中山道明治天皇大井行在所

中山道明治天皇大井行在所(なかせんどうめいじてんのうおおいあんざいしょ)は、岐阜県恵那市にある展示施設(博物館)・交流施設。

中山道明治天皇大井行在所
施設情報
正式名称 恵那市中山道明治天皇大井行在所
前身 大井宿旅籠伊藤家
→大井郵便局
→大井町役場
開館 2021年令和3年)4月1日
所在地 509-7201
岐阜県恵那市大井町80番地1
位置 北緯35度27分17.7秒 東経137度24分48.0秒 / 北緯35.454917度 東経137.413333度 / 35.454917; 137.413333座標: 北緯35度27分17.7秒 東経137度24分48.0秒 / 北緯35.454917度 東経137.413333度 / 35.454917; 137.413333
プロジェクト:GLAM
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改修前の明治天皇大井行在所

恵那市の条例上の名称は恵那市中山道明治天皇大井行在所である[1]

概要 編集

市民の歴史文化等に関する活動及び交流の場、及び建物(中山道明治天皇大井行在所)の保存、公開を目的とする[1]

元は中山道大井宿旅籠伊藤家(池田屋)の建物である。恵那市が購入改修。約1年半かけて当時の様子をできるだけ再現。2021年令和3年)3月27日に記念式典を行い、同年4月1日に開館[2][3]

敷地内には大井宿本陣の北門とも、岩村城の城門であったとも言われる長屋門が移築されている[4]

建物は旅籠伊藤家として江戸時代末期建てられたものである。1880年明治13年)3月に明治天皇が民情視察のため、山梨長野三重京都方面への巡行が決まると、大井宿に同年6月28日に宿泊することとなる。本陣恵那郡役所として使用されていたため、大井宿で最も大きかった旅籠の伊藤家が行在所に指定された。伊藤家は隣家を購入し、座敷棟(御座所、大臣参謀勅任官室、侍従室)、便所、浴室などを増改築を行った[5]。戦後は大井郵便局大井町役場として使用され[5]、その後民間に渡った。

岐阜県まちかど美術館・博物館に登録されている。

施設概要 編集

  • 長屋門
  • 展示スペース(御座所・侍従室・大臣参謀勅任官室・中庭・浴室・便所)※ 行在所として増改築した箇所に該当(中庭を除く)。
  • 交流スペース(和室・囲炉裏の間)※ 旅籠として使用された箇所に該当。

利用案内 編集

  • 開館時間:9:00 - 17:00
  • 休館日:火曜日(その日が祝日に当たる場合はその翌日)、休日の翌日(その日が火曜日に当たる場合は翌日)、年末年始(12月28日 - 1月3日)
  • 入館料:無料

交通アクセス 編集

公共交通機関
自動車

脚注 編集

  1. ^ a b 恵那市中山道明治天皇大井行在所活用条例”. 恵那市. 2022年5月5日閲覧。
  2. ^ 大井宿の新たなシンボルに、行在所がリニューアル(2021年3月30日)”. 恵那市. 2022年5月5日閲覧。
  3. ^ 恵那・中山道明治天皇大井行在所の保存修理工事が終了”. 中日新聞(2021年3月30日). 2022年5月5日閲覧。
  4. ^ 中山道大井宿 明治天皇大井行在所”. 恵那市公式観光サイト. 2022年5月5日閲覧。
  5. ^ a b 広報えな№310(2018年5月)” (PDF). 恵那市. 2022年5月5日閲覧。

外部リンク 編集