中村佑子
中村 佑子(なかむら ゆうこ、1977年 - )は、日本の映画監督、作家。テレビマンユニオン所属
なかむら ゆうこ 中村 佑子 | |||||
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生年月日 | 1977年 | ||||
出生地 | 東京都 | ||||
職業 | 映画監督、作家 | ||||
ジャンル | 映画、テレビ | ||||
主な作品 | |||||
映画 『はじまりの記憶 杉本博司 』 『あえかなる部屋 内藤礼と、光たち』 | |||||
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来歴・人物 編集
1977年、東京都生まれ。桐朋学園小学校、桐朋女子中学校・高等学校を経て[1]、慶應義塾大学文学部哲学科哲学専攻を卒業。
大学卒業後、(株)哲学書房に入社。退社後、塚本晋也監督の現場へ。 2005年、株式会社テレビマンユニオン参加。
2010年 WOWOWの放映番組として制作した『はじまりの記憶 杉本博司』が国際エミー賞・アート部門にノミネート。同作を劇場公開版として再編集し、2012年『はじまりの記憶 杉本博司』渋谷シアター・イメージフォーラムにて公開[2]。3ヶ月半のロングランを果たした後、全国20館上映。
2013年 NHK『ニッポンのジレンマ』、NHKBSプレミアム「幻の東京計画 首都にあり得た3つの夢」を放送。同作は2015ギャラクシー賞奨励賞を受賞。、NHKEテレ「建築は知っている ランドマークから見た戦後70年」放送。
2015年『あえかなる部屋 内藤礼、光たち』が渋谷シアター・イメージフォーラムにて公開[3]。北米最大のドキュメンタリー映画祭HOTDOCS正式招待作品。
2016年文芸誌『すばる』にて翻訳家・西山敦子との往復書簡エッセイ連載「食卓でエクリール」。Vogue Blogにて映画エッセイ不定期連載。
2017年より『すばる』で論考「私たちはここにいる—現代の母なる場所」連載。
2018年より共同通信 美術展評〈アート逍遥〉担当。11月、NHK BS1「地球タクシー レイキャビク 篇」演出。
2019年3月、シアターコモンズ2019 リーディング公演に参加。スーザン・ソンタグ『アリス・イン・ベッド』 構成、演出。
12月、『すばる』の連載終了。Vogue Changeにてブックレビュー連載。
2020年12月、『マザリング 現代の母なる場所』刊行(集英社)。
2021年2月、シアターコモンズ2021 AR体験映画『サスペンデッド』(脚本、演出)、公開。
4月、NHKEテレ「ズームバック×オチアイ」第3回環境論、演出。
2022年4月より立教大学現代心理学部映像身体学部講師。
2022年9月より岩波書店『世界』にて「読んで、観て、聴いて」連載担当。
2022年12月よりmeandyou +河出書房新社サイト「午前三時のソリチュード」連載開始。
2023年1月、NHK WORLD JAPAN「Zero Waste Life #Furniture in Blue」演出
2023年2月、シアターコモンズ2023「まなざしはまなざされない」(立教の学生と参加者がシネエッセイを創作するプロジェクト)レクチャー・演出
2023年11月、『わたしが誰かわからない ヤングケアラーを探す旅』(医学書院”ケアをひらくシリーズ”)刊行
監督作品 編集
長編映画 編集
- はじまりの記憶 杉本博司(2012年)
- あえかなる部屋 内藤礼と、光たち(2015年)
テレビ演出作 編集
- 「はじまりの記憶 現代美術家 杉本博司」演出(WOWOW、2010年)
- 「ニッポンのジレンマ」演出、キャスティング(NHK Eテレ、2012年〜2013年 )
- 「幻の東京計画 —首都にあり得た3つの夢」演出(NHK BSプレミアム、2013年)
- 「ETV特集 建築は知っている —ランドマークから見た戦後70年」演出(NHKEテレ、2014年)
- 「地球タクシー レイキャビク」演出(NHK BS1、2018年)
- 「ズームバック×オチアイ 第3回環境論」演出(NHKEテレ、2021年)
- 「Zero Waste Life #Furniture in Blue」(NHK WORLD JAPAN、2022年)
演劇作 編集
- スーザン・ソンタグ『アリス・イン・ベッド』 リーディング公演(シアターコモンズ2019)
- 『サスペンデッド』AR体験型映画(シアターコモンズ 2021)
著作 編集
- 『マザリング 現代の母なる場所』(集英社、2019年)
- 『わたしが誰かわからない ヤングケアラーを探す旅』(医学書院 ”ケアをひらくシリーズ”、2023年)
脚注 編集
- ^ “Yuko Nakamura” (マレー語). ms-my.facebook.com. 2022年10月1日閲覧。
- ^ “3月公開の杉本博司ドキュメンタリー映画、記者会見で杉本博司、渋谷慶一郎、中村佑子が撮影秘話を語る”. ファッションプレス (2012年1月20日). 2015年9月4日閲覧。
- ^ “内藤礼のアートの本質と、作品に導かれた女性のドキュメンタリー「あえかなる部屋」予告編”. 映画.com (2015年7月24日). 2015年9月4日閲覧。
外部リンク 編集
- ・『はじまりの記憶 杉本博司』公式HP
- 『あえかなる部屋 内藤礼と、光たち』公式HP
- 『あえかなる部屋』 pass the baton 遠山正道×中村佑子対談
- 『アリスインベッド』公式HP
- 『サスペンデッド』公式HP
- 『サスペンデッド 』美術手帖レビュー(アーティスト・サエボーグ評)
- 『サスペンデッド』シアターコモンズレビュー(臨床心理士・猪俣剛評)
- 『マザリング』公式HP
- 『マザリング』まえがき全文公開
- 『マザリング』読売新聞(柴崎友香評)
- 『マザリング』 文春オンライン (犬山紙子評)
- 『マザリング』集英社note きくちゆみこ×中村佑子対談
- 文春オンライン 平野啓一郎×中村佑子対談https://theatercommons.tokyo/2023/program/yuko_nakamura/
- 好書好日インタビュー
- EQUALANDインタビュー
- VOGUE BOOK CLUB連載
- まなざしはまなざされない公式HP
- meandyou 連載:午前3時のソリチュード/中村佑子
- NHK WORLD JAPAN「Zero Waste Life #Furniture in Blue」
- 医学書院”ケアをひらく”シリーズ 『わたしが誰かわからない ヤングケアラーを探す旅』
- わたしが誰かわからない 日経新聞書評(村上靖彦評)
- わたしが誰かわからない 毎日新聞書評(斎藤環評)
- 【中村佑子さんインタビュー】ゴールから逆算し、エビデンスを求められる社会の中で |
- CLEA「ヤングケアラーの内的時間とはどういうものか」
- CLEA「ヤングケアラーだった中村佑子が“固まらないこと”を求めた理由」