにある三つの位格をそれぞれ啓示しているが,神そのものが分れて存在するものではないとする別の解釈もあった。前者には父,子,聖霊にはっきりとした区別を認め,それぞれが同等ではなく,したがって神の単一性も否定 (聖子従属説) し,後者には神の単一性を認めるが,それぞれの位格が異なる (様態説) という特徴がある。父,子,聖霊の違いと単一性の論争が,一つの実体において三つの位格が存在するという教理にまとめられ,一般に認められるようになったのは4世紀になってからである」[5]

1世紀から2世紀に生きたローマのクレメンスアンティオキアのイグナティオスポリュカルポスなどの使徒後教父たちは、キリストのことを神とは別個で劣った従属の霊者、つまり神によって創造され、神のご意志の達成のために神に仕える者として理解していた[6]。その後の2世紀の護教家たちである殉教者ユスティノスタティアノスアテネのアテナゴラスアレクサンドリアのクレメンスなども、キリストが神の下位にいて神に従う者だったという、神とキリストの従属関係にあると教えた。これを従属主義という[7]。この時代やこれ以前の教父たちが聖霊のことを神として取り上げることはなかった[8]

その後の2世紀後半ごろから、キリスト教の教理が確立されていく中で三位一体論について議論が行われてきた[9]。325年、コンスタンティヌス1世はローマ帝国の分裂を恐れ第1ニカイア公会議を開いた。コンスタンティヌスはキリスト教徒でなかったにもかかわらず、積極的に討議を指導し『父と同一の実体[ホモウシオス]に関する』信経の中で神とキリストとの関係を表わした決定的な定式を個人的に提唱した。同皇帝に威圧された司教たちは、わずか二人の例外を除き、多くは不本意ながらもその信経に署名した[10][11]。このようにして、キリストの神性を父なる神よりも下位に置くという使徒教父や護教家、それを継ぐアリウス派の思想は、父なる神と子なる神であるキリストは同質とするニカイア派(アタナシオス派)に退けられ、これ以降アリウス派は排斥されていった[12][13]。コンスタンティヌスは各司教たちにこの信条を圧力をかけて受け入れさせた[14]

しかしながら、第1ニカイア公会議で認められた「ニカイア信条」ではキリストは「父と同一」であるとされたが、この時点では完全には「聖霊」は神であるとされておらずアリウス(アレイオス)によって「聖霊は神ではない」と主張され、三位一体についての議論は続いた[15]。このころカイサリアのバシレイオスナジアンゾスのグレゴリオスニュッサのグレゴリオスのカッパドキア三教父らは「一つの本性と三つのペルソナ」としてニカイア信条を表現している[15]。381年、ローマ皇帝テオドシウス1世が開いた第1コンスタンティノポリス公会議においてニカイア信条は改訂され、「預言者を通して話された聖霊」を神とする「ニカイア・コンスタンティノポリス信条」が認められた[15]。このように第1ニカイア公会議(第一全地公会、325年)から第1コンスタンティノポリス公会議(第二全地公会、381年)の頃にかけて、三位一体論の定式が(論争はこの二つの公会議が終わった後もなお続いていたが)整理されていった[16][17]。ニカイア・コンスタンティノポリス信条は、正教会、カトリック教会、聖公会、また多数のプロテスタント教会、カルケドン公会議以前に分離した東方諸教会など多くの教会で認められている[15]

新約聖書にて三位一体について触れていると思われてきたヨハネの手紙一5:7-8(ヨハネ句)については過去多くの議論が行われてきた[18]。この節の偽筆についておおよそ5世紀頃のラテン語版では「父と御言葉と御霊、この三者は一つ」と言及されており、この句は、かつては注釈であったものが本文へと含められたとも考えられている[18]。このラテン語版から翻訳されたギリシア語版では「「天において、父、言葉、聖霊、この三者は一つであり、地上で証言する者は三者である」と記された[18]。いくつかの版ではより一般的な語順で「父と子と聖霊」と記された[18]。その後のギリシャ語写本の研究により、現在では多くの訳でこの偽筆が除かれていたり注釈付きで記され[19]、「あかしをするものが、三つある。」「御霊と水と血とである。そして、この三つのものは一致する。」(ヨハネの第一の手紙(口語訳)#5:7)のように記述されている。

古代世界で三つ組の異教の神々の崇拝が至る所で普通に行なわれていた。その影響はキリスト以前,またその当時,ならびにそれ以後の何世紀もの間,エジプトなどのオリエント世界,ギリシャ,およびローマなどのヘレニズム世界でも優勢であった。歴史家ウィル・デュラントは「キリスト教は異教を破壊したのではなく,逆にそれを採用した。……神聖なる三位一体の考えはエジプトから来たものである」と述べている[20]。また,ジーグフリート・モレンツは「エジプト人の宗教」という本の中でこう指摘している。「三位一体はエジプトの神学者の主要な重大関心事であった。……三つの神が結び合わされて,単一の存在として扱われ,単数形で呼びかけられた。このように,エジプト人の宗教の精神的な影響力は,キリスト教神学と直接結び付いていることを示している」。また、「キリスト教の歴史」によると、三位一体論における位格、本質というような概念がギリシャ哲学の概念であり、キリスト教本来のものではないことが示されている[21]

キリスト教諸宗派での認識編集

キリスト教の諸教会[注釈 3] において、三位一体は、「三神」(三つの神々)ではない[22][23][24][25]。また「父と子と聖霊は、神の三つの様式でしかない」「神が三役をしている」といった考え(様態論)も否定される[26][27][28]

聖公会日本聖公会)等では聖堂名・学園名など主に固有名詞の一部として、「聖三一」の語も使われる[29]正教会日本ハリストス正教会)では「至聖三者(しせいさんしゃ)」と訳される(但し「三位一体」の表記も用いられないわけではない)[30]

キリスト教系新宗教編集

エホバの証人は三位一体が聖書の教えではないとの見解を固く主張する[31]

概念編集

定式編集

三位一体論をめぐり整理された定式において、神は、一つの実体(本質、本體[32]: ουσία[注釈 4], : substantia)と、「父なる神」・「ロゴス」(λόγος) である子なる神(イエス・キリスト)・および「聖霊(聖神)[注釈 2]」の三つの位格: υπόστασις[注釈 5], : persona)において、永遠に存在すると言い表されている[4][28]

箇条書きにすれば

となる。

西方教会における「三位一体の盾」(紋章)の説明編集

西方教会カトリック教会聖公会プロテスタント)の優勢な地域において中世から現代まで各種紋章に使われる「三位一体の盾」と呼ばれる図式がある。現代でも聖公会トリニダード・トバゴ教区やチャンネル諸島ジャージーのトリニティ行政区の紋章などに使われている[33][34]

正教会でも現代では三位一体の説明に使われないわけではないが[35]、用例は稀である[要出典]

 
左側は1210年頃に描かれた図式を抽出したもの。右側は20世紀末のプロテスタントの書籍に使われた図式[36]

この図式には諸画像からも分かる通り、「父なる神」(ラテン語: PATER)、「子なる神」(ラテン語: FILIUS)、「聖霊なる神」(ラテン語: SPIRITUS SANCTUS)の配置場所や、その繋ぎ方等において、様々なバリエーションがあるが、共通する内容を箇条書きすると以下のようになる。

  • 「父」は神である(ラテン語: PATER est DEUS, 英語: The Father is God)。
  • 「子」は神である(ラテン語: FILIUS est DEUS, 英語: The Son is God)。
  • 聖霊は神である(ラテン語: SPIRITUS SANCTUS est DEUS, 英語: The Holy Spirit is God)。
  • 神は「父」である(ラテン語: DEUS est PATER, 英語: God is The Father)。
  • 神は「子」である(ラテン語: DEUS est FILIUS, 英語: God is The Son)。
  • 神は聖霊である(ラテン語: DEUS est SPIRITUS SANCTUS, 英語: God is The Holy Spirit)。
  • 「父」は「子」ではない(ラテン語: PATER non est FILIUS, 英語: The Father is not The Son)。
  • 「子」は「父」ではない(ラテン語: FILIUS non est PATER, 英語: The Son is not The Father)。
  • 「父」は聖霊ではない(ラテン語: PATER non est SPIRITUS SANCTUS, 英語: The Father is not The Holy Spirit)。
  • 聖霊は「父」ではない(ラテン語: SPIRITUS SANCTUS non est PATER, 英語: The Holy Spirit is not The Father)。
  • 「子」は聖霊ではない(ラテン語: FILIUS non est SPIRITUS SANCTUS, 英語: The Son is not The Holy Spirit)。
  • 聖霊は「子」ではない(ラテン語: SPIRITUS SANCTUS non est FILIUS, 英語: The Holy Spirit is not The Son)。

これらの図には、中心に配置されている「神」(ラテン語: Deus)を含め4つの要素で図が構成されているが、上述の定式(一本質、三位格)にも示されている通り、「四つの神」「四神論」等を示すものではない。

他の聖書解釈との比較編集

「(ニカイア・コンスタンティノポリス信条における)三位一体論ではないもの」を説明する、いわば消去法のような形で、(ニカイア・コンスタンティノポリス信条における)三位一体論に接近する手法がある。正教会においては「三位一体そのものを説明するよりも、三位一体でないものを説明し、それを否定する方がより正確」とされる[26]

ニカイア・コンスタンティノポリス信条とその他の教派編集

「三位一体」は、カトリック教会[3]聖公会[37]プロテスタント[38][39][40][41]正教会[16]東方諸教会[42] においてはキリスト教における中心的な教えの1つであり、ニカイア・コンスタンティノポリス信条の一つである。

なお、東方諸教会(非カルケドン派)も三位一体論においては他派と異なるところはないとされる[要出典]。東方諸教会が他派と異なるのはキリスト論合性論)においてである[要出典]

他方、キリスト教系の新宗教であるユニテリアンエホバの証人モルモン教統一協会(正式名称:世界平和統一家庭連合)、クリスチャン・サイエンスイエス之御霊教会キリストの幕屋、等の諸教派は三位一体を否定する[43]

「『子』と聖霊は被造物である」編集

「『子』と聖霊は被造物である」とする考えは、ニカイア・コンスタンティノポリス信条から否定される[26][44]

アリウス派は「子」も神的であるとは言おうとしていたが、その神性は神の養子とされたことによるものであり、「子」は被造物であるとした。この主張は第1ニカイア公会議(第一全地公会、325年)、および第1コンスタンティノポリス公会議(第二全地公会、381年)で否定された[45]キリスト教系の新宗教であるエホバの証人もこの派と同様の教理を持っている[46]

モナルキア主義編集

三位一体を否定するほどに神の唯一性を主張するモナルキア主義英語: Monarchianism)も、ニカイア・コンスタンティノポリス信条派から否定される[47]。モナルキア主義は大きく二つに分けられる。

様態論的モナルキア主義(「三様式」「三役」)編集

「イエスも事実、神であり、聖霊も事実、神である」と主張する一方で、「『父』、『子』、『聖霊』とは、時代によって神が自分を表す様式(mode)を変えていったもの」「一人三役のようなもの」と主張する考えは、様態論的モナルキア主義(英語: modalistic monarchianism)と呼ばれ、ニカイア・コンスタンティノポリス信条派から否定される[26][47][48]

サベリウス主義が代表的事例として挙げられるが、史料の不足・欠如により、サベリウス(2世紀~3世紀)本人が何を教えたのかを厳密に知る事は不可能である[28]

力動的モナルキア主義編集

「父だけが神であり、イエスに宿ったのは神の『力』(デュナミス、ギリシア語: δύναμις[注釈 9])に過ぎない」とする考えは、力動的モナルキア主義(英語: dynamic monarchianism)と呼ばれ、ニカイア・コンスタンティノポリス信条派から否定される[47][48]

三神論編集

父なる神・子なる神・聖霊は、三つの神ではないとされ、三位格は三神ではないとされる[23][24][26][49](なお、こうした他の聖書解釈が歴史上まとまった形で出現したことはないともされるが[50]、幾つかの事例につき「三重の神性」への傾斜として批判的に指摘されることはある[51])。

三位一体論の難解さ編集

三位一体論が難解であることはニカイア・コンスタンティノポリス信条派においても前提となっている。

正教会においては、「三つが一つであり、一つが三つというのは理解を超えていること」とし、三位一体についても「理解する」対象ではなく「信じる」対象としての神秘であると強調される[16]

カトリック教会においても、神は自身が三位一体である事を啓示・暗示してきたが、神自身が三位一体であることは理性のみでは知り得ないだけでなく、神の御子受肉聖霊の派遣以前には、イスラエルの民の信仰でも知り得なかった神秘であるとされる[52]。しかしアイデアの源はオリエント周辺の諸宗教の三位一体の神にも見られており、またユダヤ教のカバラでも数秘術として存在する。このことから、三位一体は他宗教と同様に王権神授説の肯定のための教義や神秘主義の一つとも取れる。

教会での用例編集

祈祷文編集

祈祷においては、カトリック教会典礼・祈祷、聖公会および一部プロテスタントの祈りにおいて「父と子と聖霊の御名において」、正教会奉神礼で「父と子と聖神(せいしん)の名に依る(よる)」[53] と唱えられることに反映されている(ギリシア語: Εις το όνομα του Πατρός και του Υιού και του Αγίου Πνεύματοςラテン語: In nomine Patris et Filii et Spiritus Sancti)。祈祷の例[54]

図像における表現編集

カトリック教会ではルブリョフとともに「老人の姿の父、キリスト、鳩または火の姿で表される聖霊」の図像も広く用いられている。代表的な作例にマザッチオの『聖三位一体』がある。これは十字架上のキリストとともに父および鳩の形をした聖霊を描いたものである。

正教会では、アンドレイ・ルブリョフが描いたものが代表的な、アブラハムを訪ねる三人の天使(『創世記』)に拠る『至聖三者』の聖像が、唯一正当な至聖三者の図像表現として公認される。これは西方にも伝わり、聖像を用いる教派で使われている[55]

このほかに、正教会でも近代に西方から入った「老人の姿の父、全能者ハリストス(キリスト)、鳩または火の形をした聖霊」という図像もある。これは公認されていないが、ロシアを中心に伝播している。それより古く西方から入った「老人の姿の父、幼子キリスト、鳩または火の形をした聖霊」の図像は、1667年のモスクワ教会会議により、「見えざる父を描くことはできない。父を顕わす事が出来るのはキリストだけである」との理由にもとづき禁止された[56]

伝統の持続編集

一部のプロテスタント教会においては、16世紀から19世紀にかけて、三位一体論は不合理であるとしたり、信仰者の生活への実際的意味が見出せないとしたりする批判が多くなされた。しかし依然、共同体における生き方のパラダイムとして捉えたり、単純な非三位一体的唯一神論よりも権威主義に通じにくい神の唯一性の再定義を求めるものとして捉えるといったかたちで、三位一体論を肯定し続けている。

キリスト教以外での用例編集

イスラム教において、「アッラーは三位の一つである」というのは「唯一の神の外に神はないのである」、つまりタウヒードの教えに反するとして明確に否定した(クルアーン食卓章』第73節)。

以下は、固有名詞・キャッチフレーズに用いられた例。

 
トリニティ実験
合体 分離
陽+陰→太極 太極→陽+陰
太陽+月→金星 金星→太陽+月
太陽+金星→月 月→太陽+金星
月+金星→太陽 太陽→月+金星
太陽+月→星 星→太陽+月
太陽+星→月 月→太陽+星
月+星→太陽 太陽→月+星
太陽+太陽'→双日 双日→太陽+太陽'
月+月'→双月 双月→月+月'
金星+金星'→双金星 双金星→金星+金星'
星+星'→双星 双星→星+星'

※ 「’」はもう一方「 」と正反対の性質を持つという意味でここでは便宜的に用いる。
※ 「星」=「金星≒シリウス≒北極星」or「7つの星≒七惑星」
※ 「星」=「目」=「G」

 
紀元前数千年の古代メソポタミアおよび古代エジプトに起源を持つ、「プロビデンスの目」は、元々、「太陽(神)」のシンボル(丸、円=瞳)と「月(神)」のシンボル(三日月=瞼、またはアーモンド)を合成したものであり、「金星(神)=光明神」を意味する。「太陽(神)」+「月(神)」→「金星(神)」。また、この「三角形」は、この「目」で表される「神」が、「太陽(神)」でもあり、「月(神)」でもあり、そして、両者の合体した「金星(神)」でもあること、即ち、この「神」が「太陽(神)」と「月(神)」と「金星(神)」の三位一体の存在であることを、意味する。また、「金星(明けの明星)」は、「シリウス」と同等視・同一視され(「金星神信仰」と「シリウス神信仰」の習合)、よって、拡張概念として、「金星(神)」と「シリウス(神)」(と、「北極星」や「太陽・月・金星」を含む七惑星(七つの星=七つの目)や「北斗七星」や「プレアデス(昴)」や「オリオン座」など、その他の星)を意味する、「星」を用いることもある。「太陽(神)」+「月(神)」→「星(神)」。

注釈編集

  1. ^ Святая Троица (Православная энциклопедия "Азбука веры"), ギリシア語"Αγία Τριάδα]"と同様、"Святая Троица"のうち"Святая"は「聖なる」の意なので、"Святая Троица"は直訳的には聖三位一体とも表記し得る。日本正教会訳では「聖三者」となる。
  2. ^ a b 聖霊について、正教会の一員である日本ハリストス正教会は「聖霊」ではなく、「聖神(せいしん)」「神聖神(かみせいしん)」を訳語として採用している
  3. ^ カトリック教会聖公会プロテスタント正教会東方諸教会
  4. ^ a b (ousia):古典ギリシア語再建音からはウーシア、現代ギリシア語からはウシアもしくはウシーアと転写し得る(現代ギリシア語のアクセントは長音のように転写されることも多いが、厳密には現代ギリシア語には長短の区別は無い)。
  5. ^ a b (hypostasis):古典ギリシア語再建音からはヒュポスタシス、現代ギリシア語からはイポスタシスと転写し得る。
  6. ^ 正教会での訳語。読みは「かみちち」
  7. ^ 正教会での訳語。読みは「かみこ」
  8. ^ 正教会での訳語。読みは「かみせいしん」
  9. ^ (dynamis):古典ギリシア語再建音からはデュナミス、現代ギリシア語からはディナミスもしくはジナミスと転写し得る

参照元編集

  1. ^ 至聖三者(三位一体)のイコン - 大阪ハリストス正教会 Archived 2010年7月27日, at the Wayback Machine.のページ
  2. ^ Αγία Τριάδα orthodoxwiki, なお"Αγία Τριάδα"のうち"Αγία"は「聖なる」の意なので、"Αγία Τριάδα"は直訳的には聖三位一体とも表記し得る。日本正教会訳では「聖三者」とも訳される。
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  6. ^ The International Standard Bible Encyclopedia, 1982, Volume 2, 513ページ
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  8. ^ The Ante-Nicene Fathers, Volume IV,560ページ
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  11. ^ A Short History of Christianity, by Martin E. Marty, 91ページ
  12. ^ 白取 (1999),「ロシア正教会・セルビア正教会……東方教会はなぜ分離した?」, Kindle版:(1352-1362/1320)
  13. ^ A Select Library of Nicene and Post-Nicene Fathers of the Christian Church, by Philip Schaff and Henry Wace, 1892, Volume IV, page xvii
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  20. ^ The Story of Civilization: Part III,595ページ
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  42. ^ 東方諸教会アルメニア使徒教会からの出典:St. Sahag & St. Mesrob Armenian Apostolic Church
  43. ^ ゴンサレス、鈴木、p255 - p256
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参考文献編集

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  • 白取春彦『この一冊で「キリスト教」がわかる!―誕生・発展の歴史から世界に与えた影響まで』三笠書房、1999年。ISBN 978-4837970781
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関連項目編集

外部リンク編集